【VGC2021 Series8】 PJCS2021予選5位(レート1802) エンテイロンゲ A to Z No.2
1.はじめに
この構築記事は,全3部構成の「エンテイ+オーロンゲ」構築の第2部となります。まだ第1部をご覧になっていない方は,そちらからご覧になることをおすすめします。
また,全3部構成の内容は以下の通りです。
- No.1・・・Series7(主な成績:シーズン12レート2008)
- No.2・・・Series8(主な成績:PJCS2021予選5位,レート1802)
- No.3・・・Series9(主な成績:PJCS2021本戦シニア1位,マスター24位)
それでは,今回も最後までご付き合い頂けると嬉しいです。
2.構築経緯
2-1.突然のルール変更×2
VGC2021のルールは,「Series7のルール(いわゆる全国ダブル)をSeries8以降も継続するだろう。」と冠の雪原がリリースされる前から考えていた(PJCSやWCSのルールの確保のため)。しかし,Series8で禁止伝説のポケモンが「1体まで」使用可能のルールに変更され,全VGCプレイヤーが戸惑う結果となった。その理由は大きく分けて2つある。
1つ目は,今までの禁止伝説のポケモンが使用可能のルールでは,禁止伝説のポケモンが「2体まで」使用可能であったことである。基本的に種族値や特性などの差から,一般のポケモンが禁止伝説のポケモンに勝つことはできない。つまり,相手の禁止伝説のポケモンは,こちらの禁止伝説のポケモンで対応する必要があるため,「禁止伝説のポケモン同士の相性が勝敗に直結する」可能性が高いと危惧した。
2つ目は,Series8開始から2週間後に,「Series9のルールが全国ダブル」という衝撃的なニュースが公式から発表されたことである(同時期に,WCS2021の開催中止も発表された)。現時点で6月に開催予定のPJCSは,Series9のルールのはずである。
よって,「Series8は暇つぶしの期間」であると一旦は解釈したのだが,公式は一度もVGCシーズン中に「死のルール」を作ったことがないことを思い出し,Series8のルールでPJCSに関する大会を開催すると予想した。
ポケモン日本一決定戦2020本戦で50位以内となり,PJCS2021本戦の出場権を既に獲得している自分にとっては関係ない話ではあるが,ここでモチベーションを落としてしまうと,2020年10月に立ち上げた「Pokemon VGC Community」のメンバーの士気を失うと考えたため,本気でSeries8に取り組むことにした。
2-2.禁止伝説のポケモンの選択
自分は0から構築を作ることが苦手なので,直近で使用した「エンテイ+オーロンゲ」構築からヒントを得ようと考えた。そこで,改めてこの構築の相性補完が良いことに気づいたので,この相性補完を崩さない禁止伝説のポケモンとして,ガラルファイヤーと同タイプであるイベルタルとメタグロスと同タイプであるソルガレオの2体までに絞ることができた。
ここで,イベルタルとガラルファイヤー,メタグロスとソルガレオを比較してみる。
イベルタルがガラルファイヤーより優れている点
ガラルファイヤーがイベルタルより優れている点
- 特性:逆上
- 技:悪巧み,燃え上がる怒り
- 技:冷凍パンチ,バレットパンチ,サイドチェンジ
総括
- ガラルファイヤーは,ターンを経ていくごとに強くなるポケモンであるが,禁止伝説のポケモンの前では, 序盤の隙が命取りであるため,イベルタルの代役は務まらないと感じた。
- メタグロスは,攻撃力はソルガレオとほぼ同じであるため,リフレクターや光の壁(以下,壁)を駆使すれば耐久力も克服できると感じた。
以上より,禁止伝説のポケモンには,攻撃力を重視したいと感じていたので,イベルタルを選択した。また,イベルタルは,「S種族値がウーラオスより高い」というソルガレオとは決定的な違いがある。この他にも沢山の理由があるが,要するにこの構築では,ソルガレオの代役はメタグロスで務まる。むしろ,ソルガレオにしたら逆に改悪になると考えていた(※)。
実際に試運転してみたところ,実質「自分だけ禁止伝説のポケモンを2体使用する」というルール違反を犯しているみたいで,2-1で記述した「禁止伝説のポケモン同士の相性が勝敗に直結する」という懸念を払拭することができた(この流れどこかで見たような・・・)。
(※)
なぜ,7世代において,「ソルガレオ>メタグロス」であったかというと,「耐久力」と「専用Z技」の2つが大きかったと考えます。しかし,8世代でダイマックスによる耐久力の上昇とZ技の廃止によって,メタグロスとソルガレオの差が徐々に小さくなってきたと考えた訳です。
2-3.イベルタルがPJCS2021予選で勝ち組のポケモンだと考えた理由
自分は,「イベルタルがSeries8で一番勝ちやすかったポケモン」であると考えている。それは,PJCS2021予選までに「イベルタルを対策する意味がない」環境に形成されていたからである。
VGCのトッププレイヤーを目指している皆さん(自分も含めて)なら,日本のみならず海外の色々な大会の結果をご覧になるはずだと考える。その中で,一番の影響力がある大会といえば,Victory Road様主催のVictory Road Circuitであることは間違いない。ここで,その5回の予選とグランドフィナーレの大会結果を見てみる。
いちいちサイトを開くのが面倒な方のために,計6回の大会結果から分かることを簡潔に説明すると,「大会が進むにつれてイベルタルが全滅」していることが分かる。
その理由は,トップカットに入った3つのイベルタル構築を見ると分かるため,早速見てみる。
第1回
アカザ(Twitter:@akaza0727)さんの構築
第4回
Roberto Parente(Twitter:@TrainerRobVGC)さんの構築
えげ(Twitter:@cycleshop_i)さんの構築
この3つの構築は,幅広い構築を見るために,あえて「イベルタルがザシアンに明確な有効打が無い」ことが共通点として挙げられる(命の珠持ちの最速イベルタルの熱風媒体のダイバーンが耐久振りのザシアンに耐えられるのも大きな理由)。つまり,禁止伝説のポケモンの中で使用率1位のザシアンの対策が同じ禁止伝説のポケモンであるイベルタルでは厳しいため,高いプレイングスキルが要求される(なので,この技構成のイベルタルでトップカットに残れたお3方のプレイングスキルは素晴らしいと思います)。
しかし,PJCS2021予選で勝ち上がることを考えるとどうだろうか。急所や技外し,眠りなどの下振れを何戦に1回は引くのは,確率的に仕方のないことだが,それが「ザシアン構築」である確率が高いことは間違いない。そして,「その相手のレートが低かったら・・・」と考えるだけでも恐ろしい。
要するに,「ザシアンに負けるイベルタルを使う人は,物好きな人くらいだし対策するだけ無駄」と考える人が続出した。加えて,イベルタルの弱点である4つのタイプのうちの3タイプ(岩,氷,フェアリー)は,ザシアンに弱点を突かれてしまうので,積極的には採用したくないというのも理由として考えられる。
ここで,PJCS2021予選における耐久振りのザシアンの素早さによる懸念事項に注目した。耐久振りのザシアンを使用する人は,練度が高いプレイヤーであることは間違いなく,最速ザシアンやドラパルト,レイスポスに対しても当然明確な解答を持ち合わせているはずである。しかし,PJCS2021予選に参加するプレイヤーの層は幅広いため,その低い素早さ調整が仇となってしまう可能性はあると考える。
そして,以前の記事でも記述したが,PJCS予選を兼ねたインターネット大会での一番の優先事項は,「レートの高い(1700~)人に勝つことではなく,レートの低い(~1700)人に勝つこと」であると考えている。その考えを基に構築を組んでいくと,自分ならザシアンを最速で使用するし,もっと言えば,ザシアンが禁止伝説のポケモンの中で使用率1位であることから,予想の斜め上からのメタが大量に飛んでくることを嫌って,ザシアンを使用することを避けた方が賢明な判断である。
よって,PJCS2021予選で命の珠持ちの最速イベルタルのダイバーンでほとんどのザシアンを倒せると判断した。また,「イベルタルのタイプ一致技を両方半減できる禁止伝説のポケモンがザシアンのみ」であったため,ザシアンの障壁を取り除いたイベルタルは,PJCS2021予選で勝ち組のポケモンだった訳である。
※
この記事で一番伝えたかったことだったので,長い文章になってしまい,分かり辛く感じられた方もいらっしゃると思います。お詫びを申し上げます。
2-4.Series7の経験から(オーロンゲ)
偶然に偶然が重なり,Series7の延長戦の構築でSeries8に臨むことになったので,Series7終了時点での課題をできるだけ克服しようと考えた。
まず,Series8序盤に「ザシアン+特性が負けん気の化身ボルトロス」構築が爆発的に増加し,レジエレキや霊獣ランドロスの数も減る傾向が見られなかったため,オーロンゲの「電磁波」を「怖い顔」に変更した。
副産物として,命の珠持ちのイベルタルのダイアーク(悪の波動)で,H330B71までのダイマックスレジエレキを15/16で1発で倒すことができます(基本的に,エンテイのバークアウトや地均しのダメージが事前に入っているので,ダイマックスすることが目的である個体は基本的に倒せます)。
また,味方に怖い顔を選択することで,イベルタル(特性の悪戯心による味方への先制技は,サイコフィールドと同様に悪タイプにも通ります)や水ロトム,エンテイがトリックルーム中でも先に行動することが可能である(Series7では,モロバレルのキノコの胞子が嫌すぎて,味方に電磁波を選択したこともありました)。
そもそも壁があるのに,命中不安のリスクを背負いながらも電磁波での1/4の痺れを期待する自分に甘さがあった。どのルールでも一手のミスが負けに直結しかねないので,Series7でも確実に命中する怖い顔の方が明らかに良かったと改めてジュニオさんの構築記事を拝見して反省した。
2-5.Series7の経験から(水ロトム)
次に,Series8の水ロトムの役割が攻撃面と耐性面の2種類存在することに気付いたため,水ロトムの「守る」を「サイドチェンジ」に変更した。
Series7の頃から,「水ロトムの攻撃の通りはイマイチだが,耐性なら刺さっている」といった構築を結構見かけた。そのような構築を使用する人は,「水ロトムの隣だけを意識すれば良い」と考えるはずなので,水ロトム自身を大切にする「守る」の必要性は薄く,水ロトムの隣のポケモンを大切にする「サイドチェンジ」の必要性が高いと考えた。
実際にSeries8の水ロトムは,ザシアンやカイオーガ,白馬バドレックスなどの多くの禁止伝説のポケモンに耐性があり,何度も記述しているが,Series8の「禁止伝説のポケモン同士の相性が勝敗に直結する」ことを避けられる可能性がある点でも優秀である。
2-6.あくまでもSeries8は,一時的なルール
できるだけSeries8で使用する個体は,Series7と同じ個体(配分や技など)を使用するようにした。その大きなメリットとして,Series9に向けてのダメージ感覚を取り戻す必要がないことがある。PJCS2021本戦は,Series9開始の9日後に開催されることと,PJCS2021本戦の出場権を既に獲得していることから,Series8のダメージ感覚に完全に慣れてしまうのは,敗退行為であると考えていた。
だからといえ,Series8の対戦においての支障は全くといって良い程なく,結果的に「うまくSeries8をやり過ごす」ことに成功したのが,Series9に向けて何よりも大きかったと考える。
以上の変更とSeries7時点での努力値を環境に合わせて変更をしたものが,Series8の「エンテイ+オーロンゲ」構築となります。
3.使用構築
「エンテイロンゲ A to Z No.1」と重複するところは,省略している場合があります。
3-1.エンテイ
持ち物:マゴの実
性格:陽気
特性:精神力
実数値(努力値):H213(180)-A136(4)-B106(4)-C99-D104(68)-S167(252)
技:聖なる炎/地均し/バークアウト/守る
Series7と同じ個体を使用しました。
蓋を開けてみれば,カイオーガ以外の禁止伝説のポケモンに干渉できる優秀なポケモンでしたので,ほとんどのプレイヤーが意地でもエンテイを倒すプレイングをしてきて面白かったです(特に対ザシアン)。
3-2.メタグロス
持ち物:弱点保険
性格:意地っ張り
特性:クリアボディ
実数値(努力値):H181(204)-A187(116)-B150-x-D110-S114(188)
Series7と同じ個体を使用しました。
Series7では,構築全体のパワーを落とすのを嫌って,メタグロスが苦手なポケモンがいても選出せざるを得ない対戦がありました。しかしSeries8では,イベルタルのお蔭でメタグロスが役割を遂行できる構築に選出しやすくなったのが大きかったです。
サイドチェンジできるソルガレオは恐ろしいですね。
3-3.水ロトム
持ち物:オボンの実
性格:控え目
特性:浮遊
実数値(努力値):H152(212)-x-B128(4)-C154(116)-D128(4)-S128(172)
技:ハイドロポンプ/10万ボルト/悪巧み/サイドチェンジ
Series7と同じ配分を使用しました。素早さを落として,耐久や火力を強化する考えもありましたが, 環境終盤に流行した素早さを落とした耐久振りのザシアンやPJCS2021予選で序盤にマッチングするであろうエースバーンを意識して,調整を変更しない判断を下しました。
事前の予想通り,サイドチェンジのお蔭で拾った試合は数えきれない程あり,当時は読まれる訳がありませんでした。PJCS2021予選で1回だけ初見で読まれて,椅子から転げ落ちましたが,なんとか勝ったので良かったです。また,このポケモンのサイドチェンジを見せてからのメタグロスのサイドチェンジは,使っている自分でも恐ろしい程の強さでした(もちろん,逆の順番でも)。
3-4.霊獣ランドロス
持ち物:白いハーブ(ラムの実)
性格:陽気
特性:威嚇
実数値(努力値):H185(164)-A180(116)-B111(4)-x-D102(12)-S151(212)
技:地震/岩雪崩/空を飛ぶ/剣の舞
このポケモンは,Series7から大幅に変更しています。
調整に関しては,
HP:6n-1(キョダイベンタツ意識)。
A:A補正無振り(181)周辺を意識して剣の舞の兼ね合いで偶数。
BとD:余りだが,ダイアースの兼ね合いでDは偶数。
S:最速カプ・レヒレ抜き。S+1で最速黒バドレックス(222)+4。
に設定しました。
技に関しては,守る(ダイウォール)が欲しい場面がありましたが,このポケモンのヘイトがイベルタルのお蔭で分散されていることを予想して,戦況を大きく動かせる剣の舞を採用しました。
持ち物に関しては,フシギバナの眠り粉やコータスの欠伸と嫉妬の炎等の状態異常のケアとしてラムの実を最初は持たせていましたが,ラムの実を持たせたときに限って発動機会があまり無かったので,白いハーブを持たせました。こちらの持ち物も発動機会があまり無かったので,どちらでも良いと思います。
3-5.イベルタル
持ち物:命の珠
性格:臆病
特性:ダークオーラ
実数値(努力値):H203(12)-x-B115-C182(244)-D118-S116(252)
技:悪の波動/暴風/熱風/守る
ザシアンの障壁さえ取り除けば最強のポケモンです。
技構成については,構築経緯より熱風が欲しいため特殊型になっています。デスウイングと暴風の選択については,特性であるダークオーラの恩恵により,通常時は悪の波動で事足りる場面が多いため,ダイジェットの威力が高い暴風を搭載しました。
調整については,申し訳ありませんが忘れてしまいました。ダメージ計算してみたら,耐久無振りだとA231ザシアンのA+1巨獣斬が15/16で耐え,磁石持ちのC152レジエレキのトランジスタ補正のダイサンダー(威力130)をダイマックス状態で15/16で耐えだったので,耐久無振りでは気不味いと判断したのかもしれません。
3-6.オーロンゲ
持ち物:光の粘土
性格:慎重
特性:悪戯心
実数値(努力値):H201(244)-A141(4)-B110(196)-x-D113(60)-S81(4)
技:ソウルクラッシュ/怖い顔/リフレクター/光の壁
Series7と同じ配分を使用しました。cobalt(Twitter:@cobalt_poke1234)さんのオーロンゲの配分を使用するのも考えましたが,ミラーが不毛になるので止めました(耐久調整が美しすぎて,ミラー意識でSを上げられないため)。そのお蔭で,ほとんどのオーロンゲミラーで先制できたので良かったです。
構築経緯から,あやゆることを想定して怖い顔に変更したのにも関わらず,相手のオーロンゲが電磁波を使用してきて,かつ自分のポケモンが痺れたときの萎え度は半端なかったですね。
4.選出
4-1.基本選出(壁展開)
先発
後発 + or or
Series7と同様の戦術です。
構築経緯に記述した通り,イベルタルのお蔭で構築のパワーが引き上げられたので,後発ダイマックスやサイドチェンジが通りやすかったです。
4-2.基本選出(イベルタルビートダウン)
先発
後発 ( or or )から2体
エンテイが苦手な雨構築に主にする選出です。
相手にイベルタルとオーロンゲのどちらを止めるかの2択を迫ることができるのが強みです。
4-3.基本選出(メタグロスビートダウン)
先発
後発 + or
Series7同様,忘れたころにやってくる地均し+弱点保険ギミック選出。
相手は,他の2つの選出を切れるわけがありませんので,序盤から有利な盤面を作ることが可能です。
4-4.晴れザシアン
先発
後発 + or or
全力でエンテイを狙ってきますので,オーロンゲの怖い顔+エンテイの聖なる炎をザシアン方向やエンテイの守る+オーロンゲの壁など相手の焦りを利用していきます。
4-5.雨ザシアン
先発
後発
この構築は切っていました。トップメタが晴れザシアンなことが懸念事項なはずなので,PJCS予選2021でマッチングするとしたら練度の低い人だけであると断定していました。イベルタルとサイドチェンジでいかに盤面を荒らせるかが鍵となります。
4-6.白バドレックス
先発
後発 + or
トリックルームを使用してから,白バドレックスが盤面に繰り出されるまでの間に壁などで盤面を整えておきます。メタグロスと水ロトムのサイドチェンジが面白いように決まるので,積極的に使用していました。
トリックルームが終わる頃合いを見て,イベルタルを繰り出して一掃していました。
参考文献:968(Twitter:@Kurohanolu)さんの構築
4-6.黒バドレックス
先発
後発 + or
取り巻きのレジエレキとウーラオスの処理を全力で考えます。
エンテイまたはオーロンゲのどちらかが1ターンで倒されても良いので,オーロンゲの怖い顔+エンテイのバークアウトでレジエレキとウーラオスの気合の襷の可能性を潰してから,死に出しのイベルタルでダイマックスするのが最適解です。
4-7.カイオーガ(フシギバナ+コータス入り)
先発
後発
そのカイオーガを何とかするのが,難しいのですが・・・。
参考文献:やなぎ(Twitter:@yanagiT_poke)さんの構築
4-8.カイオーガ(雨ビートダウン)
先発
後発
雨ザシアンと同様,この構築も切っていました。
キングドラが欠伸を搭載していたらお手上げです。
4-9.グラードン
先発
後発 + or
エンテイまたはオーロンゲのどちらかが1ターンで倒されても良いので,オーロンゲの壁+エンテイのバークアウトor聖なる炎で盤面を整えてから,死に出しのイベルタルやランドロスのダイマックスで迎え撃ちます。
5.苦手な構築
- 初手ダイマックスカイオーガ
オーロンゲの脱出ボタンを考慮してください! - モロバレル+トリックルーム
2シリーズ連続。これに関しては仕方ない。 - 初手ダイマックスレジエレキ+手助け白バドレックス
降参案件。
6.Series8の成績
PJCS2021予選 5位 レート1802
シャロン杯 シーズン4 ベスト8
シャロン杯 シーズン5 3位
7.最後に
いかがだったでしょうか。
Series7の経験があったからこそ,Series8で「エンテイ+オーロンゲ」構築を進化させることができました。しかし,この構築を共有した「Pokemon VGC Community」のメンバーの悲願の全国大会への出場を叶えることができませんでした。良い構築ができただけに,自分のコーチングスキルが乏しかったのだと痛感しました。
この反省を基に,勝負のSeries9に臨んでいきます。
次回の「エンテイロンゲ A to Z No.3」の構築記事では,
- 「エンテイ+オーロンゲ」構築に起きた大革命。
- 「サイドチェンジ」に対する自分の考え。
- Victory Rord様に裏切られた?
以上のことを中心に,Series9について記述していきます。
ここまで見て下さってありがとうございました。