Kohei's brain

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ORASリーグシーズン10総合最終8位達成 ダブル(最終1909) 「ガルゲン滅び偽装スイッチトリパ」構築

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 シーズン10のダブルで使用したPTを紹介します。

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モロバレル@黒いヘドロ 性格:呑気 特性:再生力

努力値:236-x-244-4-20-0 (余り4) 実数値:219-x-133-106-103-31 (S0個体)

技:ギガドレイン キノコの胞子 怒りの粉 守る

 

 自分のPTの不安要素(電気耐性、雨パ耐性、フェアリー耐性)をまとめて解決出来る優秀なサポートポケモンその1。マリルリの隣に並べて腹太鼓のサポートをしたり、ヒードランの隣に並べて試行回数を稼ぐサポートをします。最遅の理由はトリル下で出来るだけ多くのポケモンの上を取りたいからです。ただ、使い方を間違えると置物になってしまうので注意が必要です。

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ヒードラン@食べ残し 性格:冷静 特性:貰い火

努力値:212-0-44-252-0-0 実数値:193-95-132-199-126-73 (31-0-31-29-31-0個体)

技:熱風 大地の力 身代わり 守る

 

 種族値、特性、耐性全てにおいて非常に優秀なポケモン。厳選時間は3日間でした(AS0個体を切ったらバチが当たりそうなので採用しました)。普通、最遅ドランの技構成には身代わりが入りませんが(Sが遅いので風船やシュカの実を持たせ、ラスターカノンを搭載することで処理できるポケモンの範囲を拡大させるのがテンプレです)、最遅食べ残し持ち身代わり搭載型は自分がこのPTに求めていた火力、耐久、詰ませ性能の3つの攻撃的要素を全て兼ね備えているのでその型で使おうと考えました(この型の御陰で勝ちを拾えたケースが何度もありました)。

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ガルーラ@ガルーラナイト 性格:意地っ張り 特性:肝っ玉→親子愛

努力値:4-252-76-x-4-172 実数値:181-161-110-x-101-132→181-194-130-x-121-142

 技:捨て身タックル けたぐり 不意打ち 猫だまし

 

 言わずもがな最強のポケモン同速負けは絶対に避けたいのであえてSを落として最速メガガルーラのけたぐりを超高乱数で耐えて(1撃目と2撃目の両方で最高乱数を引かない限りはこのメガガルーラは落とせません)返しのけたぐりで落とします。耐久調整やS調整がギリギリなのでAを少し削れば良いのでは?という疑問も生まれるかもしれませんが、H252ギルガルドに対してクレセリアの手助け込み不意打ちの乱数がズレるのでA252振りは絶対に譲れません(身代わりは知らない)。特性はゴーストタイプへの打点が欲しかったので肝っ玉を採用しました。

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クレセリア@ゴツゴツメット 性格:呑気 特性:浮遊

努力値:252-x-252-0-4-0 実数値:227-x-189-95-151-81 (31-x-31-31-31-2個体)

技:サイコキネシス 冷凍ビーム 手助け トリックルーム

 

 高い耐久力を持ち、覚える技も豊富である優秀なサポートポケモンその2。厳選時間は4時間という驚きの早さで出てきました。正直、月の光を入れたいと思う場面もありますが、少しでも相手のポケモンにダメージを入れるためのサイコキネシスランドロスボーマンダ等の4倍弱点持ち意識の冷凍ビーム、爆発的な火力で強引に相手を持って行ける手助けを考えると月の光を諦めざるを得ませんでした。クレセリアの攻撃で相手のポケモンが追加効果を引く確率は異常。

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マリルリ@オボンの実 性格:意地っ張り 特性:力持ち

努力値:228-252-4-x-12-12 実数値:204-112-101-x-102-72

技:じゃれつく アクアジェット 腹太鼓 守る

 

 特性の御陰であの低種族値から考えられない火力を放つ強いウサギ。最近増えてきたバンドリマンダ構築への打点とダブル環境での積み技の強さを評価して採用しました(積んだウサギの破壊力は凄まじい)。最初は耐久確保とトリックルーム下意識で呑気最遅型を使用していましたが、S補正無しトリトドンに上から熱湯を打たれて火傷したり、腹太鼓頼みの火力になったりして弱かったので素直にS補正無しA特化型に変更しました(偶然、最遅ヒードランのS実数値-1調整になっており、ヒードランと共に集中攻撃をしやすくなったので逆に良かったです)。

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ゲンガー@気合の襷 性格:臆病 特性:浮遊

努力値:0-x-4-252-0-252 実数値:135-x-81-182-95-178

技:シャドーボール ヘドロ爆弾 鬼火 トリックルーム

 

 ニコ生主のソウユウさん(co2286108)からもらったこのPTの一番の地雷ポケモンかつMVP。当初は、ニンフィアメガサーナイトマリルリギルガルドへの打点、メガガルーラキリキザン、霊獣ランドロス等の物理アタッカーに鬼火を入れて機能停止に追い込むための採用でしたが、相手のPTにトリックルーム耐性の無いのならば、なおさら意地でも唯一のトリックルーム始動役のクレセリアを止めるために集中攻撃をしてきて、月の光を搭載していないクレセリアの負担が大きくなり、例えトリックルームが成功しても行動回数が大幅に制限されます。そういうこともあってトリックルーム始動役をあと1体、出来ればそこまで痛手を負わずに成功させたいポケモンが必要だと考えました。そこで思いついたのが「トリックルーム」ゲンガーだったというわけです。WCS2014シニア決勝でも活躍した個体ですが、この個体は多くのポケモンの上を取りたかったので最速で使用しています。この判断が大正解で思うように決まって勝てる試合がさらに増え、非常に爽快でした(気合いの襷を持っていたこともあって臆せずに行動することが出来たので、守るが欲しいというケースはそんなにありませんでした)。

 

 予め言っておくと、選出については相手にガルゲン滅びPTの印象を強く与えるために、よっぽどのことがない限りガルーラとゲンガーを先発に繰り出します。ここからは相手のPTコンセプト(苦手なPTやメジャーなPT)によって裏の選出をどう決めるかを記述していきます。

 

VSガルーラスタン(化身ボルトロス、霊獣ランドロス、ガルーラ、ニンフィアクレセリアヒードラン等)とエルフテラキゲンガーとリザバナクレセドサイ

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 相手の先発がガルーラと霊獣ランドロスのとき、猫だまし+馬鹿力集中読みでガルーラをクレセリアまたはマリルリに交代して詰めていき、相手の先発がガルーラと化身ボルトロスのとき、挑発をゲンガーに打たれる危険性があるのでヘドロ爆弾を放ち、次のターン不意打ちの択に持ち込むため、あえてガルーラの猫だましをもらいます(この対面は結構辛いです)。エルフテラキゲンガーは言わずもがな「択」なので初手の結果で80%勝負が決まります(初手守るのか守らないのか人によって違うので辛いです)。リザバナクレセドサイはヒードランを丁寧に扱い、ドサイドンを早く処理することが出来れば楽に試合を展開できます(初手はフシギバナ守る読み隣のリザードンに猫だましを打ってトリックルームを成功出来ればイージーウィンです)。

 

VS雨パ

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 相手のPTにナットレイがいるときは最後の枠はヒードランが確定になります。この対面も結構辛く、ガルーラをモロバレルに交代してゲンガーのトリックルームを決めてトリックルーム下で上からモロバレルの胞子を撒きながら戦っていきます(過去にガルーラの猫騙しを警戒しないでゲンガーに集中攻撃をされたヤンキープレイがトラウマになっています)。

 

VSバンドリマンダ

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 相手の先発がバンギラスドリュウズのとき、一番辛いのは砂ダメージでゲンガーの襷が潰れることなので、猫騙しをバンギラスに打って、ゲンガーを1ターンで落とされないようにケアをします(初手でゲンガーにアイアンヘッドが飛んでくる確率が低いため)。相手の先発がボーマンダのとき、初手守る読みで隣に集中攻撃をします(その行動が通らなければ勝率が一気に落ちます)。また、マリルリは確かにその構築に強いですが、メガボーマンダに対しての後出しの怪しさと一緒にPTに入っている可能性が高いモロバレルには注意が必要です。

 

感想

 択を強要してくるPTが増えたことで昔よりダブルが勝ち辛くなった印象を強く持ちました。ポケモンの調整をもう一度見直してさらに多くのポケモンに対応で出来るようなPTに改良する必要があると思いました。

 

 最後に、記事を見て分からないことや疑問に思ったことがあれば、自分のTwitter(@keima1212ab)やこの記事に気軽にリプやコメントを下さい。

 

 ここまで見て下さってありがとうございました。