シーズン2 スペシャル(マーク不問かつ1体のみ全解禁のシングルバトル) 5位(56-9 レート1904) 「Ulutimate Load」構築
シーズン2のスペシャルで使用した構築を紹介します。
構築の経緯
1.構築に1体のみ入れることが出来る禁止伝説または幻のポケモンは,言うまでもなく,余程刺さっていない限り一般のポケモンでは到底太刀打ち出来ない高い能力を持っている。そのようなポケモンに積み技を採用すれば,等倍以上のポケモンを極端に耐久が高くない限りは1撃で倒せる絶対的な存在になるのではないかと考える。まずは,禁止伝説または幻枠を決める前にそのポケモンを絶対的な存在にするためのサポートをするポケモンから決めようと考えた。
2.禁止伝説または幻のポケモンを絶対的な存在にしても,1回の行動が約束されている気合いの襷や頑丈のケアとして「ステルスロック」を覚えるポケモンを2体用意すべきだと考えた(2体で互いの苦手なポケモンをケアするため)。真っ先に浮かんだのはカバルドンだった。壁展開のうちの1つであるアローラキュウコンのオーロラベールを特性の砂起こしと低めのS種族値で阻止したり,欠伸と吹き飛ばし,岩石封じといった起点回避の優秀な技を覚え,しかも高耐久でしっかり仕事をしてくれることを大いに評価して採用した。2体目は禁止伝説または幻のポケモンと1対1で勝負をするが出来る数少ない一般ポケモンであるボーマンダや起点作りのガブリアスやカバルドン,禁止伝説または幻のポケモンではレックウザやゲンシグラードン等に強いマンムーを採用した。
3.次に,この構築の目玉の禁止伝説または幻のポケモンを決める。自分が所望している要素は「1回の行動で攻撃または特殊攻撃が2段階以上上がる積み技を覚える」,「先制技または先程の積み技が素早さも上がる技である」の2つである。以上の要素を持っているアルセウス,レックウザ,パワフルハーブ持ちゼルネアスの3体に絞ることが出来た。レックウザを使うよりは,同じ竜の舞を覚えS種族値が高いボーマンダを使った方が強いと考えたため,レックウザはすぐに候補から外れた。そして,アルセウスもすぐに候補から外れた。理由は3つ。1つ目はメインウエポンの火力の低さ。神速(威力80で一致技補正で威力120)とフェアリーオーラのムーンフォース(威力95で一致技+フェアリーオーラ(≒適応力)補正で威力190)の比べるまでもない圧倒的な火力の差。2つ目は積んだ後のゴーストタイプと拘りスカーフ持ちのカプ・テテフに対しての処理。アルセウスでは,神速が無効化され下からシャドークローを打たざるを得ないが,ゼルネアスはそんなものお構いなしに吹き飛ばす。3つ目は,6世代ロムにアルセウスを残したかった。前売り券を5枚くらい買っておけば良かった()。以上の3つの理由(実質2つ)からゼルネアスが決まり,疑似レックウザとしてボーマンダも決まった。
4.ゼルネアスが苦手とするメタグロス,ナットレイ等の積んだ後の攻撃を1発は耐えて返しの攻撃で1撃で倒してくるポケモンについての対抗策としてルカリオを採用した。メガルカリオの特性は適応力なので1度積んでしまえば,ゼルネアスと同様に等倍以上のポケモンを1撃で倒すことが出来る。最後の1体はテッカグヤが面倒だと感じたため,デンキZ持ち化身ボルトロスを採用したが,この枠は最後までしっくりとこなかった。
以下,使用した構築とその解説です。
ボーマンダ@ボーマンダナイト 性格:陽気 特性:威嚇→スカイスキン
努力値:4-252-0-x-0-252 実数値:171-187-100-x-100-167→171-197-150-x-110-189
技:捨て身タックル 地震 竜の舞 羽休め
信頼出来る超高スペックの一般ポケモン。グラードンにとても強く,ステルスロックのダメージが入ってしまえば,ノーマルタイプのアルセウスやレックウザにも簡単に勝てます。最速型ならこの技構成で完成だと思います。羽休めがとても強かったです。
ルカリオ@ルカリオナイト 性格:陽気 特性:正義の心→適応力
努力値:0-252-4-x-0-252 実数値:145-162-91-x-90-156→145-197-109-x-90-180
技:インファイト バレットパンチ 剣の舞 神速 or 身代わり
第2のメガ枠。ノーマルタイプのアルセウスやナットレイ,積んでしまえばグラードンやカイオーガにも余裕で勝てる強いポケモンですが,環境に多かったカプ・テテフやギルガルドに何も出来なく,メガシンカの仕様変更でボーマンダやレックウザの死に出しに弱めなので選出率はやや低めです。技構成はインファイトと剣の舞は確定として,ゼルネアスやメガゲンガー,ミミッキュ意識のバレットパンチ,後述で説明しますが,拘りスカーフ持ちカイオーガに対してルカリオが繰り出せる最高打点である神速を採用しました。神速は身代わりでも良かった場面がありました(特に死に出しからのミミッキュ対面)が答えを出せずにシーズン2が終わってしまいました。
カバルドン@オボンの実 性格:慎重 特性:砂起こし
努力値:252-0-0-x-252-4 実数値:215-132-138-x-136-68
技:欠伸 岩石封じ ステルスロック 吹き飛ばし
選出率約9割のこの構築のMVP。HDに特化している理由は実数値を1でも甘えるとC183ゼルネアスのC+2ムーンフォースの乱数が変化するからです。この環境のカプ・テテフはほとんど拘りスカーフ持ちなので急所または1回目でDダウンを引かない限りはオボンの実込みで2耐えするのでカモでした。あと,再戦なら仕方がないですけど,初見でカプ・コケコが初手挑発を打ってきたときは流石にキレましたね。
マンムー@気合の襷 性格:陽気 特性:厚い脂肪
努力値:0-252-4-x-0-252 実数値:185-182-101-x-80-145
この環境に地味に刺さっている相手にされると嫌なポケモン。気合の襷を持たせることでこの構築で怪しいゲッコウガやカイオーガに抵抗することも出来ます。カバルドンのスペックの高さに選出率は低めでしたが選出したときはしっかり仕事をしてくてとても頼もしかったです。あと,マンムーがいるのに初手レックウザは止めて下さい。カバルドンの仕事量が少なくなってしまいます。
ボルトロス(化身)@デンキZ 性格:臆病 特性:悪戯心
努力値:4-x-0-252-0-252 実数値:155-x-90-177-100-179
技:10万ボルト 電磁波 挑発 イカサマ
とりあえず,テッカグヤを1撃で倒せて特性の悪戯心で積みポケモンの邪魔をしようと考えて採用したポケモンですが,テッカグヤは当たり前のように出てくるし,サイコフィールドで腐るし,何よりデンキZを無振りのカプ・テテフに耐えられたとき,「コイツ,ダメだな・・・」と本気で思いました。この枠の候補としてイワZ持ち意地ASバンギラス(ストーンエッジ,噛み砕く,炎のパンチ,竜の舞)を考えましたが,シーズン2最終日の3日前に思いいついたため,育成が面倒だと思い使いませんでした。
ゼルネアス@パワフルハーブ 性格:控えめ 特性:フェアリーオーラ
努力値:156-x-28-228-12-84 実数値:221-x-119-198-120-130
技:ムーンフォース 10万ボルト ジオコントロール 身代わり
この構築の目玉のポケモン。ジオコントロールという強力な積み技と特性のフェアリーオーラを合わせることで一瞬にしてバケモノと化す最強のポケモンです。VGC2016ルールでゼルネアスというポケモンを真面目に使用したことがなく,配分を考えるのに苦労しましたが,もりやまさんの速い控えめ配分のゼルネアスを参考にしました。S+2でS+1の準速のメガボーマンダ抜きにしました。技構成についてはムーンフォースとジオコントロールは確定として,テッカグヤに刺さる10万ボルトとジオコントロールによるD+2の恩恵を利用して身代わりを採用しました。この技構成で完結していると思います(当てる自信があるなら雷でも可)。これ以外の技を覚えさせている人は勝つ気がないか考察不足だと断言します。皆さんジオコントロールを積んだゼルネアスを裏のアルセウスやレックウザ等のために必死に削ろうと先制技を積極的に打ってきましたが(特にミミッキュ,マンムー),それは明らかなプレミです。有り難く身代わりを貼らせて頂きました。一番面白かったのは,ジオコントロールを積んだゼルネアスにドヒドイデが後投げで出てきて10万ボルトで吹き飛ばしたことですね。「舐めてるんじゃねぇぞ。」と,爆笑しました。
基本選出
ほとんどがこの選出です。極端に鋼タイプを入れている構築ではない限り簡単に勝てました。
カイオーガ入り
マンムーの地震+氷の礫とメガルカリオの神速で無振りカイオーガが高乱数で落ちます。あとは隙を見てゼルネアスがジオコントロールをすることが出来れば良いのですが,戦い辛い構築です。
成績
※上の人のランキング除外により5位に上昇
最初に潜ってから24時間以内にPage1達成
24時間もかからずにスペシャルレートのPage1に乗った話。 pic.twitter.com/mgTtvMzHYF
— コウヘイ (@keima1212ab) 2017年2月8日
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インターネット大会(アローラフレンドリー/カントー×アローラ) 22位(1805)/5位(1853) 「毒菱+オニゴーリ詰め」構築
先日行われたインターネット大会のアローラフレンドリーとカントー×アローラで使用したPTを紹介します。
構築の経緯
1.アローラフレンドリーのルールは,要するにVGC2017のシングルバトル版,カントー×アローラのルールは,アローラフレンドリーで使用可能なマーク不問のポケモン+サンダーだと個人的に解釈していたため,オニゴーリに強い圧力をかけることが出来るメガゲンガーやメガボーマンダ,ギルガルド,ニンフィアのハイパーボイス等が使用出来ないかつ,7世代で持ち時間制の導入より明らかにオニゴーリが強いと考える。
2.7世代で麻痺と混乱の弱体化により,オニゴーリのムラっけの試行回数を円滑に稼ぐための起点を作るポケモンのバリエーションが一気に減ってしまい(電気玉持ち投げつけるガブリアスが出てくる始末),「オニゴーリって結局運では?」という風潮が,6世代と変化していない現状に注目する。1でも記述した「持ち時間制」により時間に追われることが無くなったので,上を取っていれば安心してムラっけの試行回数を10回以上は稼ぐことが出来る。しかし,BやD,または回避を上げることでオニゴーリの身代わり残して相手のポケモンのHPをチマチマ削ることを何度も繰り返すプレイングでは,「運だけ」と捉える人が多いと考える。
3.守る+身代わりを交互に繰り返してムラっけの試行回数を稼いでいる間に相手をフリーにさせなければ「運だけ」とは言われないのではないかという考えに至る。そこで,思いついたのが,守る+身代わりを交互に繰り返している間に定数ダメージによる削りで最悪攻撃しなくても相手のポケモンを倒せる毒々や宿り木の種,毒菱であった。
4.このルールでの毒菱要因はドヒドイデかウツロイドの2択だが,この環境はカプ・コケコが多く,電気の一貫を切るためにほとんどの構築にガブリアスを代表とする地面タイプが入っていると予測していたので,カプ・コケコを始めとしたカプ系統に非常に強く,今回は搭載していませんが,第5の技としてめざめるパワー氷で相手のガブリアスの選出やプレイングの自由度を少しでも妨害出来ることを期待してウツロイドを採用した。また,ウツロイドの苦手なガブリアス等の攻撃に対しての安定した受けにポリゴン2とテッカグヤを用意し,それぞれに毒々と宿り木の種を搭載させ,残りの2体に関しては,電気の一貫を切れるガブリアスと気合の襷持ちの高速ポケモンに対してアクアジェットで縛ることが出来,突破不可能なポケモンに対しても滅びの歌で勝ちを手繰り寄せることが出来るアシレーヌを採用した。
以下,使用した構築とその解説です。
ポリゴン2 性格:図太い
努力値:236-0-180-4-84-4 実数値:190-76-146-126-126-4
とにかく堅く非常に強いポケモン(ミミッキュのA+6じゃれつくを耐えたときは爆笑しました)。配分の意図については,C200カプ・テテフのサイコフィールド上のサイコキネシスを253/256で2耐え,麻痺状態の最速S95族抜き,残りBです。放電は主にテッカグヤやパルシェン,上から挑発を打ってくるギャラドスやバルジーナ意識で,この構築はアローラガラガラやジバコイルが辛く,また,ガブリアスはポリゴン2で余裕であると舐めていたので,冷凍ビームを切ってシャドーボールを採用しました。
オニゴーリ 性格:無邪気
努力値:188-68-4-60-0-188 実数値:179-109-101-108-90-136
今大会最強のポケモン。毒菱を撒くことで,もう「運だけ」とは言わせない。配分の意図はA200ガブリアスの地震が最高乱数でも身代わりを貼ることが出来,C182カプ・テテフのサイコフィールド上サイコキネシスを7/8で耐え,A200ガブリアスの逆鱗+オニゴーリの地震で拘り鉢巻持ちのA200ガブリアスの逆鱗2耐えのジバコイル(H175B137)を確定,ステルスロックのダメージ(=毒のダメージ2回)+地震2回でH167B130のアローラガラガラを確定,準速デンジュモク抜きです。何度も言いますが,「持ち時間制」より相手のポケモンの処理を急かされることはないので,絶対零度ではなく,より多くのポケモンの相手をすることが出来る地震搭載の両刀型にしました。上記の配分を満たすべく,最速は諦めましたが,それが原因で困ったことは特にありませんでした。
ガブリアス 性格:意地っ張り
努力値:0-252-4-x-0-252 実数値:183-200-116-x-105-154
1構築に1体ガブリアスといっても良い程,シングルバトルにおいては非常に信頼がおけるポケモン。カプ・コケコやフェローチェ,カミツルギが重かったので拘りスカーフを持たせました。これが大正解で,この構築の影のMVPでした。
アシレーヌ 性格:控えめ
努力値:252-0-68-132-36-20 実数値:187-84-103-179-141-83
竜と格闘の一貫を切ることが出来,器用な動きで相手の思考を乱すことが出来る優秀なポケモン。7世代の御三家でアシレーヌだけ専用技と特性の効果がなぜか一致していることもあって,いざとなれば強大な破壊力を得ることが出来る眠れる獅子のようなポケモンだと思いました。配分の意図はムーンフォースでH183D105ガブリアスを確定,命の珠持ちA189フェローチェの毒突きを15/16で耐え,C147カプ・コケコのエレキフィールド上10万ボルトを15/16で耐え,残りSです。アシレーヌの攻撃を受けにきたポケモンに次のターンわだつみのシンフォニアを直撃させて相手のプランを大きく崩すことが出来たのは楽しかったです。
ウツロイド 性格:臆病
努力値:4-x-0-252-0-252 実数値:185-x-67-179-151-170
この構築の核となるポケモン。起点作りのポケモンの中では火力が高い方なので,刺さっている構築には,本来の役割である起点を作らずにそのまま3タテすることもありました。持ち物の気合の襷も非常にマッチしており,強かったです。また,ステルスロックについては,毒タイプのポケモンと気合の襷を持っていると予想出来るポケモンが共に相手の構築に入っているときに使用しました。めざめるパワー氷や10万ボルト,電磁波,毒々等を搭載するよりかは良い判断だったと思います。
テッカグヤ 性格:慎重
努力値:132-52-132-0-164-28 実数値:189-128-140-114-156-85
こちらも非常に安定感のあるポケモン。配分の意図は7世代の初期の頃に考えた配分なので,忘れてしまいました・・・。ポリゴン2やジバコイル,ミラーを意識してCよりSを重視したかったので,火炎放射を搭載しつつも慎重を採用しました。それが原因で困ったことは特になかった(カミツルギやフェローチェ,パルシェン,ハッサムへの確定数が変わらないため)ので良かったです。食べ残しをオニゴーリに奪われてしまったので,仕方なくフィラの実を持たせましたが,このお蔭で拾った試合が結構あったので,嬉しい誤算でした。
基本選出1
毒菱を撒いた後,オニゴーリが身代わりを貼れそうなポケモンに後投げまたは死に出しして,守る+身代わりにより詰めていくプレイング。電気玉持ち投げつけると砂かけ搭載ガブリアスとの違いは,オニゴーリと対面したとき,裏のオニゴーリに有利なポケモンへの交代を抑制させることが出来る点が一番大きいです。その代わり,オニゴーリと最初に対面するポケモンは自由に行動出来ますが,もちろん,基本的にムラっけの試行回数が稼げそうなポケモンに対してオニゴーリを繰り出すので,あまり問題はなかったです。この説明を聞いて,まだ,この構築のオニゴーリが「運だけ」だと捉えている人は,ポケモンをやめて運要素がない囲碁・将棋を始めた方が有益だと思います。
基本選出2
相手の先発にカプ・コケコやフェローチェが繰り出されることが予測できる時の選出。フェローチェが気合の襷を持っていたときは,返しの冷凍ビームで倒されてしまいますが,アシレーヌを死に出しして択ゲーに持ち込ませて何とか対処します。ガブリアスとオニゴーリが一緒の構築に入っていることから,電気玉持ちだと思わせることが出来,カプ・コケコに普通に地震が通り,爆アドを取るケースが結構ありました。
感想
・気合の襷持ちフェローチェと拘り眼鏡持ちカプ・テテフ,準速ジバコイルが辛かった。
・急所等でディスアドを取られた後に死に出しで繰り出したオニゴーリが仇を取るためにムラっけ1回目で回避等の有用な能力を上げてくれたので,本当に偉かった(ムラっけの有用な能力上昇の確率と急所の確率は前者の方が明らかに起こりやすいからこれは運ではなく,まだこちらの方が運が悪い)。
・今回も没構築にならなくて良かった。
成績
アローラフレンドリー
アローラフレンドリー1800台に乗りました。
— コウヘイ (@keima1212ab) 2017年1月29日
1回目の1800チャレンジ闇落ちして意地で頑張った疲労から今回も試合数残して撤退します。
ちなみに、21-1(左の画像)から闇落ちしました。 pic.twitter.com/njgsEiFOWV
カントー×アローラ
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シーズン1 スペシャル(シーズン1内での全解禁の持ち物無しシングルバトル) 8位(1813) 「監視者の逆襲」構築
シーズン1のスペシャルで使用した構築を紹介します。
シーズン1のスペシャルのルールは先日行われたインターネット大会「アローラビギニング」のルールと全く同じで,上記の記事の構築で余裕で勝てると勝手に思い込んでいましたが,初めてレートに潜った時に伝説枠が無制限であることを相手の構築のメンツから知り,しっかりとした構築力が求められるルールだと思いました。
そのような中,スペシャル用に完成した構築は以下の通りです(上記の記事と重複する内容は省略)。
ピクシー 性格:図太い 特性:マジックガード
努力値:236-x-212-0-0-60 実数値:200-x-132-115-110-88
技:ムーンフォース コスモパワー 小さくなる 月の光
マギアナ(S65族)を意識して,本当は削りたくない耐久を削ってSにある程度振ったのにもかかわらず,マギアナはおろか,ジバコイル(S60族)にも当たり前のように抜かれたので,完全にイジメですね。
サトシゲッコウガ 性格:臆病 特性:絆変化
努力値:4-x-0-252-0-252 実数値:142-x-82-155-86-191→142-x-82-205-86-202 (20-31-20-31-20-31個体)
技:ハイドロポンプ 悪の波動 冷凍ビーム 水手裏剣
アローラビギニング後にサトシゲッコウガだと水手裏剣が威力20の3ヒット以上確定ということを知り,それならフェローチェを確定で落とせるので,結局水手裏剣に戻しました。でも,全然選出しませんでした。
ギルガルド 性格:意地っ張り 特性:バトルスイッチ
努力値:228-252-0-x-0-28 実数値:164-112-170-x-170-84 (シールドフォルム) 164-222-70-x-70-84 (ブレードフォルム)
技:シャドークロー 聖なる剣 影打ち 身代わり
天敵のジガルデが大量発生したので,ファントムガードが潰れたルナアーラへの死に出しやカプ・コケコ,アローラキュウコン等の攻撃を受けるための後投げが主な仕事で身代わりをする暇が全然なかったので,剣の舞に変更しても良かったかもしれません。
ジガルデ 性格:意地っ張り 特性:スワームチェンジ
努力値:4-252-0-x-0-252 実数値:184-167-141-x-115-147 (50%フォルム) 292-167-141-x-115-137 (パーフェクトフォルム)
技:サウザンアロー 神速 噛み砕く 竜の舞
マギアナ,ソルガレオ,テッカグヤ,アローラベトベトン等のピクシーでは処理が難しいポケモンのほとんどに有利が取れるポケモン。サウザンアローと竜の舞が強すぎるため,ガブリアスは解雇となりました。この構築の圧倒的MVPでしたが,一番困ったのはA+1サウザンアローで無振りのアローラキュウコンが低乱数だったことで,有利対面を作っても思考停止の竜の舞で欲張らずにサウザンアローでアローラキュウコンやルナアーラ等に一回削りを入れる意識が大切です(なんでフォルムチェンジしても攻撃が上がらないのか・・・)。
ルナアーラ 性格:臆病 特性:ファントムガード
努力値:4-x-0-252-0-252 実数値:213-x-119-189-127-163
技:シャドーレイ 瞑想 ムーンフォース 羽休め or サイコショック
ルナアーラへのマークがより厳しいルールで,羽休めをしている余裕がなかったので,ハピナス意識でサイコショックを入れても良かったかもしれません。ルナアーラミラー全勝だったので,このポケモンは神ですね。
テッカグヤ 性格:冷静 特性:ビーストブースト
努力値:140-52-116-20-180-0 実数値:190-128-138-143-144-72
説明不要の強さでした。遅さが少し目立ったので,メガハッサムがいない環境であることから,慎重でも良いかもしれません。
基本選出
テッカグヤ+ジガルデ+@1
先発のアローラキュウコンへ睨みを利かせたり,カプ・コケコの電気技を誘ってジガルデを後投げしたりして,一方的有利な展開に持ち込みます。先発にカプ・コケコが繰り出されることを読みことが出来れば,ジガルデを先発に繰り出すこともあります。この展開に円滑に持ち込むために,ピクシーやゲッコウガの見せ合いでの圧力の強さがとても役立ちます。
成績
8位 レート1813
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インターネット大会(アローラビギニング) 36位(1807) 「Magic Guard Clefable is GOD!!!」構築
先日行われたインターネット大会のアローラビギニングで使用したPTを紹介します。
構築のコンセプトを理解しやすくするために,本ロムでの失敗から学んだことを生かして,サブロムで好成績を残すことが出来たという流れで記述していきます。
本ロム 45戦32勝13敗
コンセプトは後でまとめて記述するので,本ロムでの構築の失敗をまず記述します。
1.ハッサム,テッカグヤ意識のガブリアスの炎の牙がいらなかった。
ピクシーへの対抗策のポケモンのうちの1体であるハッサムは結果的にKPが低いポケモンだった,かつ,耐久的にそもそもガブリアスでテッカグヤを相手にしようという考えが間違いだったので,わざわざガブリアスの大事なサブウエポンを全く使用しなかったのは非常にもったいない行為だと本ロムでの対戦が終了したときに感じました。炎の牙より,今回の環境で最も意識しなければいけないポケモンの1体であるルナアーラへの対策として噛み砕くを入れる必要があると対戦してみて感じました。
2.特殊型がメインのギルガルドは自殺行為であった。
1でも記述した通り,ルナアーラに大ダメージを与えるために「両刀で影打ちを入れてみました」みたいな甘い考えでは絶対に通用しませんでした。また,ギルガルドにガオガエンを後出しされたり,ゲッコウガ対面で確実に狩るために聖なる剣が必要だとも感じました。この型のせいで少なくとも5戦は落としています。
3.テッカグヤに惜しみなく王冠を使用すべきだった。
1,2よりはさほど影響はないことなのですが,今回自分はテッカグヤの性格を「冷静」で使用していました。最初はギルガルド抜かれで火炎放射等が打てれば良いという考えで王冠を使用しませんでしたが,対戦を重ねる毎にS下降補正でも速い方が良い(例:S4振りのアローラベトベトンやマリルリ等のS50族+1になる)と感じました。
以上,3点の失敗を踏まえてサブロムで改良した構築とその解説は以下の通りです。
ピクシー 性格:図太い
努力値:244-x-244-0-0-20 実数値:201-x-136-115-110-83
この大会は持ち物を持たせることが出来ないことを知って,真っ先に最強だと思ったポケモン。6世代のインターネット大会のカントークラシックの知識が生きて良かったです。持ち物が持たせられないので,当然,アイテムによる火力増強や耐久保持が不可能で,ピクシーの受けが成立しやすく,ラス1にこのポケモンだけ残ってしまっても,相手のポケモン3体全て倒して勝った試合が数戦あったので,「なんで皆さんこのポケモンを使わないのだろうか?」と思えるほどの強さでした。技構成に関しては,持ち物が持たせられないため,火力を犠牲にしなければなりませんが,物理攻撃と特殊攻撃の両方を受けられるコスモパワー,安定の小さくなると月の光,また,本当はアシストパワーを入れたかったのですが,ルナアーラやギルガルド対策に悪タイプのポケモンが大量発生することは流石に予測出来ていたので,仕方なくムーンフォースを採用しました。
ここで,皆さんに一番伝えたいことはピクシーの特性についてです。上述からピクシーによる受けが成立しやすいことから,ピクシーの対策を絶対に毒々を代表とする定数ダメージのみに頼っている構築が7割程存在すると考えていました。そこで,そのような甘えた対策を断ち切るために,迷わずにマジックガードを採用しました。この採用が神レベルで大正解で,皆さんのほとんどがピクシーを見たときに天然を疑うので,毒々等の定数ダメージ技を所持していた場合の積極的な選択や剣の舞や瞑想等の積み技の選択を渋っている間のアドを利用してコスモパワーや小さくなるを積んでいき,マジックガードに気付いたころには,既に合わせて3回程積んでいて相手はもう手遅れというケースが面白いように決まりました。間違いなくこの構築のMVPです。
ガブリアス 性格:陽気
努力値:0-252-4-x-0-252 実数値:183-182-116-x-105-169
何の変哲もない普通のガブリアスですが,有利対面を作ってからの身代わりがガブリアスの単体性能の強さを生かせて強かったです。この大会でHPMAX同士のカプ・コケコとガブリアス対面で裏にテッカグヤ等の確実に安定する引き先がいるのにマジシャ打たれる(もちろん耐えるが身代わり分のHPは残らない)ヤンキープレイを何回かされてブチキレましたね。
サトシゲッコウガ 性格:臆病
努力値:4-x-0-252-0-252 実数値:142-x-82-155-86-191→142-x-82-205-86-202 (20-31-20-31-20-31個体)
時間がなかったのでLv.100に出来ずに妥協した個体で臨んでしまった結果,相手のマッシブーンの地震で急所に当てられたせいで1戦落としたので,妥協は絶対に罪です。技構成はルナアーラを縛れる悪の波動,ガブリアスを縛れる冷凍ビームは当然確定として,ハイドロポンプは命中不安ではありますが,後出しされたアローラキュウコンを普通のゲッコウガの状態で分からせることが出来た(波乗りなら25%の低乱数2発)ので,威力を取りました。また,水手裏剣はミミッキュの化けの皮状態から微々たるダメージですが,少しダメージを与えることで後続のポケモンへの負担が軽くなったり,単にゲッコウガの上を取ってきて縛ったり,積み技で上を取って縛ってくるフェローチェやカプ・コケコ,パーフェクトジガルデなどへの奇襲として採用しましたが,これらのポケモンを見た瞬間,ゲッコウガを選出する気が失せるのであまり使いませんでした。もう一回45戦出来るのならば,水手裏剣の枠を命中安定の水技である波乗りに変更して臨んでいたと思います。
ギルガルド 性格:意地っ張り
努力値:228-252-0-x-0-28 実数値:164-112-170-x-170-84 (シールドフォルム) 164-222-70-x-70-84 (ブレードフォルム)
この大会は誰が一番強いギルガルドを作れるかが勝敗を左右すると言っても過言ではない程,ギルガルドというポケモンはとても重要なポケモンだと自分は考えました。理由は簡単で,ギルガルドをランク0の状態から安定して1撃で倒せるポケモンが全然いないからです。これだけは譲れませんが,この大会のギルガルドの技構成や型については,これが結論でかつ一番最強だと考えています。ルナアーラを少し削ればすぐ影打ちの圏内に入りますし,ゴースト技と格闘技の両立で相手の安易な受け出しを許さず,そして何より身代わりが強過ぎました。フェローチェを始めとしたギルガルドに全く有効打の無いポケモンと対面したとき積極的に身代わりを選択します。この時,相手の脳裏によぎるのは,毒々型かキングシールドで択を強要する型の2つだけで,絶対に身代わりだけを見て影打ちが搭載されているとは考えないという思考を逆手に取り,爆アドを取る動きが神過ぎました。
ルナアーラ 性格:臆病
努力値:4-x-0-252-0-252 実数値:213-x-119-189-127-163 (実際に使用した個体は右の実数値よりやや低め)
こちらも時間がなく,急いで用意したため,Lv.100に出来ませんでした。この大会はどちらのルナアーラが先にシャドーレイを打てるか選手権なので,物凄く胃が痛かったです。ちなみに,5/6(ソルガレオとの対面を加えると6/7)で同速に勝利したので,このルナアーラには感謝しかないです。技構成は偶然ニコ生の放送で瞑想+羽休め型を見かけて強そうだと考えて採用して(ルナアーラはコスモパワーも覚えるので両受けも考えましたが,4倍弱点を2つ持っている点とピクシーとは違い,破壊力があるため,火力もサポート出来る点で瞑想を迷わず採用しました),悪タイプと対面してしまった場合,ファントムガードを駆使して辛うじて耐えて返り討ちにするためにムーンフォースを採用しました。
テッカグヤ 性格:冷静
努力値:148-52-132-12-164-0 実数値:191-128-140-141-142-72
こちらはLv.100には何とかすることが出来ました。配分の意図は適当で,アローラキュウコンの霰意識でHPを16n-1,ビーストブーストでDが上がるように調整して,あとは色々なブログを拝見して努力値を振りました。WCSルールで猛威を振るっている強さはこの大会でも顕在で,安定感があり頼もしかったです。ガオガエンが面倒で地震を入れたいと考えたことが何度かありましたが,特にテッカグヤミラーで打つ火炎放射は外せませんでした。って言うか,今気づきましたが,Cの実数値を11nにしていないからもったいないことをしていますね。Aの努力値を8,Bの努力値を16下げて,Cの努力値を8,Dの努力値を16上げると綺麗になりますね。
基本選出
ギルガルド+ピクシー+@1がほとんどで,相手の先発にミミッキュが出てくると予測出来たときは,先発にルナアーラやテッカグヤを選出したりします。相手の構築によっては,カプ・コケコが選出されると予測出来ても,ギルガルド+ピクシー+テッカグヤと選出して,強引にピクシーで積んでいくという苦しい動きをしなければならないこともあります。
感想
・サブロムの7敗のうち4敗は完全に運負けで,その影響でレート1800に乗せたとき,まだ数戦ありましたが,萎えて解除しました。一応,言っておきますが,ピクシーで小さくなる3積みしても5連続で攻撃を当ててくる神がいましたし,ピクシーの処理を氷や急所貫通で解決する人もまぁまぁいたので,ピクシーを使っても,むしろ自分の方が運が悪かったです。
・カプ・コケコのエレキフィールド下の10万ボルトがギルガルドに半分も入らなかったので,なんでこんなgmポケモンがシングルやダブルで流行っているのか本気で疑問に思いました。
・とりあえず,レート1800に乗せたことで,「7世代没構築」入りを回避出来て安心しました。
成績
この人に勝ってアローラビギニング1800台に乗せました!
— コウヘイ (@keima1212ab) 2016年12月18日
マジックガードピクシーは神です! pic.twitter.com/HAVk5s4nBF
最後に,記事を見て分からないことや疑問に思ったことがあれば、自分のTwitter(@keima1212ab)に気軽にリプを下さい。
ここまで見て下さってありがとうございました。
7世代育成環境メモ
いつでも見られるメモとして。
自分が考える理想の育成環境(完全再現はかなり難しいので多少の妥協は許す前提)。
1.孵化(リセット法)
サン・ムーンでもリセット法は可能だが,バトル検定が消滅したので,以前の上記の記事のように個体値が適当なポケモンでは判別が出来なくなってしまった。なので,親は6V,6Uまたは全ての個体値が0(以下6/0と表記)の3体のポケモンに限られてしまう。このことを踏まえて,リセット法を行うにあたって一番理想な親の組み合わせは以下の3パターン。
A.
互いのIDが違う6Vまたは6Uのコイキング♂と6/0の夢(びびり)コイキング♀
互いのIDが違う6/0のコイキング♂と6Vまたは6Uの夢コイキング♀
孵化したいポケモンの性別を気にしない条件下で,一番孵化歩数が少ない組み合わせ。ここで,注意したいのは♀の特性(♂は任意で可)が夢であること(そうしないと,通常特性か夢特性の判別が出来ないため)。一応、6Vと6Uの組み合わせでも問題ないが,視覚的に上記の組み合わせの方が個体値の遺伝経路を素早く理解出来るので,候補から除外。
B.
互いのIDが違う6Vまたは6Uのトゲチック♂と6/0の夢(強運)トゲチック♀
互いのIDが違う6/0のトゲチック♂と6Vまたは6Uの夢トゲチック♀
性別が♀のポケモンを孵化したいという条件下で,一番孵化歩数が少ない組み合わせ。トゲピーが♂:♀=7:1なので♀が出たらOK。サン・ムーンではヤトウモリが♂:♀=7:1なので,めざ氷理想なのに性別が♂という悲しみが生まれずに済む。しかし,トゲピー自身はタマゴ未発見のため,トゲチックに進化させないとタマゴが出来ない。よって,準備に最も時間がかかる。ちなみに,進化を必要としないポケモンの中で孵化歩数最小はミツハニー。
C.
互いのIDが違う6Vまたは6Uのピッピまたはプリン♂と6/0の夢(フレンドガード)ピッピまたはプリン♀
互いのIDが違う6/0のピッピまたはプリン♂と6Vまたは6Uの夢ピッピまたはプリン♀
性別が♂のポケモンを孵化したいという条件下で,一番孵化歩数が少ない組み合わせ。ピィまたはププリンが♂:♀=1:3なので♂が出たらOK。こちらも,Bと同様に準備の過程で進化を要する。ちなみに,進化を必要としないポケモンの中で孵化歩数最小はエネコ。また,ルリリも一番孵化歩数が少ないが非現実的なため候補から除外。
後は,上記の記事と同じ。
ちなみに・・・
VGC2017ルールのバトルでのポケモンはLv.50以外存在しない。つまり,Lv.50以外のポケモンはVGC2017のバトルの下ではLv.50に修正される。この仕様を利用してVGC2017ルールでの対戦のバトルビデオを撮り,バトルビデオの機能にある模擬戦を駆使して疑似バトル検定による個体値判別を試みたが,模擬戦ではLv.50未満のポケモンは元のレベルのままで,Lv.50以上はLv.50に修正されることを確認した。つまり,今のところ,7世代でバトルビデオを駆使しての疑似バトル検定による個体値判別は不可能であることが分かった。
7世代では,新たにジャッジ機能が追加され,今までより視覚的に個体値の情報を把握する(V,U,0の個体値に至っては固有の表記が存在する)ことが出来,一見,上記の方法を行う必要性は皆無だと思われがちだが,ジャッジ機能が解禁される条件であるタマゴを20個孵化するときの個体値判別は不可能なので,もったいないなぁと個人的に考えただけ。
(2017.01.26に追記)
2.努力値
H マクノシタ(+1) (メレメレ島の2番道路のハウオリシティ側の揺れる草むら)
キャタピー(+1) (メレメレ島の1番道路東側)
A ヤングース(+1) (メレメレ島の1番道路,昼にはツツケラ(+1)も出現)
カリキリ(+1) (シェードジャングルの左奥のエリアの揺れる木で100%の確率で出現)
B ダンゴロ(+1) (メレメレ島のテンカラットヒル,特性の頑丈に注意)
C コダック(+1) (アーカラ島のせせらぎの丘)
D メノクラゲ(+1) (水上)
レディバ(+1) (昼のメレメレ島の1番道路)
S オニスズメ(+1) (メレメレ島の2番道路北側,夜にはコラッタ(+1)も出現)
ドーブル(+1) (メレメレ島の2番道路北側)
7世代からパワー系を持たせたときに加算される努力値が+8になった。さらに,呼び出されたポケモンを倒すと努力値が通常のポケモンに比べ2倍になった。このことを踏まえると・・・(ポケルスに感染している前提で記述)
注意
呼び出されたポケモンだけではなく,呼び出したポケモン自身もポケモンの呼び出しに成功したとき,呼び出されたポケモンと同様の努力値になる。
②パワー系所持で努力値+1の呼び出されたポケモンを倒す→+36
⑤木の実→-10
(244以外はどの順番で行っても構わない)
252=②×7
244=②×7+⑤+③ (順番を間違えないように)
236=②×6+①+③
228=②×6+①+(③×2または④)+⑤
220=②×6+(③×2または④) (最終的に2余ることを利用して②×7+⑤×3で222振る)
212=②×7+⑤×4 (最終的に2余ることを利用して②×6+①+⑤×2で214振る)
204=②×6+①+⑤×3
196=②×6+⑤×2 (最終的に2余ることを利用して②×5+①で198振る)
188=②×5+①+⑤
180=②×5
172=②×5+③+⑤ (最終的に2余ることを利用して②×6+①+⑤×6で174振る)
164=②×4+①+③ (最終的に2余ることを利用して②×6+⑤×5で166振る)
156=②×6+⑤×6 (最終的に2余ることを利用して②×5+①+⑤×4で158振る)
148=②×4+(③×2または④) (最終的に2余ることを利用して②×5+⑤×3で150振る)
140=②×5+⑤×4 (最終的に2余ることを利用して②×4+①+⑤×2で142振る)
132=②×4+①+⑤×3 (最終的に2余ることを利用して②×4+⑤で134振る)
124=②×4+⑤×2 (最終的に2余ることを利用して②×3+①で126振る)
116=②×3+①+⑤
108=②×3
100=②×3+③+⑤ (最終的に2余ることを利用して②×4+①+⑤×6で102振る)
92=②×2+①+③ (最終的に2余ることを利用して②×4+⑤×5で94振る)
84=②×4+⑤×6 (最終的に2余ることを利用して②×3+①+⑤×4で86振る)
76=②×2+(③×2または④) (最終的に2余ることを利用して②×3+⑤×3で78振る)
68=②×3+⑤×4 (最終的に2余ることを利用して②×2+①+⑤×2で70振る)
60=②×2+①+⑤×3 (最終的に2余ることを利用して②×2+⑤で62振る)
52=②×2+⑤×2 (最終的に2余ることを利用して②+①で54振る)
44=②+①+⑤
36=②
28=②+③+⑤
20=①+③
12=④×3
4=③×2または④
3.無限会話法
完全に自己流なので,間違っている可能性があるかもしれないが,インターネットに接続せずに無限会話法が成功した。簡単に説明すると,フェスサークルの「いい店ない?」で店を新たに創設するときにレポートを書く仕様を利用する。下記では,トレジャーハント★2の初回抽選で銀の王冠が確定でもらえる仕様を利用して,一石二鳥のやり方を紹介する。
A.占い屋で「フェスサークルでラッキー」以上の結果を出す。
勿論,そもそも占い屋を利用しなかったり,「フェスサークルでグッド」でも無限会話法は出来るが,円滑に事を運ぶために,出来ればラッキー以上が望ましい。
B.フェスサークル内の赤いセリフの人を全て消化する(このときにフェスランクが上がるのが理想)。
C.マーマネのところへ行き,フェスサークルにあるトレジャーハント★2を紹介された店で上書きする(Bの工程中に行っても可)。
D.マーマネに紹介してもらった店をフェスサークルでトレジャーハント★2を紹介できる人に「いい店ない?」でトレジャーハント★2で上書きする(この時,自動的にレポートされる)。
もし,マーマネがふしぎキッチン★5等の激レア店を勧めてきたら,もちろん消すのはもったいないので,別の店をトレジャーハント★2で上書きしても大丈夫。
E.ここでリセット
F.トレジャーハント★2へ行き,銀の王冠をもらう。
100FCで銀の王冠が手に入る。
G.BからFを繰り返す。
1時間ごとに人が入れ替わるので,そこに注意。
4.ポケモンバンク
過去作のポケモンを7世代に一度送れば,二度と過去作に戻すことは出来ないので,以下に記す項目を出来るだけ全て満たしたポケモンを送る必要がある。
A.過去作限定の教え技の有無のチェック。
6世代で言えば,ガルーラのグロウパンチやランドロスの馬鹿力等。
ちなみに,タネマシンガンを遺伝させたキノガッサをタネマシンガンを忘れさせて7世代に送っても,無事に7世代でハートのウロコによってタネマシンガンを覚えさせることが出来るので,躊躇なく過去作限定技を詰め込んだ方が得である。
B.個体値を妥協している個体がLv.100かどうかのチェック(主に準伝説・禁止伝説)。
今のところ,7世代でのポケモンのレベリング環境は決して良いものではない(ふしぎキッチンで簡単にレベルを上げることが出来るが,1日1回が限度でかつフェスコインを大分消費する)ので,ORASのひみつきちのハピナス道場の方がOパワーである経験値パワーも加わり,圧倒的にコストパフォーマンスが良い。
C.どの箇所にどれだけ努力値を振っているかの把握。
今のところ,7世代で努力値を確認するには,いちいち個体値カリキュレーター等を駆使する必要がある(王冠を使用するためにLv.100にするため,暗算で努力値を導くのは多少の労力が必要)。まぁ,ポケリゾートで木の実が比較的簡単でかつ,大量に収穫することが出来るため,努力値を下げる木の実を雑に与えた後にポケリゾートで遊ばせて努力値を振るというやり方でも良いかもしれないので,この項目の優先度はやや低め。
D.この個体の代わりになる別の個体はあるかどうかのチェック(主に準伝説・禁止伝説)。
例えば,6世代産のC抜け5Vの陽気ランドロスを7世代に送ろうと考えているとする。オフラインの大会では,たまにサブイベントや大会が終了した後の参加者同士の対戦で過去作を用いた対戦風景を良く目にする。そのような対戦にも積極的に参加することで,よりポケモンの楽しさ,奥深さがより理解出来ると考える。特に,6世代産の準伝説や禁止伝説等を代表とする厳選難易度の高いポケモンの高個体は非常に貴重であるので,7世代に送る際は,慎重に考えなければならない。簡単に言えば,サブロムをロムリセして性格やめざめるパワーのタイプ等を合わせた適当な個体をA,B,Cの段階を踏んで7世代に送れば良い(例を題材にすると,C抜け5Vの陽気ランドロスを7世代に送るより,A,B,C抜け3Vの陽気ランドロスをLv.100にして馬鹿力と叩き落とすを覚えさせて7世代に送る方が当然良い)。まぁ、ORASのレートのような6世代の対戦でマークありという縛りはないと思うので,乱数出来る人にとってはどうでも良い話だとは思いますが・・・。
この記事を他の人が見ているかどうかは分かりませんが,間違いやこれより良い方法があれば,自分のTwitter(@keima1212ab)やこの記事に気軽にリプやコメントを下さい。
没構築集
7世代へ向けて,構築を考えるときのヒントや自分の戒めとして記述。
全国ダブル(リザバナinバンドリマンダ構築)
Salamence (M) @ Salamencite
Ability: Intimidate
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 12 Atk / 244 SpA / 252 Spe
Naive Nature
- Hyper Voice
- Draco Meteor
- Double-Edge
- Protect
Tyranitar (M) @ Choice Scarf
Ability: Sand Stream
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 252 Atk / 4 Def / 252 Spe
Jolly Nature
- Rock Slide
- Crunch
- Superpower
- Ice Punch
Excadrill (M) @ Life Orb
Ability: Sand Rush
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 12 HP / 236 Atk / 92 Def / 36 SpD / 132 Spe
Adamant Nature
- Iron Head
- Earthquake
- Rock Slide
- Protect
Charizard (F) @ Charizardite Y
Ability: Blaze
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 236 HP / 148 Def / 56 SpA / 24 SpD / 44 Spe
Modest Nature
IVs: 1 Atk / 30 SpA / 30 SpD
- Hidden Power [Ground]
- Solar Beam
- Fire Pledge
- Protect
Aegislash (F) @ Leftovers
Ability: Stance Change
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 204 HP / 188 SpD / 116 Spe
Calm Nature
IVs: 0 Atk
- Shadow Ball
- Toxic
- Wide Guard
- King's Shield
Venusaur (F) @ Focus Sash
Ability: Chlorophyll
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 4 Def / 252 SpA / 252 Spe
Modest Nature
IVs: 0 Atk
- Grass Pledge
- Sludge Bomb
- Sleep Powder
- Protect
簡易解説
純正バンドリマンダ構築は,神秘ミロで詰むので,神秘ミロカロスに詰まないように組んだ構築(総合勢の記事でバンドリマンダ構築を推奨しているのに,自分が一度も使わないのは説得力に欠けるとも思ったのもあります)。
下からの催眠技は防げても,上からの催眠技は防げないだろうという考えでリザードンとフシギバナを採用(バンドリマンダ構築は相手のポケモンのHPを削りながら展開する構築なので,超高火力を出力できる誓いは非常に相性が良い)。
トリルに対して不安定なこととグロウパンチガルーラが辛いことから解散。
成績
グロリアオンライン4 予選12位抜け、決勝トーナメント1回戦落ち(ベスト16)
ORASリーグシーズン18(仮) レート1900超え
強い。 pic.twitter.com/1jcr9vvFte
— コウヘイ (@keima1212ab) 2016年9月27日
まぁ、弱くはない構築だとは思います。
インターネット大会 トリック・オア・トリート!?(4強スタン構築)
Hydreigon @ Choice Scarf
Ability: Levitate
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 188 Atk / 68 SpA / 252 Spe
Hasty Nature
- Dark Pulse
- Draco Meteor
- Fire Blast
- Head Smash
Volcarona @ Charti Berry
Ability: Flame Body
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 84 HP / 44 Def / 196 SpA / 60 SpD / 124 Spe
Modest Nature
IVs: 0 Atk
- Flamethrower
- Bug Buzz
- Quiver Dance
- Protect
Weavile @ Focus Sash
Ability: Pressure
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 252 Atk / 4 Def / 252 Spe
Jolly Nature
- Knock Off
- Feint
- Icicle Crash
- Power-Up Punch
Granbull @ Life Orb
Ability: Intimidate
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 108 HP / 180 Atk / 12 Def / 188 SpD / 20 Spe
Adamant Nature
- Play Rough
- Rock Slide
- Protect
- Thunder Wave
Crobat @ Safety Goggles
Ability: Inner Focus
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 196 HP / 60 Atk / 252 Spe
Jolly Nature
- Brave Bird
- U-turn
- Quick Guard
- Taunt
Rotom-Wash @ Sitrus Berry
Ability: Levitate
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 244 HP / 52 Def / 20 SpA / 188 SpD / 4 Spe
Calm Nature
IVs: 0 Atk
- Hydro Pump
- Thunderbolt
- Thunder Wave
- Will-O-Wisp
簡易解説
この環境の4強(クロバット,マニューラ,サザンドラ,ウルガモス)が絶対的な強さを誇っていたので,4強を1体で倒せるポケモンを探していたところ,諸刃の頭突き搭載の両刀サザンドラにたどり着きました。グランブルはフォロワーのハクヤさんからのアイデアでとても強かったです。防塵ゴーグル持ちクロバットでレート1800台のモジャンボ+ブルンゲル始動の構築の人に2回(同一人物)当たって破壊したのは快感でした(上位はモジャンボ+ブルンゲル始動の構築が多かったので,環境読みは成功)。反省点はクロバットの追い風が構築に噛み合っていなかったので,蜻蛉返りにするべきでした(マニューラに当て逃げしてなるべくクロバットを保存したかった)。
成績
レート1800チャレンジで守るマニューラに殺されて,闇落ちしました。死んでください。
インターネット大会 イッシュファイナル(常に場を支配するスイッチ構築inイッシュファイナル)
Politoed @ Choice Specs
Ability: Drizzle
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 252 HP / 84 Def / 164 SpA / 4 SpD / 4 Spe
Modest Nature
IVs: 0 Atk
- Scald
- Ice Beam
- Hydro Pump
- Water Pulse
Ludicolo @ Assault Vest
Ability: Swift Swim
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 140 HP / 92 Def / 116 SpA / 12 SpD / 148 Spe
Modest Nature
- Scald
- Giga Drain
- Ice Beam
- Fake Out
Tyranitar @ Life Orb
Ability: Sand Stream
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 252 HP / 252 Atk / 4 Def
Adamant Nature
IVs: 0 Spe
- Rock Slide
- Crunch
- Low Kick
- Protect
Bisharp @ Focus Sash
Ability: Defiant
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 4 HP / 252 Atk / 252 Spe
Adamant Nature
- Knock Off
- Iron Head
- Sucker Punch
- Protect
Thundurus @ Sitrus Berry
Ability: Prankster
Level: 50
EVs: 212 HP / 52 Def / 4 SpA / 204 SpD / 36 Spe
Calm Nature
IVs: 0 Atk
- Thunderbolt
- Rain Dance
- Taunt
- Thunder Wave
Gothitelle (M) @ Leftovers
Ability: Shadow Tag
Level: 50
EVs: 252 HP / 20 Def / 236 SpD
Sassy Nature
IVs: 0 Atk / 0 Spe
- Psychic
- Trick Room
- Heal Pulse
- Protect
簡易解説
要するに,上の構築のイッシュファイナル版。ボルトロスの枠はトルネロスでも代用できるが,所持していなかったことと,トルネロスなら雨乞いがバレそうなので,ボルトロスを採用したのが正解だった。ゴチルゼルは封印持ち偽装のため,わざわざオスを厳選(1/4)。癒しの波動と影踏みが強かったです。負けの大半は,位置による出し負け(仮想敵が対角の位置)で,この構築は序盤にアドバンテージを取って有利に展開していくコンセプトなので,それはどうしようもなかったです。
成績
レート1798から急所当てられて闇落ちしました。死んでください。
ORASリーグシーズン17スペシャル(6150) (オノノクスは見せポケ構築)
Aegislash @ Air Balloon
Ability: Stance Change
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 188 HP / 252 Atk / 68 Spe
Adamant Nature
- Shadow Sneak
- King's Shield
- Sacred Sword
- Swords Dance
Sylveon @ Assault Vest
Ability: Pixilate
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 4 HP / 228 Def / 248 SpA / 28 Spe
Modest Nature
- Hyper Beam
- Hyper Voice
- Hidden Power [Ground]
- Quick Attack
Porygon-Z @ Choice Specs
Ability: Adaptability
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 4 Def / 252 SpA / 252 Spe
Timid Nature
IVs: 0 Atk
- Hyper Beam
- Dark Pulse
- Blizzard
- Uproar
Lapras @ Sitrus Berry
Ability: Shell Armor
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 252 HP / 252 Def / 4 SpD
Relaxed Nature
IVs: 0 Atk / 0 Spe
- Perish Song
- Sheer Cold
- Protect
- Curse
Haxorus @ Choice Scarf
Ability: Mold Breaker
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 252 Atk / 4 Def / 252 Spe
Jolly Nature
- Outrage
- Earthquake
- Superpower
- Guillotine
Diggersby @ Choice Band
Ability: Huge Power
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 132 HP / 252 Atk / 36 Def / 4 SpD / 84 Spe
Adamant Nature
- Earthquake
- Return
- Giga Impact
- Knock Off
簡易解説
日本でJCSが行われている間,海外では上記のルールのインターネット大会が開催されており,見事1位に輝いたセジュンさんのラプラスとニンフィアを参考にしました。ホルードはニコ生を見て個人的に強そうだと感じ,ポリゴンZはなんとなく,ギルガルドは序盤にレート1900に載った記事を参考にして採用しました。蓋を開けてみれば,ギルガルドが強すぎて後半の選出率が8割程度でした。反省点は,ポリゴンZの型を命の珠持ちHBにするべきでした。
成績
レート1804
序盤に潜っていれば,レート1900は行けたと信じています。
最後に,7世代では,このような記事を記述しないように頑張っていきたいですね。
ここまで見て下さってありがとうございました。
全国ダブル ORASリーグシーズン18(仮)レート2002達成 第30回がにゅーオフ、日韓戦使用 「低種族値ガルーラスタン改」構築
ORASリーグシーズン18(仮)の全国ダブルでレート2000を達成したPTを紹介します。
トゲキッス以外の5体は上記の記事で詳しく解説しているので,この記事は主にトゲキッスについての解説を記述していきたいと思います。
トゲキッスを入れる前のこの構築が本当に辛かったポケモンや並び,構築を挙げながら,自分の考えを述べていきたいと思います。
1.ズルズキン
改良前の構築を使用していて一番嫌だったポケモン。ゲンガーの鬼火で火傷状態にすれば,A種族値はそこまで高くはないポケモンなので,苦労はしません。しかし,十中八九,ラムの実を所持しているので,鬼火を2回誘われ,ズルズキンに振り回されている感じがして,実に不愉快でした。
また,特性の威嚇でガルーラの火力を下げられたり,猫騙しによる単なる妨害や隣のポケモンのサポートをされて,その間に隣のポケモンに暴れられて崩されてしまうケースが目立ちました。
2.サザンドラ
この構築で有効打を持っているポケモンが守るを搭載していないガルーラと低耐久のゲッコウガしかいなく,隣のポケモンによっては突破することが難しいポケモン。シーズン終盤にかけて,ニンフィアやモロバレルの怒りの粉で攻撃が阻止され,動き辛くなった格闘タイプの個体数の減少やモロバレルを意識してか,じゃれつくを切り,代わりに,叩き落とすを搭載した腹太鼓搭載のマリルリの常識化や意地っ張りのグロウパンチ+恩返し(八つ当たり)ガルーラの個体数の増加もサザンドラを使う人にとっては,好都合だったのだと思われます。
3.ローブシン
持ち物の突撃チョッキにより,低めの特殊耐久をカバーしているので,高火力のヒードランや一致弱点の技を搭載しているクレセリアの攻撃をあまり痛手を負わずに耐えてきて,大打撃を与えてくる厄介なポケモン。物理攻撃を搭載しているガルーラやゲッコウガはマッハパンチが弱点なので,結構悩まされました。
4.ミロカロス
特性の勝気が発動することは,自分の構築では,なかなかないですが,特殊ポケモンに相手のポケモンの削りを頼っている部分が多く,特殊耐久の高さから処理するのが難しいポケモン。持ち物は,確定数を狂わせるオボンの実でも辛いですが,元の特殊耐久の高さを利用して,等倍の特殊攻撃に対しての受けが成立しやすいタラプの実は厄介極まりないです。
また,状態異常を防ぐことが出来る神秘の守りより,トリトドンやクレセリアに対しての毒々を搭載していたら,とても厄介な上に,ウルガモスと組むことで,さらに手が付けられにくくなるポケモンに化けてしまいます。
4で述べた通り,瞑想で特殊攻撃に対しての受けが成立しやすく,隣のラッキー等の能力変化を自己暗示でコピーしてくるので,コンボが決まってしまうと手が付けられなくなります。さらに,メガヤミラミに関しては,メガシンカ前やメガシンカ直後に特性の悪戯心で優先度+1から鬼火を打て,クレセリアに関しては,ゴツゴツメットやアッキの実でガルーラの攻撃の受けが簡単に成立したり,ガルーラが消耗されやすいのが辛いです。
この上記の5項目を意識して新たな6枠目として欲しい要素は以下の3項目です。
A.ズルズキン、サザンドラ、ヤミラミ、ローブシンに危なげなく勝てるポケモン
構築の他の5体が処理に苦労しているので,それらのポケモンに,出来るだけ1撃で倒せて,かつ,受けるダメージが少ないことが望ましいです。
B.雨パーティに腐らない炎技を覚えるポケモン
雨+クチートやハッサム,ナットレイ等を意識して,雨下では,ヒードランは腐ってしまうので,炎技を覚える雨パーティに腐らないポケモンが欲しいと考えました。
C.現環境で汎用性のあるポケモン
A,Bの両方の項目を満たせても,現環境のガルーラスタンやサーナイト+モロバレル構築,ボーマンダ+ライコウ構築等に刺さっていないなら,邪魔でしかないですからね。
上記のことを踏まえて,自分はトゲキッスにたどり着きました。
Bについて,雨が降っていなければ,火炎放射や大文字で鋼タイプに大きなダメージを与えることが出来,雨が降っていても,ルンパッパにはエアスラッシュ,キングドラにはマジカルシャインで睨みを利かすことが出来ます。
Cについて,トゲキッスの隣にガルーラやヒードランを並べると,この指止まれや追い風等の補助技を使用するかしないかの択を押し付けることが出来ます。また,モロバレルに対して,エアスラッシュで大きなダメージを与えることが出来たり,マジカルシャインで怒りの粉を無視することが出来ます。
しかし,ダメージ計算をしてみると,HBモロバレルですらもエアスラッシュで落ちないので,悩んでいたところ,以前suicaさんと対戦したときの拘り眼鏡持ちのトゲキッスが強かったことを思い出し,改めて,拘り眼鏡持ちでダメージ計算をしてみたところ,全ての歯車が噛み合いました。
以下,PT紹介となります。
ガルーラ@ガルーラナイト 性格:意地っ張り 特性:肝っ玉→親子愛
努力値:4-228-76-x-4-196 実数値:181-158-110-x-101-135→181-191-130-x-121-145
技:捨て身タックル けたぐり 不意打ち 猫だまし
上記の記事で,既に説明していますが,この構築では,この型以外あり得ないと言って良い程,結論に至った配分,技構成だと考えています。
ヒードラン@食べ残し 性格:冷静 特性:貰い火
努力値:212-0-44-252-0-0 実数値:193-95-132-199-126-73 (31-0-31-29-31-0個体)
技:熱風 大地の力 身代わり 守る
(理想個体ならH212B60C236振りで使用していました)
食べ残しの強さを知ってしまった以上,シュカの実が弱く感じてしまいました。食べ残しで拾った試合は数知れずです。
トゲキッス@拘り眼鏡 性格:控えめ 特性:天の恵み
努力値:36-x-0-244-0-228 実数値:165-x-115-188-135-129
配分の意図(C188≒C189だったため,C188で使用)
以下,実数値で記載
①火炎放射でH157D122までのメガクチートを確1
②火炎放射でH167D170のギルガルドに最低112ダメージ(自分のA-1メガガルーラの不意打ち圏内)
③火炎放射でH167D222のギルガルドを確2
④雨下の火炎放射でH175D102のハッサムを確1
⑥エアスラッシュでH189D126のウルガモスを15/16で1発(C189なら確1)
⑦エアスラッシュでH172D138までのズルズキンを確1
⑧ダブルダメージマジカルシャインでH171D110のメガボーマンダを確1
⑨ダブルダメージマジカルシャインでH155D130のラティオスを11/16で1発
⑩砂下のダブルダメージマジカルシャインでH207D122までのバンギラスを確2
⑪ダブルダメージマジカルシャインでH186D104までのボルトロスを確2
⑫波動弾+ゴツゴツメット2回分でH212D120までのメガガルーラを倒せる
⑬砂下の波動弾でH188D121までのバンギラスを確1
⑭波動弾でH167D110のサザンドラ,テラキオンを9/16で1発
⑮C182までの威力90の一致技弱点を確定耐え
⑯S-1の最速ゲッコウガ抜き(S128)+1
suicaさんの配分は最速バンギラス抜き(S125)でしたが,そこまでSに努力値を割いているのなら,現環境で増加し始めたBIDCさんのウルガモス(S125)を意識したS調整をしているポケモン全てから上を取るつもりで,最低限の耐久(⑮)は確保しつつ,Sに努力値を割いたら,偶然⑯になったので,ラッキーでした。相手も初見では拘り眼鏡を持っているとは想定出来ない(補助技の方を圧倒的に警戒する)はずなので,意識しているポケモンに簡単に技を通すことが出来たのが,ゲッコウガとの大きな違いだったと考えます。
努力値:252-x-252-0-4-0 実数値:227-x-189-95-151-81 (31-x-31-31-31-2個体)
技:サイコキネシス 冷凍ビーム スキルスワップ トリックルーム
このポケモンのズルいところは特性が浮遊なことですね。「ゴツゴツメットは自分以外は使わないで下さい」と思ってしまう程,強い持ち物でした。
トリトドン@リンドの実 性格:冷静 特性:呼び水
努力値:252-x-140-0-116-0 実数値:218-x-106-123-117-39(S0個体)
技:冷凍ビーム 大地の力 自己再生 守る
このポケモンの種族値が低くて良かったと思います。そうでなければ,強過ぎますね。
ゲンガー@気合の襷 性格:臆病 特性:浮遊
努力値:0-x-4-252-0-252 実数値:135-x-81-182-95-178
覚える技,耐性共に素晴らしいポケモンでしたが,要所で鬼火を外したり,運に簡単に屈してしまったり(日韓戦では,2連痺れ,第30回がにゅーオフ予選では,3連痺れというニートっぷりを発揮)して一時期は解雇して孵化し直そうと本気で思いましたが,最終日のレート1950から本調子を取り戻したので,許しました。
基本選出1
先発
後発
状況に応じて2体
最も安定して信頼出来る選出。ガルーラがどこまで相手の構築に影響を与えるかで勝利に大きく関わります。
基本選出2
先発
後発
状況に応じて2体
主に,雨以外のサーナイト+モロバレル構築に選出。対面では,モロバレルを腐らせることが出来,仮に,裏にモロバレルが控えていても,ヒードランの熱風で大きな圧力をかけているので,モロバレルに十分な仕事をさせないのが強いです。
基本選出3
先発
後発
状況に応じて2体
主に,ニョロトノ+キングドラ構築や雨+サーナイト+モロバレル構築,ズルズキンやボーマンダ等のトゲキッスが刺さっている構築等に選出。相手の知識を逆に利用してアドバンテージを取る動きがとても強かったです。
成績
第30回がにゅーオフ(グロリア九州予選) 予選4位抜け(5勝1敗)、決勝トーナメント1回戦落ち(ベスト16)
日韓戦 vs 민스트렐 2勝1敗(×○○)
ORASリーグ シーズン18(仮) ダブル レート2002
やった!!! pic.twitter.com/2roT6TY9k1
— コウヘイ (@keima1212ab) 2016年10月31日
Showdown レート1600超え
最後に
S18(仮)は,おまけみたいなシーズンだったので,価値は当然劣ってはしまいますが,ずっと目標にしてきたダブルレート2000を6世代の間に達成することが出来て本当に良かったです。7世代では,最終1ページ目をまずは目標に頑張っていき,絶えず高みを目指していきたいと思います。また,記事を見て分からないことや疑問に思ったことがあれば、自分のTwitter(@keima1212ab)に気軽にリプを下さい。
ここまで見て下さってありがとうございました。