Kohei's brain

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インターネット大会(クリスマス・トライ)45位(1752) 「常に場を支配するスイッチ戦法」構築

 

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 先日行われたインターネット大会のクリスマス・トライで使用したPTを紹介します。

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ニョロトノ 性格:控えめ

努力値:252-x-92-164-0-0 実数値:197-x-107-144-120-90

 

 このパーティの土台となるポケモン。強力な一撃を叩き込みたいため持ち物は拘り眼鏡確定で、努力値調整は雨下水の波動でHSドーブル確1かつ滅びの歌を採用している関係上S無振りです。滅びの歌は全然使わなかったのでドーブルと共に先発で繰り出されることが地味に多かったトゲキッスこの指とまれモロバレルの怒りの粉対策に波乗りを採用した方が良かったかもしれません(雨下ダブルダメージ波乗りでもHSドーブル余裕の確1)。水の波動は対角のポケモンに打ちたい場面が結構あったのと読まれにくかったので採用して大正解でした。

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バンギラス 性格:意地っ張り

努力値:236-124-60-x-60-28 実数値:205-187-138-x-128-85→205-220-178-x-148-95

 

 このパーティの大黒柱。このルールで雨パーティのメガシンカ枠としてはどうなのかと疑問に思うかもしれませんが、雨パーティと組まれやすいメガシンカ枠(サーナイトハッサム)を挙げて不採用にした理由を記述していきます。真っ先に浮かぶメガシンカ枠はサーナイトだと思われます。確かに水タイプとフェアリータイプの相性はとても良く、相手に後出しが出来ないような火力を叩き込める点は優秀です。ここで注意することは、メガサーナイトミラー対面かつトリックルームパーティ対策の封印メガサーナイトです。このことが流行ることは流石に予想出来ていたので相手のメガサーナイトとの封印による同速対決になります。しかし、自分は同速対決が非常に嫌いでシングルバトル以外でのS振りメガサーナイトは耐久が紙なので全くと言って良い程評価をしていません(自分のパーティに威嚇持ちがいないので尚更です)。以上の理由によりメガサーナイトは不採用にしました。次に浮かぶメガシンカ枠はハッサムだと思われます。このポケモンを不採用にした理由は簡単で命の珠持ちハッサムの方が強いと思ったからです。雨パーティはファイアローが重めであるのにもかかわらず、上記の2体のポケモンは共にこのルールで対策必須のファイアローに弱いという点も不採用にした理由の一つでした。そこでファイアローに後出しからでも狩れてかつ平均種族値が低い雨パーティで平均種族値を底上げすることが出来るバンギラスメガシンカ枠に採用しました。努力値調整はAはそこまで振らなくても火力は確保出来ていると思っていたので、Aを少し削って耐久とSに振りました(追い風下でメガ前で最速100族+3、メガ後で最速120族+1)。メガバンギラスを初めて使用した感想としてはとにかく堅くて驚いたので今度機会があればメガバンギラスを軸にレーティングバトルのパーティを考えてみようと思いました(A特化ズルズキンドレインパンチ確定耐え、A特化メガハッサムバレットパンチ2耐え、砂下でC特化メガバクーダの大地の力確定耐え、砂下でC特化ユキノオーのエナジボール2耐え、雨下でC特化しずくプレート持ちニョロトノの熱湯最高乱数以外耐え)。 

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ルンパッパ 性格:控えめ

努力値:156-x-84-116-4-148 実数値:175-x-101-137-121-109

 

 このポケモンが上手く機能することで、パーティ全体が一気に活性化する潤滑油のような存在。A抜け5V控えめハスボーが偶然ボックスにいたのでそれを育成しました(妥協です、はい)。持ち物はバンギラスの個体解説のところで述べた通り、フェイント+ファイアローブレイブバード意識のバコウの実は確定で、努力値調整はバコウの実込み拘りハチマキ持ちA特化ファイアローブレイブバードが確定耐えかつ雨下で最速145族+2(拘りスカーフ持ち準速ヒヒダルマに2回上を取られたのであと実数値+2した方が良かったのかもしれません)かつ猫騙し+雨下熱湯でHSドーブルが高乱数1発(A31じゃないから若干怪しいw)かつエナジーボールでオボンの実持ちH252ブルンゲルを確定2発です。ギガドレインとエナジボールの選択については、このポケモンは元のCの種族値が高いとは言えないので長居をするよりはより強い一撃を叩き込んだ方が良いと判断したからです(長居するのには越したことはないのですけどねw)。

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キリキザン 性格:意地っ張り

努力値:4-252-0-x-0-252 実数値:141-194-120-x-90-122

 

 お馴染みのハゲポケモンハッサムではなくキリキザンを選んだ理由は、タイプ一致叩き落とすによりトリックルーム始動役の処理速度が速いこととこのルールはファストガード持ちのポケモンが多い環境なのでメインウエポンの一つであるアイアンヘッドがファストガードに阻まれることなくメガサーナイトバンギラストゲキッス等に通ることと先制技の不意打ちの通りが非常に良いことを評価したからです。また、このポケモンの役割は非常に重要で出来るだけ多くの回数攻撃をして欲しいかつ安心して攻撃をしたいので持ち物は気合の襷にしました。

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ファイアロー 性格:意地っ張り

努力値:204-252-0-x-0-52 実数値:179-146-91-x-89-153

 

 相手のパーティを半壊させる憎らしくとても強いポケモン努力値調整はHP16n-1かつ準速100族+1です。持ち物は特性の御陰でこのポケモンより速い拘りハチマキ持ちファイアロー対面(トリプルバトルにおいての拘りハチマキ持ちファイアローはHAベースしか考慮していないので上を取られたらハゲ)以外では行動回数は最低でも1回は保障されているので技がロックされない条件下で最も火力が出せる命の珠を採用しました。ブレイブバード以外の技構成についてファストガードに常に怯える心配をしなくても良いようにフレアドライブ、雨下のルンパッパの上を取るための方法の一つである相手の追い風を潰すためや単にパーティ全体のSを上げたいための追い風、トリプルバトルファイアローの守るは読まれにくいのを評価して守るを採用しました(守るよりファストガードや横取りの採用が優先的なため)。この判断は大正解で何回も有効的な場面で守るが決まりました。

 このポケモンはニコ生主のしゅんさん(co2193609)さんから頂きました。ありがとうございました。ダブルバトルを主としている生主さんなのでダブルバトルに興味がある人はぜひ。

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ニャオニクス 性格:穏やか

努力値:252-0-28-x-228-0 実数値:181-47-100-x-143-123 (31-0-31-x-31-28~29個体)

 

 このパーティのMVP。努力値調整は拘りハチマキ持ちファイアローブレイブバード確定耐えかつDの実数値11n調整です。ニャオニクスは性格が図太いで努力値調整はB振りが有名ですが、トリプルバトルは特殊環境なのでメガリザードンYやメガバクーダの高火力に屈しないようにこのポケモンの性格を穏やかにして努力値調整をD振りにしました(晴れ下メガバクーダの火炎放射や晴れ下ダブルダメージHPMAX噴火も確定で耐えます)。しかし、この努力値調整だけではA特化ズルズキンの持ち物補正叩き落とすで中乱数で落とされてしまうので、ナモの実を持たせて対策しました。本番ではナモの実が有効的な場面で発動することはあまりありませんでしたが、ズルズキンはもちろん、キリキザンバンギラス対面でもドヤ顔で居座ることが出来るメンタルを持つことが出来たので結果的には良かったと思います(なぜか、キリキザンバンギラスも優先的にこのポケモンを狙ってきませんでした)。そして恐らく皆さんが気になっていると思われるこのポケモンのSの個体値についてですが、これにもしっかりとした理由があります。まず、このパーティにおけるポケモンの役割を述べていきたいと思います。1つ目は猫だましやファイアローを中心とする先制技持ちを完全にシャットアウトしたり、上を取っている相手のポケモンの横取りを無視することが出来る悪戯心のポケモンで唯一のファストガード持ちであること、2つ目は雨乞いとトリックルームが両立出来る唯一の悪戯心のポケモンであることです。上述の2つの役割を完璧にこなすためには相手のニャオニクスより遅くなければなりません。ここで普段やっているトリプルバトルの知識が生かされるわけで、トリプルバトルニャオニクスのS実数値が124(S個体値31でSの努力値無振り)より遅い個体は絶対と言って良い程存在しません。なぜなら、このS実数値調整はFCロトムも意識しているからです。D補正ありでかつ努力値無振りでニャオニクスのS実数値が取り得る範囲は「98~124」でS個体値が31でSの努力値無振りのFCロトムのS実数値は106です。この瞬間、ニャオニクスのS実数値が105以下ならばファストガードがFCロトムに横取りされることがほぼ確定します(相手はもちろんファストガードを横取りするつもりではなくリフレクターや光の壁、神秘の守り等を横取りするための行動で話を進めます)。ファストガードが横取りされてしまうと、このパーティの話では、ルンパッパの猫騙しやファイアローブレイブバードキリキザンの不意打ちが意図していない形で阻止されることになりバトル展開が大きく崩れ、ディスアドになります。それは、FCロトムのS実数値が124以上でも同じような展開が起こるのでは?という疑問が生じます。それに関してはFCロトムに多めのS努力値が降られていることや、通常のFCロトムより耐久または火力が低めであることが判明するので少しのディスアドで済むので大丈夫です。このことからSの実数値を123にすることで確実にニャオニクスミラー対面で仮に相手のニャオニクスが日本晴れを覚えていたとしても雨乞いで塗り替えることが出来ます。また、トリックルーム下のニャオニクスミラー対面で確実に先手で横取りをすることが出来ます。この判断が大正解でバトルの主導権は常に自分にあった試合がほとんどでした。自分はニャオニクスというポケモンが一番嫌い(このことについては結構長い話になるのでまた次の機会に)なのですが、今回のインターネット大会で使用してこのポケモンがさらに嫌いになりました!

 

基本選出(先発)

VSリザードンドーブル(任意のパーティ)、バンギラス

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 リザードンバンギラスについてはニャオニクスは雨乞い、ルンパッパは相手の先発にラティアスニャオニクス等の日本晴れや自分のパーティとって嫌な補助技を持っている可能性があるポケモンがいるときはそれらのポケモン猫騙(ラティアスリザードンニャオニクスの先発は流石に無いと考えています)、いないときはアタッカーのポケモン猫騙しや普通に熱湯等で攻撃、ニョロトノは真っ先に倒したい相手に応じて技を変えます。ドーブルについてはニャオニクスは相手の先発にニャオニクスがいるときは横取り、いないときは相手のポケモンに応じて技を変えて、ルンパッパはドーブル猫騙し、ニョロトノドーブルに熱湯または水の波動を打ちます。

 

VSサーナイト、雨

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 ニョロトノ、ルンパッパ、ニャオニクスの先発ではサーナイトや雨パーティの処理速度が遅く、難しい試合展開になるため、サーナイトに強いファイアローを先発に起用します。選出画面で相手のファストガードや猫騙しが面倒だと感じたときはニャオニクスを起用、そうでないときは高火力でねじ伏せるためにニョロトノを起用します。ここで、相手のパーティにルンパッパがいるのになぜ平気にニョロトノを先発に繰り出すことが出来るのかと疑問に思う人がいるかもしれませんが、自分のパーティのルンパッパが相手のルンパッパより遅いことを自覚しているので猫騙しの同速負けで一気にディスアドになるということはまずあり得ないということと、こちらも先発にルンパッパを繰り出すので条件は同じだということが主な理由です。

 

VSドーブルを欠いたトリックルームパーティ

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 トリックルーム始動役にとても強いキリキザンバンギラスを先発に起用してトリックルームを使用する前に倒すという戦法。ルンパッパより速い猫騙し持ちがいたときはニャオニクスを起用、そうでないときはバンギラスを起用します。仮にニャオニクスを先発に起用してキリキザントリックルーム始動役が対角に位置になってしまってもニャオニクスにはトリックルームがあるので少しのディスアドだけで済みます。

 

終わってみての感想

ニャオニクスの雨乞いとトリックルームが面白いように決まった。

・相手の先発のリザードンが初手にメガリザードンYメガシンカして守る人と攻撃する人が半々で面倒だった(後半の試合はリザードンを放置しました)。

・相手の先発のドーブルが初手に素直にダークホールを打たずにニードルガードをしてきたり、交換して温存してきたり、トゲキッスモロバレルユレイドル等が必死にドーブルを守ってくるのが面倒だったので本当にニョロトノに波乗りが欲しかった。

・そして今回も敗因のほとんどが運負け。

 

成績

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引き分けの状況を説明すると、ラス1ニャオニクスマッスグマの対面で両者降参を選択(なぜだ?)。これが人生初の冗談抜きの引き分けになるとは思いませんでしたw

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 最後に、この大会の考察はフォロワーのハクヤさん

(ブログ → http://hakuya1109.hatenablog.com/)

と共に行いました。ありがとうございました。

 

 ここまで見て下さってありがとうございました。

 

 

インターネット大会(戦う!ピカチュウ大会チュウ!)49位(1810) 「エレキブルは見せポケ!?」構築

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先日行われたインターネット大会の戦う!ピカチュウ大会チュウ!で使用したPTを紹介します。

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ライチュウ 性格:陽気

努力値:204-4-44-x-4-252 実数値:161-111-81-x-101-178

 

 このPTの要。猫騙しや手助け、アンコールで隣のサポートをするだけでなく叩き落とすで相手の持ち物を飛ばせるためヘイトを集めやすく置物になりにくかったのが優秀でした(叩き落とすのところを甘えると迷っていましたが、ライチュウ自身も攻撃できる叩き落とすを選択して正解でした)。同速猫騙し負けとアンコール負けは正直折れました(元から運悪いですからね、しょうがない)。また、このポケモンは皆さんもご存じ「ピカチュウ」の進化系なのでピカチュウより強いのは当たり前ですね。

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エレキブル 性格:陽気

努力値:0-252-4-x-0-252 実数値:150-175-88-x-105-161

 

 ニコ生主のカピ吉さん(co2328120)からもらった、今大会のKP1位。大会前からKP1位の予想が立てられていたので、当然メタを張られているので動かしづらく見せポケになることもしばしばでした。エレキブルの攻撃技は地震と岩雪崩だけで十分だと思っていたので、守るによるターン稼ぎの阻止やミリ耐えしたポケモンを上から仕留めるためにフェイントを採用しました。結局、このポケモンの持ち物は拘りスカーフを除いて何が正解だったのか分かりませんでした。

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マルマイン 性格:臆病

努力値:204-0-0-x-52-252 実数値:161-49-90-x-107-211

 

 今大会でエレキブルデンリュウよりも対策しなければならないと言い切れるほど強かったポケモン。なぜなら、マルマインは今大会で数値上では一番速いポケモンで、また、拘りスカーフ持ちのポケモンマルマインの上を取っても手助けや急所、氷等の要因が無ければ一撃では倒せないからです。以上のことからマルマインは少なくとも1回は行動が保障されるので威張るにより勝率はグッと上がります。電磁浮遊については味方のエレキブル地震をかわしたり、ライチュウのアンコールで地面技を固定させて置物化したり等が出来たので採用して良かったと思います。

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シビルドン 性格:意地っ張り

努力値:244-252-0-x-0-12 実数値:191-183-100-x-100-72

 

 特性と持ち物の恩恵により躊躇いなく後投げ出来る信頼していたポケモン。想像以上に耐久があって驚きました。技構成については持ち物を飛ばせる叩き落とす、エレザードを一撃で落としたり回復して乱数をズラすことが出来るドレインパンチ、メガデンリュウにタイマンで勝てるドラゴンクローまでは確定で、最後の枠は行動が固定されない攻撃技で最高火力の恩返しを採用しました(今、思えばロトムの鬼火やマッギョの熱湯が面倒だったので空元気でも良かったのかもしれません)。

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ライボルト 性格:控えめ

努力値:36-x-36-248-0-188 実数値:150-x-85-171-80-149→150-x-105-204-100-179 (31-x-31-30-30-31個体)

 

 今大会で使用できるメガシンカポケモンのうちの1体。メガデンリュウはミラーのS振りチキンレースが開幕するため使用しませんでした。H252振りカット・フロストロトムをオーバーヒートで確定で倒すために性格は臆病ではなく控えめを採用しました(ライチュウよりSが高いポケモンに上を取られても支障がなかったのもその要因です)。バークアウトについてはターンをかけて詰めながら倒す戦法は自分のPTには合わなかったため、代わりにオーバーヒートを使いたくない時に打てる火炎放射を採用しました。

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エレザード 性格:控えめ

努力値:36-x-76-248-0-148 実数値:142-x-82-176-114-148 (31-x-31-30-30-31個体)

 

 このPTのエースであり、MVP。上から破壊光線(✝Hyperbeam✝)やハイパーボイスを打っているだけで相手のポケモンをサクサクと倒すことが出来る強いポケモン準速エレキブル抜きかつ最速エレキブルのダブルダメージ地震を最高乱数以外耐えなので調整にぬかりはないです(最速拘りスカーフ持ちのエレキブルの火力のなさに草でした)。プラズマシャワーは止めろ!

 

 基本選出は安定感のあるライチュウエレザードを先発に繰り出すことがほとんどでその裏の選出は大まかにいうとマルマインを舐めている(エレキブルシビルドンのどちらかまたはその両方が入っていない)PTと舐めていない(エレキブルシビルドンが両方とも入っている)PTで分かれます。

 

1.前者の場合

 カット・フロストロトムエレザードデンチュラシビルドン等の上から一撃で落としたり大きく削りたいポケモンを強く意識したいときはライボルトを、エレキブルマッギョデンリュウシビルドンマルマイン等の地面技のケアやエレザード方向へ強力な攻撃をしてくるポケモンを強く意識したいときはシビルドンを、相手のPTが全体的に地面の通りが良さそうと感じたときはエレキブルを4体目に選出します。

 

2.後者の場合

 1で挙げた状況に応じてポケモンを組み合わせていきます。しかし、このPTはウォッシュ・ヒートロトムに対して苦手意識を持っているため、想定していたポケモンが選出されない読みでマルマインを選出する場合もあります(このケースに遭遇したとき初めて空元気シビルドンにしておけばと後悔しました)。

 

終わってみての感想

マルマイン舐めているPTが想像以上にいたので有利に試合を進められた(KP12位以内にマルマインがいなかったのも追い風)。

ピカチュウエモンガライチュウエレザードコンビのカモで楽しかった。

・負けた試合の約7割が運負けだった(これが一番悔しい)。

 

成績

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  ここまで見て下さってありがとうございました。

 

ORASリーグシーズン10総合最終8位達成 スペシャル(さかさバトル)(最終1830) 「ガルーラ親衛隊」構築

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 シーズン10のスペシャル(さかさバトル)で使用したPTを紹介します。

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キノガッサ@気合の襷 性格:無邪気 特性:テクニシャン

努力値:0-252-0-4-0-252 実数値:135-182-100-81-72-134 (30-31-30-31-31-31個体)

技:マッハパンチ タネマシンガン めざめるパワー氷 キノコの胞子

 

 とにかく強いポケモン。さかさバトルではキノコの胞子が無効な草タイプに抜群が取れるタネマシンガンがあるので、シングルよりさらに厄介になります。また、ガルーラが苦手意識を持っているラティオスフーディン、ゲンガー等の高速アタッカーに抜群で入るマッハパンチが強力で対策していない限りこのポケモンを止めることが出来ません。ただし、天敵の特性が草食であるポケモン(ミルタンクゴーゴート等)やガルーラボルトチェンジで当て逃げするライボルト等には注意が必要です。めざめるパワー氷はパルシェンピンポイントで採用しましたが、ついでにクレベースも一回倒せたことがあったので採用して良かったと思います。岩石封じを切った理由については、確かにテクニシャン補正技でかつSを確実に1段階下げることは優秀ですが、岩技が抜群であるタイプは地面と格闘、鋼の3つのみであり、格闘タイプはポリゴン2で対処して、鋼タイプはそもそも弱点が多すぎる(草技も弱点である)ので無視していたことから実質地面タイプのためだけに不一致タイプ技である岩石封じを採用することに必要性をあまり感じなかったからです。

 また、乱数が出来ない自分がこのキノガッサの個体を手に入れることが出来たのはニコ生主の定時マンさん(co2178480)が毎週土曜9:30にポケモンミリオネアという企画をやっており、その景品でメタモンをもらった御陰です。育成代行や6Vメタモン、めざめるパワーの個体のメタモン等豪華景品があるので興味がある方は足を運んでみてはどうでしょうか?

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ファイアロー@ゴツゴツメット 性格:腕白 特性:疾風の翼

努力値:172-0-252-x-0-84 実数値:175-101-135-x-89-157

技:ブレイブバード 鬼火 羽休め 挑発

 

 低い種族値(H78、B71)からは想像できない耐久を持つこのPTの影のMVP。ファイアローの前はクレセリアを採用していましたが、ラッキーやブラッキー等の高耐久ポケモンに詰められることが多く、スイクンへ安定して後投げ出来るポケモンがいませんでした(もちろん、自分のPTのガルーラゲッコウガスイクンに強いのですが、ハンデ無しで対面したときの話で、自分のPTでスイクンに不利なポリ2やガブリアスで相手の1体目を倒した時に投げられることが特に多く、その状況でガルーラゲッコウガを後投げしても瞑想を1回積みまたは熱湯1回当てられることを許した状況で対面することになるので突破することはほぼ不可能です)。そこで、物理アタッカーを機能停止に追い込むことが出来、かつ高耐久ポケモンの行動を制限出来るゴツゴツメット持ちの耐久型ファイアローを採用しました。性格はシングルでは最速S種族値105族あたりを抜ける陽気がテンプレですが、ノーマル技が一貫しているさかさバトルでは行動回数を出来るだけ増やすために最低限最速S種族値90族(特に、メガシンカ前のガルーラや意地っ張りハチマキガブリアス意識)抜きは確保しつつ、あとは物理耐久に努力値を振りたかったので性格は腕白を採用しました(偶然HPが16n-1調整になったのはラッキーでした)。

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ガルーラ@ガルーラナイト 性格:意地っ張り 特性:早起き→親子愛

努力値:84-212-12-x-84-116 実数値:191-156-102-x-111-125→191-189-122-x-131-135

技:秘密の力 グロウパンチ 不意打ち 身代わり

 

 ただでさえ強いのにノーマル技が一貫しているさかさバトルではさらに手が付けられなくなるダントツでKP1位のポケモン。流石に色々な方法でガルーラが対策されていると思われるので、その方法の1つであるゴツゴツメットの対策に秘密の力を採用して出来るだけガルーラを動きやすくしました。あとは時に書くことがないので調整を書いておきます。C4振りスイクンの熱湯を身代わりが確定耐え(上を取っていれば、対面から100%で突破可能)A特化メガガルーラの捨て身タックルを確定耐え、メガシンカ後最速S種族値70族抜き、Aは余りです(本当はAは特化したかったのですけど仮想敵を考えると仕方がなかったです)。

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ゲッコウガ@命の珠 性格:臆病 特性:変幻自在

努力値:0-0-4-248-4-252 実数値:147-103-88-154-92-191 (31-31-31-30-31-31個体)

技:熱湯 冷凍ビーム 神通力 めざめるパワー電気

 

 まさに特性通りの変幻自在なポケモンさかさバトルは普段見られない色々な種類や型のポケモンが環境上に存在し、相手の策に溺れやすいことから他のルールより先手を取ることが重要視されているので、S種族値が高いことからほとんどのポケモンの上を取って特性の御陰でタイプ一致というのもあって強力な技を叩き込めるのが強かったです。技構成を見る限り、Aの個体値は1が最も望ましいのですが、ガルーラへの誤魔化しとして影打ちを採用するか迷っていたのでAの個体値は31で孵化しました(結局、無駄な足掻きだと思ったので影打ちは候補から消えました)。神通力を採用した理由については悪の波動では抜群が取れないエスパータイプに対しての打点(特にラティオスフーディン、エーフィ意識)が欲しかったからです(PGLのデータを見るとゲッコウガの神通力の採用率はTop10圏外だったので相手のフーディンが対面でメガシンカしてもゲッコウガに無償で仕事をさせないために守らずに突っ張ってくることが多かったので自分にとってそれは好都合でした)。さらに、悪の波動で抜群が取れる格闘タイプとフェアリータイプについては他のポケモンで対処することが出来るので無くて困ったことはありませんでした(何で悪の波動と神通力の怯む確率は同じじゃないのですかね・・・)。また、めざめるパワー電気を採用した理由についてはこのポケモンはSが早いことから麻痺を誘いやすいので、電磁波や蛇睨み読みで打って切り抜けたかったからです(特にKP2位の気合いの襷持ちジャローダの蛇睨みに臆することなく行動できたのが強かったです)。一応、めざめるパワー電気はガブリアスに4倍で入りますが1回しか打ちませんでした。

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ポリゴン2@進化の輝石 性格:図太い 特性:トレース

努力値:244-x-252-4-4-4 実数値:191-x-156-126-116-81

技:トライアタック イカサマ 毒々 自己再生

 

 持ち物の御陰もあり、とにかく堅いこのPTのMVP。A特化メガガルーラグロウパンチ+捨て身タックルを超高乱数耐え、最速拘りハチマキ持ちガブリアスの逆鱗を2耐え(逆鱗のダメージが半分以上まで達したら意地っ張り拘りハチマキ持ちが確定するので持ち物判別が出来る点も優秀)する驚きの物理耐久です。さかさバトルは他のルールより特性に依存しやすいルールでもあるので、その強力な特性をコピー出来るトレースは非常に優秀だと考えたので文句無しで採用しました(PGLのデータを見るとダウンロードとトレースの比がほぼ1:1でしたが、ガルーラガブリアスカイリューが強いこのルールでポリ2をミラーまたは起点回避意識のダウンロードのアタッカー型にしてしまうと後出しが出来ないポケモンが1体減ることになるのでそれはあまりにもリスキー過ぎると思いますけどね)。毒々はミラーや高耐久ポケモンに粘られないために採用していますが、その対面はほとんど泥仕合になるので自分はあまり好きではありませんが勝つためには仕方がないと思って乗り切っています。

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ガブリアス@拘りスカーフ 性格:意地っ張り 特性:鮫肌

努力値:0-252-4-x-0-252 実数値:183-200-116-x-105-154

技:逆鱗 地震 岩雪崩 アクアテール

 

 このPTの切り込み隊長。このルールのガブリアスはこの型が一番強いと思っています。その理由を主なアタッカーガブリアスの型を上げて記述していきます(岩雪崩で極端に耐久に振っていないガブリアスは確2なので岩雪崩で確2前提で記述していきます)。A特化拘りハチマキ持ち型については、岩雪崩の命中率や怯む確率とストーンエッジの命中率を考慮するとストーンエッジで62.56%で突破されます。最速拘りハチマキ持ち型については、上記と同様の考慮でストーンエッジで約50.93%で突破されます。最速気合の襷持ち岩石封じ搭載型については上記と同様の考慮で岩石封じ+地震で約24.46%で突破されます。上記の3つの型とミラーの4つの型について意地っ張り拘りスカーフ持ちガブリアスは同速勝負に勝つことが出来れば3つの型に対処することが出来るのでこのガブリアスの型が一番強いと思いました(A特化拘りハチマキ持ち型についてガブリアスが倒されてもポリゴン2ファイアローゲッコウガで詰めることが出来るので困ったことはそんなにありませんでした)。アクアテールを採用した理由についてはドラゴンタイプ(特にラティオス)への打点と水タイプ(主にスイクン)へ逆鱗を打って自ら行動をロックしにいって起点を作られて戦犯になるのを出来るだけ回避したかったからです。

 この個体はニコ生主のうげうげさん(co2055664)の枠でもらいました。ありがとうございました(うげうげさんもそのリスナーさんも温かい人ばかりで初見でもすぐに溶け込める枠だと思うので良かったら、ぜひ)。

 

基本選出1

f:id:Koheibrain:20150723114756g:plain f:id:Koheibrain:20150729165127g:plain f:id:Koheibrain:20150717050640g:plain or f:id:Koheibrain:20150720001832g:plain

 相手のPTにライボルトフーディンガルーラ入りのPTにジャローダ等が入っているとほとんどこの選出をします。もちろん、A特化の逆鱗を確定で耐える調整している人いたり、また特性の威嚇もあって先発メガライボルト対面ではガブリアスは勝つことが出来ないのですが、あえて初手に繰り出すことで電気技を誘い、ポリゴン2のトレースで避雷針をコピーして無償降臨を狙います(相手のライボルトの特性が静電気ならやや辛いです)。先発ガルーラ対面ではファイアローを選出していればファイアローを後投げしてゴツゴツメットで定数ダメージを稼ぎ、選出していなければポリ2を後投げします(序盤からポリ2が大きく削られてしまうのは痛いですが、意地でもガルーラを止めるためには仕方がないです)。

 

基本選出2

f:id:Koheibrain:20150729152723g:plain f:id:Koheibrain:20150729165127g:plain f:id:Koheibrain:20150717050640g:plain or f:id:Koheibrain:20150723114756g:plain

  相手のPTにラティオスフーディンやエーフィとガルーラが入っていないPTにジャローダ等が入っているとこの選出をします。基本選出1との違いは相手がガブリアスの逆鱗や地震を誘うようなPTに見えなかった場合は基本選出1を採用し、逆に見えた場合は基本選出2を採用するという違いです。

 

基本選出3

f:id:Koheibrain:20150726025011g:plain f:id:Koheibrain:20150729165127g:plain f:id:Koheibrain:20150717050640g:plain or f:id:Koheibrain:20150720001832g:plain

 相手のPTに特性が草食のポケモンガルーラがいないまたは選出してこない読みの条件の下でゲンガーやフーディンやエーフィやラティオスジャローダ等が入っているとほとんどこの選出をします。キノガッサは縛られやすいポケモンですが、同時に縛りやすいポケモンでもあるので上手く扱うことが出来ればイージウィンしやすい選出です。

 

基本選出1、2、3全てで辛いポケモン

 特性が静電気のライボルトグライオンポリゴン2ブラッキー

 

感想

 自分はXY時代のさかさバトルは手を付けていなかったのであまり知識はありませんでしたが、ニコ生主のソウユウさん(co2286108)がPTの構築相談に乗ってくださった御陰でいち早く現在のさかさバトルの環境を知ることやメタるための地雷ポケモンを考案することで想定していたレートにあまり時間をかけずに到達することが出来たので感謝しています。

 

 最後に、記事を見て分からないことや疑問に思ったことがあれば、自分のTwitter(@keima1212ab)やこの記事に気軽にリプやコメントを下さい。

 

 ここまで見て下さってありがとうございました。

 

ORASリーグシーズン10総合最終8位達成 ローテーション(最終1718) (ORASリーグシーズン11最終1720)「醍醐味を無視した思考停止」構築

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 シーズン10のローテーションで使用したPTを紹介します。

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ガブリアス@命の珠 性格:陽気 特性:鮫肌

努力値:0-252-0-x-4-252 実数値:183-182-115-x-106-169

技:地震 ドラゴンクロー 岩石封じ 身代わり

 

 KP1位はダテじゃないと思える強いポケモン。自分のPTで厄介なロトムや霊獣ボルトロスの電気技の一貫を切ることが出来るのは本当に頼もしかったです。岩石封じは相手の竜の舞や追い風の妨害、味方の上を取るポケモンが増えることが出来るので採用して良かったです(特にトゲキッスが上を取れるポケモンが増えるのが強い)。身代わりはこのPTが重い電気技やギルガルドの甘えたキングシールドを読んでアドを取るためです。ドラゴンクローで無振りガブリアスを確一、地震でH252ギルガルドを中乱数で落とせることが出来るので持ち物は文句なしで命の珠を採用しました。

f:id:Koheibrain:20150723121028g:plain

シャンデラ@気合いの襷 性格:控えめ 特性:すり抜け

努力値:0-x-4-252-0-252 実数値:135-x-111-216-110-132

技:火炎放射 シャドーボール 鬼火→クリアスモッグ(シーズン16から) トリックルーム

 

 使い方次第では強くなったり、弱くなったりする極端なポケモン。特にクレッフィギルガルドニャオニクスに強いのが非常に評価できます。一番の天敵であるガルーラに注意しながら倒される前にトリックルームクチートのサポートや特性のすり抜けでリフレクターや光の壁、身代わりを貫通して相手のPTに致命傷を与える仕事が出来れば上出来です。性格が控えめの理由はシャンデラにはクレッフィギルガルド等に確実に仕事を遂行してもらいたいため、命中安定の火炎放射を採用していることから少しでも火力が欲しいからです。この記事を書いていてダウンロード対策を怠っていたことに気づきました(先頭に出さなければ大丈夫だと思いますけど・・・)。

 ピクシー対策にクリアスモッグを採用しました。しかし、クリアスモッグを入れている試合に限ってピクシーが選出されない(そもそも対戦相手のPTにいない)し、威張るによる自傷で頑張って択を当ててピクシー対面を作っても無駄だったので雨パ(特にオムスターガマゲロゲ)対策にエナジーボールを入れた方がマシだと思います。 (2016.09.26に追記)

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クチート@クチートナイト 性格:意地っ張り 特性:威嚇→力持ち

努力値:252-252-0-x-0-4 実数値:157-150-105-x-75-71→157-172-145-x-115-71

技:じゃれつく 不意打ち 叩き落とす 剣の舞

 

 特性の御陰で爆発的な火力で相手に大きな負担を与えられるポケモンシャンデラと共に選出されることが多いですが、常にシャンデラトリックルームをするわけではないので、同じことを考えている相手のスイッチトリックルームPTのクチート意識で無振り抜きのS調整にしました。また、アイアンヘッドではなく叩き落とすを採用した理由は自分のPTはポリ2やギルガルドが重めなのでそれを対策するためです。メガシンカ前の特性の威嚇によりクチートを4番目に選出した場合、先発の3体のうちの1体が物理ポケモンに倒されても良いような動きがしやすいのも択ゲーを減らすコンセプトのPTに噛み合っていて強かったです。

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ウォッシュロトム@オボンの実 性格:図太い 特性:浮遊

努力値:252-x-252-0-0-4 実数値:157-x-174-125-127-107

技:ハイドロポンプ 10万ボルト 鬼火 電磁波

 

 使ってみて初めて意外に堅いことが分かる耐久ポケモン。拘りスカーフ持ち型破りドリュウズ地震を15/16以上で耐える驚きの物理耐久を持っていますが、特殊耐久の方はサザンドラの悪の波動、霊獣ボルトロスの10万ボルト等でオボンの実込みでも結構削られてしまうので何も考えずにロトムを投げてしまうのは危険です。また、鬼火と電磁波の両立は相手に読まれにくかったので非常に使いやすかったです(癒しの鈴持ちポケモンは止めて頂きたいです)。

f:id:Koheibrain:20150720001832g:plain

ファイアロー@拘りハチマキ 性格:意地っ張り 特性:疾風の翼

努力値:0-252-4-x-0-252 実数値:153-146-92-x-89-178

技:ブレイブバード フレアドライブ 蜻蛉返り 寝言→ギガインパクト(シーズン16から)

 選出するときはほぼ4番目で先発の3体で程よく削れた相手を渾身のブレイブバードで止めを刺すという重要な役割を持つポケモン。強引に持っていける火力が欲しかったので性格は意地っ張りを採用しました。また、ちょうど最速S種族値110族と同速なることとA特化ファイアローのミラー意識でSの努力値を252に振り切りました。

 寝言を全く使う機会がなかったので、ウォッシュロトムへの最高打点としてギガインパクトを採用しました。まぁ、ほとんどブレイブバードしか使わないのですけどねw

(2016.09.26に追記)

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トゲキッス@拘りスカーフ 性格:臆病 特性:天の恵み

努力値:4-x-0-252-0-252 実数値:161-x-115-172-135-145

技:エアスラッシュ 大文字 波動弾 トリック

 ニコ生主のカピ吉さん(co2328120)からもらった、このPTのコンセプトの主軸であるポケモン。特性の御陰で60%の確率で怯ませられることが出来るエアスラッシュが非常に強く、何も行動させずに相手を倒すことが出来たり、一回でも怯ませられれば飛行技が等倍のほとんどのポケモンファイアローブレイブバードの圏内に入ります。マジカルシャインを切った理由についてはエアスラッシュが半減以下でマジカルシャインが抜群であるポケモンがメガデンリュウバンギラスチゴラスガチゴラスの4体(バンギラスは波動弾が4倍なので実質3体)のみでそれらのポケモンのためだけにマジカルシャインを採用するよりは鋼タイプに打点がある大文字(シャンデラの場合と違い、タイプ不一致な点と拘りスカーフで縛られていることより火力が欲しかった点から)と波動弾、補助技を多用してくる厄介な相手を詰ませられる可能性が上がるトリックを採用した方が良いと考えたからです(まぁ、ほとんどエアスラッシュしか打ちませんけど・・・)。

 

基本選出1

f:id:Koheibrain:20150725044019g:plain f:id:Koheibrain:20150716053724g:plain f:id:Koheibrain:20150723114756g:plain f:id:Koheibrain:20150720001832g:plain or f:id:Koheibrain:20150723123120g:plain

 相手のPTにクレッフィニャオニクスがいない、または飛行技に対してガッツリ対策しているPTでなければほとんど選出します。初手は風船や襷を潰すために不利対面でもトゲキッスエアスラッシュを打つことがほとんどです。これは自分がトゲキッスに対して非常に信頼を置いているからこそ出来る行動です。ただ、1ターン目からエアスラッシュを外したり、相手が怯まなかったり、さらに、相手の拘りスカーフ持ちポケモン(特に霊獣ボルトロスドリュウズ)で上から攻撃を叩き込まれてトゲキッスが落ちてしまうと非常に不利になります(霊獣ボルトロスについてはめざめるパワー氷もあるので安易にガブリアスで受けられないのも辛いです)。この選出(特に裏にファイアローを選出しているとき)で辛いポケモンクレッフィニャオニクス、サンダー、クレセリアブラッキーギルガルド

 

基本選出2

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 相手のPTにクレッフィニャオニクスがいればほとんどの確率で選出します。トゲキッスロトムの選択については相手のPTにクレッフィニャオニクスがいないかつ飛行技を半減できるポケモンが2体以下ならトゲキッスを選出する可能性が高く、それ以外ならロトムを選出する可能性が高い感じです。この選出で辛いポケモンはピクシー、ガルーラ、サザンドラガブリアス、メガギャラドス

 

基本選出1、2ともに辛いポケモン

 霊獣ボルトロスニンフィア、型破りドリュウズウォッシュロトム

 

感想

 自分は択ゲーが苦手でかつ嫌いなので上からトゲキッスエアスラッシュで縛ったり、トリックルーム下でクチートで縛ったりして出来るだけ択ゲーを避けるPTで挑みましたが、結局最後の最後で択ゲーになることも少なからずあり、それに負けて低いレートの人からレートをガッツリ吸われる怖さはこの上なかったです。

 

 最後に、記事を見て分からないことや疑問に思ったことがあれば、自分のTwitter(@keima1212ab)やこの記事に気軽にリプやコメントを下さい。

 

 ここまで見て下さってありがとうございました。

 

ORASリーグシーズン10総合最終8位達成 トリプル(最終1803) (ORASリーグシーズン17最終1872) 「火力厨の叩きパ」構築

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 シーズン10のトリプルで使用したPTを紹介します。

 各ポケモンの採用理由や技構成、持ち物については以下の記事で詳しく記述していますので良かったら、そちらをご覧頂くことも推奨します。(2016.10.05に追記)

koheibrain.hatenadiary.jp

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ニョロトノ@脱出ボタン 性格:穏やか 特性:雨降らし

努力値:244-x-108-68-84-4 実数値:196-x-109-119-144-91

技:熱湯 凍える風 滅びの歌 守る

 

 優秀なサポートポケモンその1かつクッション係。雨を降らしてカメックスの潮噴きの威力を上げたり、相手の炎技のダメージを半減したり、また他のポケモンで受けたくない攻撃を身代わりになって受けて脱出ボタンを発動させて何事も無かったような状況に持ち込むことが出来るので非常に役に立つポケモンです。持ち物が脱出ボタンであることから出来るだけ多くの種類の技を1発は耐えたいので性格は穏やかにしています(化身ボルトロスの珠10万ボルト確定耐え)。凍える風は相手の追い風の妨害やカメックスが上を取って攻撃できるポケモンの数を増やすため、滅びの歌はテラキオンカメックス等で相手のポケモンを3体以上倒してから変な悪あがきをされないように止めを刺したり、どうしても普通の攻撃では勝てないと判断した時のために採用しました(2連守るというズルを成功させて勝った試合もチラホラ)。

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カメックス@カメックスナイト 性格:控えめ 特性:雨受け皿→メガランチャー

努力値:92-x-4-236-4-172 実数値:166-x-121-148-126-120→166-x-141-203-136-120

技:潮噴き 波動弾 悪の波動 守る

 

 特性の関係でトリプルで強さが格段に増すこのPTのダブルエースの一角。ニョロトノによる雨と凍える風のサポートがあるので最速にする必要がなかったということと出来るだけ一撃で勝負を決めたかったので性格は控えめを採用しました(Cに補正をかけることで、A特化メガガルーラの捨て身タックルを一撃目と二撃目どちらとも最高乱数を引かなければ耐えて返しの波動弾で確実に落とせます)猫騙しではなく守るを採用したのはメガガルーラ等に上から猫騙しを打たれてA特化メガガルーラの捨て身タックル最高乱数2連続以外耐えに耐久調整をした意味があまりないと感じたことと潮噴きの火力の確保や行動回数をなるべく増やす等の防御的要素のため(カメックスの守るが読まれにくいことも評価)と滅びの歌のターン稼ぎのためです。また、特性はHPを少しでも多く保つためにトレース対策を無視して雨受け皿を採用しています。

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ギルガルド@弱点保険 性格:冷静 特性:バトルスイッチ

努力値:252-4-0-252-0-0 実数値:167-71-170-112-170-58(シールドフォルム) 167-171-70-222-70-58(ブレードフォルム) (S0個体)

技:シャドーボール 聖なる剣 キングシールド ワイドガード

 

 このPTの守りの要。冷静最遅HCという命の珠持ちギルガルドを全く考慮していない個体ですが、ギルガルドミラーを意識するよりはほとんどのポケモンの攻撃(雨下なら炎技も込み)を耐えた方が良いと判断しました。また、50%以上の確率でトリックルーム下でブルンゲルニンフィア等のS種族値60族に上から攻撃することが出来るため、このPTで怪しかったトリックルームをされた後のトリックルームのPTにムーブ等で味方を守ることも出来るため、完全に後手に回らずに対抗することが出来ます(この型の御陰で勝てた試合は数えきれないほどあります)。持ち物の弱点保険は普段ギルガルドでは勝てないポケモン(霊獣ランドロスヒードランメガリザードンYサザンドラ等)の攻撃を耐えてC+2またはA+2の能力上昇で勝てるのが非常に強いので採用しました。また、C+2シャドーボールやラスターカノンではH252ヒードランやH252メガガルーラ等を落とせませんが、A+2聖なる剣で弱点を突くことで中乱数1発まで変化するダメージゴーストタイプの技と格闘タイプの技の範囲の良さ(ただし、両方とも無効タイプがあるのでムーブや交換出しに弱め)を評価して聖なる剣を採用しました。

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テラキオン@命の珠 性格:陽気 特性:正義の心

努力値:4-252-0-x-0-252 実数値:167-181-109-x-110-176 (31-31-29-x-30-31個体)

技:インファイト 岩雪崩 地震 守る

 

 このPTのダブルエースの一角で自分が考えるトリプル環境における最強のポケモン。厳選時間は意外とかかり、4日間でした(楽してこのポケモンは手に入れられない)。皆さんがこのポケモンの型を見て真っ先に目に行くのは「命の珠」という持ち物かもしれません。その持ち物を採用した理由は3つあります。

 1つ目は、自分はテラキオンに広角レンズやヨプの実を持たせることに非常に違和感があったことです。まず、広角レンズについては自分にとっては論外な持ち物でそもそも叩きパを使用していて岩雪崩を外すことをビビっているのなら別のPTでレート上位を目指した方が良いことをお勧めします。次に、ヨプの実については確かに拘りスカーフ持ち霊獣ランドロス等の上からの馬鹿力、テラキオンミラー対面の同速負けからの格闘技、相手のワイドガード読みテラキオンが範囲技を選択しない読みまたは攻撃を耐えてからカポエラーハリテヤマインファイト等のケアが出来るのは評価できます。しかし、最近はヨプの実を読んで意地でもテラキオンを倒すために味方を巻き込んでまでも地震を打ってくる拘りスカーフ持ち霊獣ランドロスの存在、A特化メガガルーラのけたぐりでヨプの実込みでも高乱数で落とされる(テラキオンのA-1インファイトをH4振りメガガルーラが確定で耐えるため、実質最速メガガルーラにも対面で負ける)、テラキオンインファイトした後のB-1かつD-1のランク補正によりヨプの実を持っていても倒されることを何度も経験したため、実質持ち物無しで戦っている感覚が常にありました。そこで、拘りスカーフ霊獣ランドロスのケアを諦め、テラキオンミラー対面については本当はやりたくないのですが、同速勝負に勝つことで乗り切ろうと考えました(初手岩雪崩をする人もいるので1ターン目でテラキオンを落とせる確率は相手のテラキオンの攻撃技が2ウエポンなら67.5%、3ウエポンなら約61.67%です)。

 2つ目は、更なる火力が欲しかったことです。袋叩きのA上昇で十分に火力があるのに何を言っているのかと思う人も知れませんが、これもとても重要な理由です。まず、命の珠A-1インファイトでH252メガガルーラを高乱数で落とせます(これで相手にドヤ顔で1回は威嚇を入れられても大丈夫です)。次に、命の珠ダブルダメージA+6岩雪崩とファイアローブレイブバードでほとんどのクレセリアと進化の輝石持ちサマヨールが落とせるので(トリプルは特殊環境のためB補正個体やBに努力値を振り切る個体が少ないため、実質確実に落とせます)、相手のポケモントリックルームを使用することを阻止します(もちろん、ヨプの実持ちでは無理です)。

 3つ目は、地震で岩雪崩を使わずに済むことが出来る可能性があるということです。命の珠を持たせたことで岩雪崩でほとんどのポケモンをオーバーキル出来ます。なので、そういうポケモンは少し低めの威力の地震でも落とすことが出来ます(もちろん、ヨプの実持ちでは倒せるポケモンの範囲が狭まるため、地震で甘えたら泣くことになるケースが少なからずあります)。これで、外す可能性のある岩雪崩をわざわざ使わなくても地震で処理することが出来るため、より安定して勝ちを拾うことが出来ます。言ってしまえば、このテラキオンは岩雪崩と地震を使い分けることで実質、命の珠と広角レンズの両方の持ち物を持っている最強のポケモンになります。

 たまに、地震を切ってファストガードを採用しているテラキオンを見かけますが、ギルガルドに対してやる気のない個体は自分は怖くて使えません。

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テラキオン@命の珠 性格:陽気 特性:正義の心

努力値:4-252-0-x-0-252 実数値:167-181-110-x-110-176 (31-31-31-x-31-31個体)

技:インファイト 岩雪崩 地震 守る

 

 ORASリーグシーズン12で使用したフォロワーのソウユウさんからもらった個体。このPT唯一の色違いのポケモンでより一層存在感が増して見栄えが良かったです。岩雪崩も良く当ててくれてとても強かったです。

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エルフーン@バコウの実 性格:臆病 特性:悪戯心

努力値:204-x-52-x-0-252 実数値:161-x-112-x-95-184

技:袋叩き 追い風 挑発 トリックルーム

 

 優秀なサポートポケモンその2かつこのPTのMVP。A0個体ではないのは正直に言うと妥協です(過去にHPが大幅に削れたポケモンを袋叩きで落とせた御陰で勝てたのでA0個体だったらその試合は負けていたのかもしれない、というよりこの個体の意味を見出すためにそうであったと思いたいです)。皆さんはこのエルフーンの技構成を見てアンコールが無いので、しっくりこないと思っているのではないのでしょうか?もちろん、アンコールを切った明確な理由は2つあります。

 1つ目はアンコールが相手のトリックルーム対策になり得ないということです。アンコールという技は相手に一回技を出させないと決まらない技なので確実にトリックルームを1回は許してしまいます。その後にエルフーンがアンコールをしてくるのがほとんどの相手に見透かされているので、それを読んで交代またはファストガード等で防ぐためほとんど成功しません。これは、猫騙しや他の補助技(追い風や神秘の守り等)に関しても同様に言えることで、アンコールという技は「択」で勝たない限り絶対に成功しない技だと自分の中で解釈しています。

 2つ目はアンコール=エルフーン」という印象が全てのポケモンの中で一番強いということです。これが一番の理由で戦闘中に技構成が確定するまでエルフーン対面でほとんどの相手はアンコールに怯えながら行動します。それを逆手に取りアンコールを第5の技にすることで技スペースを1つ空けることが出来るのです(要は実質、4つの技が確定するまで技を5つ持っているエルフーンになります)。

 以上の2つの理由により、アンコールを切るという判断に踏み切ることが出来、ほとんどの確率で相手に読まれないというか読まれるわけがないトリックルーム対策の中で一番強い技であるトリックルームを入れることが出来ます(この技が非常に強く、勝率が劇的に上がりました)。

 また、持ち物のバコウの実はフェイント+疾風の翼ファイアローブレイブバード対策で、意地っ張りA特化拘りハチマキ持ちブレイブバードでも確定で耐えます。

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ファイアロー@気合の襷 性格:陽気 特性:疾風の翼

努力値:0-252-4-x-0-252 実数値:153-133-92-x-89-195

技:ブレイブバード ファストガード 横取り 挑発→追い風(シーズン15から)

 

 優秀なサポートポケモンその3。特性により飛行技を優先度+1で打てたり、覚えられる補助技が豊富なのが非常に強いです。最速の理由は1ターン目で持ち物または特性未考慮で最速の猫騙し持ちのマニューラ猫騙しをファストガードで防ぐことが出来たり、ファイアローミラー対面で50%以上の確率で先に横取りやブレイブバードを選択することが出来るためです。追い風ではなく挑発を採用した理由は、エルフーンの覚える技と被ったり、ブレイブバードと追い風を1ターンで同時に選択したいケースが多いためとファストガードで防がれない出来るだけ速い挑発持ちが欲しかったり、1ターンで2体に挑発を打ちたいケースが多いためです。→①

 持ち物の気合の襷は初手でブレイブバードを打つより補助技を選択するケースが多く、出来るだけ行動回数を増やしたかったからです(ファイアローに気合の襷は読まれにくいので集中攻撃をされにくく、メガガルーラや天候ダメージ等を除いて1ターンで落とされることが少ないのも評価できます)。

 

①確かに挑発も強かったですが、例えば、相手の先発に拘りスカーフ持ちランドロストリックルーム搭載かつメンタルハーブ持ちクレセリアが一緒に繰り出されたと仮定します。この状況を打破するには追い風とトリックルーム両方を1ターンに選択する必要があります(でも、上位の人にはそんな簡単に決めさせてくれないので実際には2~3ターンかけて自分に有利な盤面を完成することが多いです)。また、単純に追い風が強かったこともあり、技の変更に至りました。

(2016.09.14に追記)

 

 基本選出はよっぽどのことがない限りはエルフーンテラキオンファイアローです(エルフーンファイアローの位置はその日の気分です)。ここからは相手のPTコンセプト(苦手なPTやメジャーなPT)に対してどう戦っていくかを記述していきます(全工程を記述すると結構長くなるので主に初手だけ)。

  以下のプレイングはシーズン14までのプレイングです。現在のプレイングとは多少異なることがあります。

(2016.09.14に追記)

 

 1.拘りスカーフ持ち霊獣ランドロスかつS操作ポケモンがいるPT

VSガルーラ追い風スタン(ガルーラ、サザンドラ、サンダー、ギルガルド、霊獣ランドロスヒードラン等)

 初手テラキオンは霊獣ランドロスの馬鹿力または地震読みで守ってエルフーンの追い風とファイアローの挑発で次ターンから一気に勝負を決めたいところですが、ここで注意したいのはメガガルーラの捨て身タックルでエルフーンまたはファイアローが落ちてしまうこととサンダーが追い風をして2ターン連続で霊獣ランドロスの上を取れないことです。エルフーンが狙われているときは落とされても良いので追い風をして、ファイアローは挑発をしてサンダーの追い風とテラキオンの岩雪崩、地震または後から出てくるカメックスの潮噴きを選択する際に厄介なギルガルドワイドガードの択を潰し(ファイアローとサンダーが対角に位置してしまったときはエルフーンニョロトノまたはギルガルドに交代させてファイアローは横取りをします)ファイアローが狙われているときはニョロトノに交換してファイアローを再降臨させたりギルガルドに交換して霊獣ランドロスのケアをしたりして、エルフーンは基本追い風ですが、サンダーの追い風を確信した時はトリックルームをします(その時はファイアローギルガルドに交代させます)。

 

VSガルーラスイッチトリパ(ガルーラ、クレセリアニンフィアギルガルド、霊獣ランドロスヒードラン等)

 霊獣ランドロステラキオンを縛り、追い風読みでクレセリアトリックルームをしてくるPT。一見、初手の追い風は悪手に見えますが、テラキオンギルガルドに交換して霊獣ランドロスの持ち物が拘りスカーフであることを確認出来れば、次ターンに相手は霊獣ランドロスは置物になっているので交代するところを見計らって、ギルガルドテラキオンに交換してエルフーントリックルーム返しをすれば自分の流れに持って行けます(霊獣ランドロスが拘りスカーフ以外の持ち物である時は再び叩きの展開に持って行けるように裏の3体で詰めていきます)。ここで注意したいのはトリックルーム返しをする前にメガガルーラギルガルドエルフーンが落とされてしまう可能性があるということです。そういう時は、初手追い風は悪手になるので相手のトリックルームに乗っかって裏3体のポケモンで詰めていき、トリックルームが切れた後に勝負を仕掛けるというケースも少なくはありません(こういうときに控えめカメックスや最遅ギルガルドの強みが出てきます)。

 

VSリザランドハリテクレセ

 ハリテヤマのフェイントによりテラキオンの居座りを許さなく、ギルガルドを後投げしてもメガリザードンYの熱風で落とされる一番対戦したくないPT。追い風下のカメックスの潮噴きやテラキオンの岩雪崩怯みで強引に削っていくしか正直勝ち筋がないです(これでハリテヤマにワイガがあったら負け濃厚ですね)。

 

2.特性によって上を取ってくるポケモンがいるPT

VS雨パ(トリックルーム非採用)

 エルフーンとルンパッパが対角にいれば追い風で一気に有利になりますが、エルフーン猫騙しを打てる位置にルンパッパがいると一気に劣勢になります(バコウの実を持っているルンパッパが多いため、ファイアローのブレイブバートで一撃で落とせない)。このPTも厄介で勝つときは何回も択に勝った時か滅びの歌で逃げ切った時がほとんどです。

 

VS雨スイッチトリパ

 相手のポケモンを交換させないようにするために、先発にゴチルゼルを入れて残りの2体はニョロトノとルンパッパまたはキングドラの先発が多いPT。相手側からするとエルフーンの追い風を読んでゴチルゼルトリックルームを初手にすることが多いので、それに合わせてエルフーントリックルームをして有利に試合を進めていきたいのですが、ここで注意したいのはニョロトノの熱湯がファイアローの届く位置にあるときです。ファイアローはすでにルンパッパにブレイブバードを打っているため反動ダメージで気合の襷が潰れています。なので、ニョロトノの熱湯で落とされてしまい、次ターンで交換できないかつ前ターンで守っているテラキオンを落とすためにルンパッパが攻撃してくるのを防ぐポケモンがいなくなっていしまうので一気に負けに繋がります。その時は、相手のトリックルームに乗っかり次ターンでギルガルドを出してムーブをすることで意地でもテラキオンを守り戦っていかないといけません。

 

VSバンドリマンダ

 S種族値120のメガボーマンダ、砂ダメージと岩雪崩でファイアローを1ターンで倒したりスカーフの可能性もあったりするバンギラス、裏のポケモンを後投げさせる気を失せさせるドリュウズといった面倒な並び。メガボーマンダの追い風搭載の可能性や先発3体のポケモン1ターンキル出来る攻撃力を考えると追い風や雨降らしで簡単に解決できるPTではなく、非常に苦戦を強いられます。カメックスギルガルドの使い方で勝負が決まると言っても良いレベルです。

 

VSバンドリサナバレル(スイッチトリパ)

 雨スイッチトリパと動き方はだいたい同じですが、どのポケモンも序盤で簡単に失ってしまっては勝率が一気に落ちてしまうシビアなPTです。

 

3.ガチトリパ(主にトリックルーム始動員やそのサポート役について)

 VSサマヨールブルンゲルシャンデラ

 挑発、テラキオンの岩雪崩+ファイアローブレイブバード地震エルフーントリックルーム等様々な対処法があり、一見、厳しそうに見えますが、逆に一番やり易いPT。

 

VSニャオニクス

 自分でトリックルームをするだけでなく、上の3体と共に先発に繰り出され、猫だましやファストガード、横取りでサポートすることもある厄介なポケモン。挑発対策でメンタルハーブを持っている可能性もあるので多少の読みが必要です。

 

VSフレフワン

 挑発無効なので、初手のトリックルーム対策がほとんどエルフーントリックルームなのが辛いです。また、このポケモントリックルームを決められてしまうとS実数値30からの癒しの波動で相手のポケモンを回復させられてしまうので早急な処理が求められます(過去に当たったピッピフレフワンが一番辛かったです)。

 

VSドーブル

 択。

 

4.その他

VS(エルフーンorマニューラ)テラキオン(ファイアローorドーブル)

 エルフテラキアローなら甘えてテラキオンが守ってエルフーンが追い風する読みでファイアローは横取り、エルフーンテラキオンに袋叩き、テラキオン地震を選択します(同速負けしてインファイトを打たれたらほぼゲームセット)。エルフテラキドーブルやエルフテラキマニューラには現在のところ自分が思うに安定択がない状況です(唯一言えるのは、過去に出会ったメンタルハーブ持ちドーブルや拘りスカーフ持ち猫騙マニューラにはそもそも読めないので絶対に勝てないということです)。

 

 エルフテラキドーブルは一つの勝ち筋としてファイアローブレイブバードエルフーンが袋叩きをエルフーンに集中してテラキオンの攻撃を上げるのを阻止して攻撃を受けきる方法があります。もちろん、エルフーンの同速負け、ドーブルテラキオンではなくファイアロー猫騙しをしたり、ファストガードこの指とまれを使ってくると負け濃厚です。(2016.01.19に追記)

 

VS誓いパ(湿原)

 初手にテラキオンに誓いをぶつけてくる人は少ないですが、念のためテラキオンは守ってエルフーントリックルームを選択してアドを取ります。

 

感想

このPTはシーズン9に完成して最高レート1865だったことから、シーズン10が始まる前までトリプルというルールに非常に自信を持っていました。しかし、いざシーズン10が始まると、このルールをやる人が少ないので同じ人に当たる確率が高いことから2回目以降は相手がトリックルームをする読み自分がトリックルームをする読み相手がトリックルームしない読み等本来必要のない択が発生しまうことでなかなかレートが上がらず本当に苦戦し、楽しいはずであったトリプルバトルが身内読みの廃れたルールに思えるようになってしまいました。よって、このルールをレートでやる気が本当に失せました(トリプルのPTは自分的にこれで完結しているのでゼロから新しいPTを作るつもりは全くありません)。だから、シーズン10で使用したPTを全て公開するという行動に至りました。

 

 ・・・と記述しておきながら、なぜまたトリプルレートをやり始めたのかというと、シーズン12で噴火ヒードランと負けん気ボルトロスが環境に参戦してきてこのPTでどう勝負が出来るかまたモチベが復活したからです。噴火ヒードランについては噴火を持っているか持っていないか定かではなかった試合があったので、詳しい対戦成績は分かりませんが急所で負けた1戦以外は全勝(そもそもこのPTヒードランに強いのでこの戦績は当然みたいな感じですけど・・・)、負けん気ボルトロスについては3戦全敗でした(テラキを上から確定1発で殴れて雨に強い個体は流石に辛かったです)。今回結構良い勝率でレート1800台に到達出来てモチベがさらに上がったので、今シーズンもさらに上を目指してトリプルレートをやっていきたいと思います(ありがとう負けん気ボルトロス!そしてさようなら!)。 (2015.11.17に追記)

 

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 (2016.01.19に追記)

 

 最後に、記事を見て分からないことや疑問に思ったことがあれば、自分のTwitter(@keima1212ab)やこの記事に気軽にリプやコメントを下さい。

 

 ここまで見て下さってありがとうございました。

 

ORASリーグシーズン10総合最終8位達成 ダブル(最終1909) 「ガルゲン滅び偽装スイッチトリパ」構築

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 シーズン10のダブルで使用したPTを紹介します。

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モロバレル@黒いヘドロ 性格:呑気 特性:再生力

努力値:236-x-244-4-20-0 (余り4) 実数値:219-x-133-106-103-31 (S0個体)

技:ギガドレイン キノコの胞子 怒りの粉 守る

 

 自分のPTの不安要素(電気耐性、雨パ耐性、フェアリー耐性)をまとめて解決出来る優秀なサポートポケモンその1。マリルリの隣に並べて腹太鼓のサポートをしたり、ヒードランの隣に並べて試行回数を稼ぐサポートをします。最遅の理由はトリル下で出来るだけ多くのポケモンの上を取りたいからです。ただ、使い方を間違えると置物になってしまうので注意が必要です。

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ヒードラン@食べ残し 性格:冷静 特性:貰い火

努力値:212-0-44-252-0-0 実数値:193-95-132-199-126-73 (31-0-31-29-31-0個体)

技:熱風 大地の力 身代わり 守る

 

 種族値、特性、耐性全てにおいて非常に優秀なポケモン。厳選時間は3日間でした(AS0個体を切ったらバチが当たりそうなので採用しました)。普通、最遅ドランの技構成には身代わりが入りませんが(Sが遅いので風船やシュカの実を持たせ、ラスターカノンを搭載することで処理できるポケモンの範囲を拡大させるのがテンプレです)、最遅食べ残し持ち身代わり搭載型は自分がこのPTに求めていた火力、耐久、詰ませ性能の3つの攻撃的要素を全て兼ね備えているのでその型で使おうと考えました(この型の御陰で勝ちを拾えたケースが何度もありました)。

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ガルーラ@ガルーラナイト 性格:意地っ張り 特性:肝っ玉→親子愛

努力値:4-252-76-x-4-172 実数値:181-161-110-x-101-132→181-194-130-x-121-142

 技:捨て身タックル けたぐり 不意打ち 猫だまし

 

 言わずもがな最強のポケモン同速負けは絶対に避けたいのであえてSを落として最速メガガルーラのけたぐりを超高乱数で耐えて(1撃目と2撃目の両方で最高乱数を引かない限りはこのメガガルーラは落とせません)返しのけたぐりで落とします。耐久調整やS調整がギリギリなのでAを少し削れば良いのでは?という疑問も生まれるかもしれませんが、H252ギルガルドに対してクレセリアの手助け込み不意打ちの乱数がズレるのでA252振りは絶対に譲れません(身代わりは知らない)。特性はゴーストタイプへの打点が欲しかったので肝っ玉を採用しました。

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クレセリア@ゴツゴツメット 性格:呑気 特性:浮遊

努力値:252-x-252-0-4-0 実数値:227-x-189-95-151-81 (31-x-31-31-31-2個体)

技:サイコキネシス 冷凍ビーム 手助け トリックルーム

 

 高い耐久力を持ち、覚える技も豊富である優秀なサポートポケモンその2。厳選時間は4時間という驚きの早さで出てきました。正直、月の光を入れたいと思う場面もありますが、少しでも相手のポケモンにダメージを入れるためのサイコキネシスランドロスボーマンダ等の4倍弱点持ち意識の冷凍ビーム、爆発的な火力で強引に相手を持って行ける手助けを考えると月の光を諦めざるを得ませんでした。クレセリアの攻撃で相手のポケモンが追加効果を引く確率は異常。

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マリルリ@オボンの実 性格:意地っ張り 特性:力持ち

努力値:228-252-4-x-12-12 実数値:204-112-101-x-102-72

技:じゃれつく アクアジェット 腹太鼓 守る

 

 特性の御陰であの低種族値から考えられない火力を放つ強いウサギ。最近増えてきたバンドリマンダ構築への打点とダブル環境での積み技の強さを評価して採用しました(積んだウサギの破壊力は凄まじい)。最初は耐久確保とトリックルーム下意識で呑気最遅型を使用していましたが、S補正無しトリトドンに上から熱湯を打たれて火傷したり、腹太鼓頼みの火力になったりして弱かったので素直にS補正無しA特化型に変更しました(偶然、最遅ヒードランのS実数値-1調整になっており、ヒードランと共に集中攻撃をしやすくなったので逆に良かったです)。

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ゲンガー@気合の襷 性格:臆病 特性:浮遊

努力値:0-x-4-252-0-252 実数値:135-x-81-182-95-178

技:シャドーボール ヘドロ爆弾 鬼火 トリックルーム

 

 ニコ生主のソウユウさん(co2286108)からもらったこのPTの一番の地雷ポケモンかつMVP。当初は、ニンフィアメガサーナイトマリルリギルガルドへの打点、メガガルーラキリキザン、霊獣ランドロス等の物理アタッカーに鬼火を入れて機能停止に追い込むための採用でしたが、相手のPTにトリックルーム耐性の無いのならば、なおさら意地でも唯一のトリックルーム始動役のクレセリアを止めるために集中攻撃をしてきて、月の光を搭載していないクレセリアの負担が大きくなり、例えトリックルームが成功しても行動回数が大幅に制限されます。そういうこともあってトリックルーム始動役をあと1体、出来ればそこまで痛手を負わずに成功させたいポケモンが必要だと考えました。そこで思いついたのが「トリックルーム」ゲンガーだったというわけです。WCS2014シニア決勝でも活躍した個体ですが、この個体は多くのポケモンの上を取りたかったので最速で使用しています。この判断が大正解で思うように決まって勝てる試合がさらに増え、非常に爽快でした(気合いの襷を持っていたこともあって臆せずに行動することが出来たので、守るが欲しいというケースはそんなにありませんでした)。

 

 予め言っておくと、選出については相手にガルゲン滅びPTの印象を強く与えるために、よっぽどのことがない限りガルーラとゲンガーを先発に繰り出します。ここからは相手のPTコンセプト(苦手なPTやメジャーなPT)によって裏の選出をどう決めるかを記述していきます。

 

VSガルーラスタン(化身ボルトロス、霊獣ランドロス、ガルーラ、ニンフィアクレセリアヒードラン等)とエルフテラキゲンガーとリザバナクレセドサイ

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 相手の先発がガルーラと霊獣ランドロスのとき、猫だまし+馬鹿力集中読みでガルーラをクレセリアまたはマリルリに交代して詰めていき、相手の先発がガルーラと化身ボルトロスのとき、挑発をゲンガーに打たれる危険性があるのでヘドロ爆弾を放ち、次のターン不意打ちの択に持ち込むため、あえてガルーラの猫だましをもらいます(この対面は結構辛いです)。エルフテラキゲンガーは言わずもがな「択」なので初手の結果で80%勝負が決まります(初手守るのか守らないのか人によって違うので辛いです)。リザバナクレセドサイはヒードランを丁寧に扱い、ドサイドンを早く処理することが出来れば楽に試合を展開できます(初手はフシギバナ守る読み隣のリザードンに猫だましを打ってトリックルームを成功出来ればイージーウィンです)。

 

VS雨パ

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 相手のPTにナットレイがいるときは最後の枠はヒードランが確定になります。この対面も結構辛く、ガルーラをモロバレルに交代してゲンガーのトリックルームを決めてトリックルーム下で上からモロバレルの胞子を撒きながら戦っていきます(過去にガルーラの猫騙しを警戒しないでゲンガーに集中攻撃をされたヤンキープレイがトラウマになっています)。

 

VSバンドリマンダ

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 相手の先発がバンギラスドリュウズのとき、一番辛いのは砂ダメージでゲンガーの襷が潰れることなので、猫騙しをバンギラスに打って、ゲンガーを1ターンで落とされないようにケアをします(初手でゲンガーにアイアンヘッドが飛んでくる確率が低いため)。相手の先発がボーマンダのとき、初手守る読みで隣に集中攻撃をします(その行動が通らなければ勝率が一気に落ちます)。また、マリルリは確かにその構築に強いですが、メガボーマンダに対しての後出しの怪しさと一緒にPTに入っている可能性が高いモロバレルには注意が必要です。

 

感想

 択を強要してくるPTが増えたことで昔よりダブルが勝ち辛くなった印象を強く持ちました。ポケモンの調整をもう一度見直してさらに多くのポケモンに対応で出来るようなPTに改良する必要があると思いました。

 

 最後に、記事を見て分からないことや疑問に思ったことがあれば、自分のTwitter(@keima1212ab)やこの記事に気軽にリプやコメントを下さい。

 

 ここまで見て下さってありがとうございました。

 

ORASリーグシーズン10総合最終8位達成 シングル(最終2047) 「クレッフィバナロトムinカバルカイリュー」構築

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 シーズン10のシングルで使用したPTを紹介します。

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クレッフィ@食べ残し 性格:穏やか 特性:悪戯心

努力値:228-0-60-x-188-28 (余り4) 実数値:161-76-119-x-144-99 (A0個体)

技:威張る 身代わり イカサマ 鉄壁電磁浮遊(シーズン16から)

 

 ほとんどのポケモンに50%の勝負を仕掛けることが出来る最凶であり自分にとって救世主であるポケモン

 電磁波ではなくて「鉄壁」を採用した理由は3つあります。

 1つ目はロトムフシギバナの邪魔をしないことです(詳しくはそのポケモンの個別解説で)。

 2つ目が一番重要なことで、この個体はシーズン2から愛用しているのでシングルレートにおけるクレッフィについては非常に熟知しているつもりです。そういうこともあって、この枠がいばみがテンプレクレッフィ(威張る 身代わり イカサマ 電磁波)ならば、このPTでレート2000を超えることはなかったと思っています。なぜなら、いばみがテンプレクレッフィではキノガッサローブシンハッサム等の突破が50%で不安定であることと、相手のいばみがテンプレクレッフィに対して身代わり1回分以上のHPの自分のクレッフィがイカサマまたは身代わりを読んで後投げしても勝てる保証がないということです。そもそも、クレッフィミラーの想定は分からなくもないが、何でクレッフィキノガッサローブシンハッサムを想定する必要があるのかと思う人がいるかもしれません。自分のPTは結構特殊で相手のPTにキノガッサまたはローブシンがいる時点でカバルカイリュー選出の可能性が95%で消えます(残りの5%は相手のPTがクレッフィバナロトム選出では辛いので、仕方なくそれらのポケモンを選出しない1点読みという苦し紛れの選出でしたが、一回その選出をしてポイズンヒールのキノガッサにやられたので2度と選出しないかもしれません)。そして、それらを止められるのはいばみがテンプレクレッフィを使用しているとフシギバナしかいないのでフシギバナの負担が大きくなってしまいます。さらに、ハッサムに関してはクレッフィバナロトム選出で安定して止められるポケモンがいません(カバルカイリュー選出だとハッサムと共にその選出で苦手なポケモン(ラティオス等)と一緒に選出される確率が高いため)。これらの問題を両方解決出来るポケモンは何かと考えたときに「鉄壁」クレッフィが浮かんだわけです。実際、ダメージ計算をしてみるとB+2身代わりでA特化拘りハチマキテクニシャンのキノガッサマッハパンチでも確定2発、A特化メガハッサムバレットパンチを確定2発なのでそれらのポケモンには初手鉄壁から入って身代わりをしていばサマをしていきます。ただ、B+2身代わりでも高乱数または確定で壊される命の珠や拘りハチマキテクニシャンのハッサムとチョッキローブシンには鉄壁を2回積む必要があります(ここで注意することは、叩き落とすをされる危険性であり、積む前に身代わりをして防ぐ択がどうしても発生してしまうのは仕方がないです)。また、クレッフィに対してはB+6でイカサマが3~4ダメージなので上を取っていれば100%勝てます(いばみがテンプレクレッフィ努力値はBに振っていないことが多く、イカサマで身代わりが3~4発で壊れるので食べ残しの回復量がいずれ追いつかなくなるのでTODで勝ちですというかTODでしか勝てません)。

 3つ目は、半ば強引ですが火傷状態のA特化メガガルーラ地震をB+4身代わりが確定で耐えて、まさかのクレッフィメガガルーラを突破することが出来ます(苦し紛れのやり方なのでグロウパンチや大文字搭載型は諦めましょう)。

 上述の通り、どうしようもないときは仕方がないですが、自分のクレッフィは身代わりや鉄壁、耐性を利用して威張るの試行回数を増やしています。なので、そのようなことも知らずにむしろそうさせてしまっているのも知らずに運ゲー運ゲー言っている人は非常に滑稽であり、愚かだと思っています。そんなにクレッフィが嫌ならメガヤミラミエルフーン、エーフィ等を使えば良いのではないのでしょうか?(それらのポケモンで自分のPTを対策出来るとは言っていない)

 上記で偉そうに鉄壁の強さを書いていますが、普通に電磁浮遊の方が汎用性がありますので変更しましたw
(2016.09.26に追記)

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カイリュー@ラムの実 性格:意地っ張り 特性:マルチスケイル

努力値:52-212-20-x-4-220 実数値:173-199-118-x-121-128

技:逆鱗 神速 地震 竜の舞

 

 このPT唯一の600族。特性の御陰でAS振りでも耐久が高い優秀なポケモン。逆鱗の混乱や鬼火、電磁波をリセットするために拘りハチマキではなくラムの実を採用しました(これで、メガヤミラミクレッフィにも強く出られます)。メガルカリオにドヤ顔で出してくる拘りスカーフ持ちのガブリアスランドロスに後投げして起点に出来るので竜舞、全て接触技だと負け筋を作りそうな気がしたので地震を採用しました(ナットレイメガルカリオに任せましょう)。また、ファイアローバシャーモに強い点も非常に評価出来ます。

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ルカリオ@ルカリオナイト 性格:臆病 特性:精神力→適応力

努力値:0-x-4-252-0-252 実数値:145-x-91-167-90-156→145-x-109-192-90-180

技:気合い玉 ラスターカノン 真空波 悪巧み

 

 ニコ生主のソウユウさん(co2286108)からもらったテンプレの特殊ルカリオ。悪巧みを1回でも積んだらほとんどのポケモンを1撃で仕留めることが出来るので、その爽快感が堪らないです。Bに努力値を4振ることでA4振りグライオン地震を確定で耐えるので起点にすることが出来ます。自分は技が外れて負けるより火力が足りずに負ける方が嫌なので気合い玉を採用しています(そもそも甘えて波動弾採用している人はルカリオの強さを全然分かっていないと思います)。

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カバルドン@オボンの実 性格:慎重 特性:砂起こし

努力値:252-0-0-x-204-52 実数値:215-132-138-x-129-74

技:欠伸 岩石封じ ステルスロック 吹き飛ばし

 

  意地でも起点を作ったり、相手に起点を作らせなかったりする欲張りなカバポケモン。慎重にすることで最速霊獣ボルトの珠草結びまで耐えるバケモノになります。地震を切った理由としては、このポケモンはあくまでも起点を作ることが何よりも重要なので、特性が天邪鬼以外のポケモンに効果がある岩石封じで相手のSを下げて安心して後続につなげられる方が良いと判断したからです。Sの調整は岩石封じ1回でテンプレ毒ガルドや少しSを振ったFCロトムスイクンクレセリア抜き、2回で最速80族+3、3回で最速116族抜きを意識しており、初手挑発が解けた後に上からステロや欠伸を放つことが出来て確実に仕事を遂行します(特にメガサーナイトやゲンガーを意識していますが、たまに数回の砂ダメージ+岩石封じで落ちます)。

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ウォッシュロトム@拘りスカーフ 性格:控えめ 特性:浮遊

努力値:204-x-0-84-0-220 実数値:151-x-126-149-126-134

技:ハイドロポンプ ボルトチェンジ トリック 鬼火

 

 シーズン2から愛用しているこのPT一番の地雷ポケモンかつMVP。トリックで補助技を固定させて裏から出てくるポケモンに鬼火を入れ、対策するつもりでドヤ顔で出てきたポケモンを戦犯にさせて相手に赤っ恥をかかせたり、トラウマを植え付けさせます。主に先発で繰り出し、ガブリアスカイリューウルガモスライコウ、エーフィ、カバルドン等にはどんな型であっても初手トリックします。ガブリアスカイリューの火力アップアイテム無し逆鱗は1発は耐えるので次のターンにクレッフィを投げて安心して身代わりが出来、威張るの試行回数が増えます(自分はいまだにPTにクレッフィがいるのに先発拘りハチマキ持ちガブリアスカイリューを平然と繰り出してくる相手の思考がいまだに分かりません)。上述の通り、クレッフィをラムの実持ちガブリアスカイリューウルガモス等で対策することはほとんどの確率で出来なく、むしろ自分に勝ちを譲ってくれる行動なのでありがたいです。そのようなポケモンは基本先発で繰り出してくることが多く(というより先発に繰り出さないと何のために選出したのが分からなく)、さらに上述のポケモンに対してトリックされるという選択肢は相手には無いと思うので約99.95%で成功します(XYとORASのシングル累計約2000試合で唯一失敗したというより自分の型を知っていない限り絶対あり得ない行動をされた試合→YT4G-WWWW-WW2C-KPEB 自分のPTコンセプトを全く知らないという条件の下でこの行動が正当である理由を見つけた人はぜひ教えて頂きたいです、それまではこの行動はヤンキーとして処理します)。また、拘りスカーフ持ちで鬼火を採用した理由の一つにメガガルーラに一矢報いることがあります(A特化猫騙し+火傷捨て身タックルを確定耐え)。これでクレッフィを後投げして倒せる確率が跳ね上がります(何度も言いますが、グロウパンチまたは大文字搭載型は諦めましょう)。ちなみに、ダウンロード対策を怠っているのは努力値が足りなかった、ただそれだけの理由です。

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 フシギバナ@フシギバナイト 性格:穏やか 特性:葉緑素→厚い脂肪

努力値:252-x-4-0-252-0 実数値:187-x-104-120-167-100→187-x-144-142-189-100

技:ヘドロ爆弾 ギガドレイン 宿り木の種 眠り粉

 

 シーズン2から愛用している物凄い耐久を持つ要塞ポケモン。その耐久はC特化メガボーマンダハイパーボイスを確定で耐えるレベル。メガガルーラ猫騙し+捨て身タックルやファイアローブレイブバードを耐える調整より相手の特殊ポケモンに後投げして勝ちを拾いに行ける方が良いと判断したため、HD特化に振り切りました(Sに努力値を振っていないのはHB耐久かつHD耐久の乱数がわずかにズレるためで同族ポケモンに抜かれることで損することはあまりありませんでした)。宿り木の種は非常に優秀な技で相手のラス1に放ってクレッフィで身代わり連打するだけで勝てる等あらゆる場面で重宝します。また、眠り粉はクレッフィの威張るの試行回数を増やしてくれたり、安心して宿り木の種を放つことが出来るのでこのPTでは光合成やめざめるパワー炎、地震等より優先される技だと判断しました。ただ、技構成から分かる通りこのフシギバナでは絶対に無理または起点にされるポケモンも存在するので上手く扱うには読みレベルが問われます。

 

基本選出その1

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 約70%の確率でこの選出をします。相手のPTにジャローダキノガッサローブシンギルガルド等がいると選出確率が一気に跳ね上がります。この選出で辛いポケモンメガヤミラミと毒々、守る、身代わり、噴煙または火炎放射搭載ヒードラン(マグマストームなら身代わり連打でワンチャン、というかカバルカイリューロトムいるのによく選出できますよね?)とメガボーマンダドリュウズメガリザードンXバシャーモファイアローメガガルーラ(特にグロ(ry )等。

 

基本選出2

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 約30%の確率でヤミラミまたは上の選出で辛いポケモンが複数いたら選出します。この選出で辛いポケモンジャローダキノガッサローブシンギルガルドと命の珠持ち草結び搭載のゲッコウガと拘り眼鏡持ちのウォッシュロトム等。

 

受けループに対する選出

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 グライオンを起点にしてメガヤドランに大ダメージを与えてから後続のポケモンで詰めていく戦い方。気合い玉が外れてしまうと少し辛いです。

 

感想

 2つの基本選出を両方対策出来るジャローダメガガルーラorメガボーマンダorファイアロー等のPTが増え、なかなかレートが上がらず苦しい時間を過ごしたことがありました(やっぱり、天邪鬼は壊れ)。でも、レート最終日に麻痺状態のクレッフィが1-3の絶望的状況を逆転したり、ラス1HP共にMAX同士のフシギバナと拘りメガネ持ちヒードラン対面で勝利する等の勇姿を見せてくれたので、このPTをずっと使ってて本当に良かったと思いました。

 

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