Kohei's brain

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インターネット大会(アローラビギニング) 36位(1807) 「Magic Guard Clefable is GOD!!!」構築

 

 先日行われたインターネット大会のアローラビギニングで使用したPTを紹介します。

 構築のコンセプトを理解しやすくするために,本ロムでの失敗から学んだことを生かして,サブロムで好成績を残すことが出来たという流れで記述していきます。

 

 本ロム 45戦32勝13敗

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 コンセプトは後でまとめて記述するので,本ロムでの構築の失敗をまず記述します。


1.ハッサム,テッカグヤ意識のガブリアスの炎の牙がいらなかった。
 ピクシーへの対抗策のポケモンのうちの1体であるハッサムは結果的にKPが低いポケモンだった,かつ,耐久的にそもそもガブリアステッカグヤを相手にしようという考えが間違いだったので,わざわざガブリアスの大事なサブウエポンを全く使用しなかったのは非常にもったいない行為だと本ロムでの対戦が終了したときに感じました。炎の牙より,今回の環境で最も意識しなければいけないポケモンの1体であるルナアーラへの対策として噛み砕くを入れる必要があると対戦してみて感じました。

 

2.特殊型がメインのギルガルドは自殺行為であった。
 1でも記述した通り,ルナアーラに大ダメージを与えるために「両刀で影打ちを入れてみました」みたいな甘い考えでは絶対に通用しませんでした。また,ギルガルドガオガエンを後出しされたり,ゲッコウガ対面で確実に狩るために聖なる剣が必要だとも感じました。この型のせいで少なくとも5戦は落としています。

 

3.テッカグヤに惜しみなく王冠を使用すべきだった。
 1,2よりはさほど影響はないことなのですが,今回自分はテッカグヤの性格を「冷静」で使用していました。最初はギルガルド抜かれで火炎放射等が打てれば良いという考えで王冠を使用しませんでしたが,対戦を重ねる毎にS下降補正でも速い方が良い(例:S4振りのアローラベトベトンマリルリ等のS50族+1になる)と感じました。

 

 以上,3点の失敗を踏まえてサブロムで改良した構築とその解説は以下の通りです。

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ピクシー 性格:図太い
努力値:244-x-244-0-0-20 実数値:201-x-136-115-110-83

 この大会は持ち物を持たせることが出来ないことを知って,真っ先に最強だと思ったポケモン。6世代のインターネット大会のカントークラシックの知識が生きて良かったです。持ち物が持たせられないので,当然,アイテムによる火力増強や耐久保持が不可能で,ピクシーの受けが成立しやすく,ラス1にこのポケモンだけ残ってしまっても,相手のポケモン3体全て倒して勝った試合が数戦あったので,「なんで皆さんこのポケモンを使わないのだろうか?」と思えるほどの強さでした。技構成に関しては,持ち物が持たせられないため,火力を犠牲にしなければなりませんが,物理攻撃と特殊攻撃の両方を受けられるコスモパワー,安定の小さくなると月の光,また,本当はアシストパワーを入れたかったのですが,ルナアーラギルガルド対策に悪タイプのポケモンが大量発生することは流石に予測出来ていたので,仕方なくムーンフォースを採用しました。
 ここで,皆さんに一番伝えたいことはピクシーの特性についてです。上述からピクシーによる受けが成立しやすいことから,ピクシーの対策を絶対に毒々を代表とする定数ダメージのみに頼っている構築が7割程存在すると考えていました。そこで,そのような甘えた対策を断ち切るために,迷わずにマジックガードを採用しました。この採用が神レベルで大正解で,皆さんのほとんどがピクシーを見たときに天然を疑うので,毒々等の定数ダメージ技を所持していた場合の積極的な選択や剣の舞や瞑想等の積み技の選択を渋っている間のアドを利用してコスモパワーや小さくなるを積んでいき,マジックガードに気付いたころには,既に合わせて3回程積んでいて相手はもう手遅れというケースが面白いように決まりました。間違いなくこの構築のMVPです。

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ガブリアス 性格:陽気

努力値:0-252-4-x-0-252 実数値:183-182-116-x-105-169

 

 何の変哲もない普通のガブリアスですが,有利対面を作ってからの身代わりがガブリアスの単体性能の強さを生かせて強かったです。この大会でHPMAX同士のカプ・コケコとガブリアス対面で裏にテッカグヤ等の確実に安定する引き先がいるのにマジシャ打たれる(もちろん耐えるが身代わり分のHPは残らない)ヤンキープレイを何回かされてブチキレましたね。 

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サトシゲッコウガ 性格:臆病

努力値:4-x-0-252-0-252 実数値:142-x-82-155-86-191→142-x-82-205-86-202 (20-31-20-31-20-31個体)

 

 時間がなかったのでLv.100に出来ずに妥協した個体で臨んでしまった結果,相手のマッシブーン地震で急所に当てられたせいで1戦落としたので,妥協は絶対に罪です。技構成はルナアーラを縛れる悪の波動,ガブリアスを縛れる冷凍ビームは当然確定として,ハイドロポンプは命中不安ではありますが,後出しされたアローラキュウコンを普通のゲッコウガの状態で分からせることが出来た(波乗りなら25%の低乱数2発)ので,威力を取りました。また,水手裏剣はミミッキュの化けの皮状態から微々たるダメージですが,少しダメージを与えることで後続のポケモンへの負担が軽くなったり,単にゲッコウガの上を取ってきて縛ったり,積み技で上を取って縛ってくるフェローチェやカプ・コケコ,パーフェクトジガルデなどへの奇襲として採用しましたが,これらのポケモンを見た瞬間,ゲッコウガを選出する気が失せるのであまり使いませんでした。もう一回45戦出来るのならば,水手裏剣の枠を命中安定の水技である波乗りに変更して臨んでいたと思います。

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ギルガルド 性格:意地っ張り

努力値:228-252-0-x-0-28 実数値:164-112-170-x-170-84 (シールドフォルム) 164-222-70-x-70-84 (ブレードフォルム)

 

 この大会は誰が一番強いギルガルドを作れるかが勝敗を左右すると言っても過言ではない程,ギルガルドというポケモンはとても重要なポケモンだと自分は考えました。理由は簡単で,ギルガルドをランク0の状態から安定して1撃で倒せるポケモンが全然いないからです。これだけは譲れませんが,この大会のギルガルドの技構成や型については,これが結論でかつ一番最強だと考えています。ルナアーラを少し削ればすぐ影打ちの圏内に入りますし,ゴースト技と格闘技の両立で相手の安易な受け出しを許さず,そして何より身代わりが強過ぎました。フェローチェを始めとしたギルガルドに全く有効打の無いポケモンと対面したとき積極的に身代わりを選択します。この時,相手の脳裏によぎるのは,毒々型かキングシールドで択を強要する型の2つだけで,絶対に身代わりだけを見て影打ちが搭載されているとは考えないという思考を逆手に取り,爆アドを取る動きが神過ぎました。

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ルナアーラ 性格:臆病

努力値:4-x-0-252-0-252 実数値:213-x-119-189-127-163 (実際に使用した個体は右の実数値よりやや低め)

 

 こちらも時間がなく,急いで用意したため,Lv.100に出来ませんでした。この大会はどちらのルナアーラが先にシャドーレイを打てるか選手権なので,物凄く胃が痛かったです。ちなみに,5/6(ソルガレオとの対面を加えると6/7)で同速に勝利したので,このルナアーラには感謝しかないです。技構成は偶然ニコ生の放送で瞑想+羽休め型を見かけて強そうだと考えて採用して(ルナアーラはコスモパワーも覚えるので両受けも考えましたが,4倍弱点を2つ持っている点とピクシーとは違い,破壊力があるため,火力もサポート出来る点で瞑想を迷わず採用しました),悪タイプと対面してしまった場合,ファントムガードを駆使して辛うじて耐えて返り討ちにするためにムーンフォースを採用しました。

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テッカグヤ 性格:冷静

努力値:148-52-132-12-164-0 実数値:191-128-140-141-142-72

 

 こちらはLv.100には何とかすることが出来ました。配分の意図は適当で,アローラキュウコンの霰意識でHPを16n-1,ビーストブーストでDが上がるように調整して,あとは色々なブログを拝見して努力値を振りました。WCSルールで猛威を振るっている強さはこの大会でも顕在で,安定感があり頼もしかったです。ガオガエンが面倒で地震を入れたいと考えたことが何度かありましたが,特にテッカグヤミラーで打つ火炎放射は外せませんでした。って言うか,今気づきましたが,Cの実数値を11nにしていないからもったいないことをしていますね。Aの努力値を8,Bの努力値を16下げて,Cの努力値を8,Dの努力値を16上げると綺麗になりますね。

 

基本選出
 ギルガルド+ピクシー+@1がほとんどで,相手の先発にミミッキュが出てくると予測出来たときは,先発にルナアーラテッカグヤを選出したりします。相手の構築によっては,カプ・コケコが選出されると予測出来ても,ギルガルド+ピクシー+テッカグヤと選出して,強引にピクシーで積んでいくという苦しい動きをしなければならないこともあります。

 

感想
・サブロムの7敗のうち4敗は完全に運負けで,その影響でレート1800に乗せたとき,まだ数戦ありましたが,萎えて解除しました。一応,言っておきますが,ピクシーで小さくなる3積みしても5連続で攻撃を当ててくる神がいましたし,ピクシーの処理を氷や急所貫通で解決する人もまぁまぁいたので,ピクシーを使っても,むしろ自分の方が運が悪かったです。

・カプ・コケコのエレキフィールド下の10万ボルトがギルガルドに半分も入らなかったので,なんでこんなgmポケモンがシングルやダブルで流行っているのか本気で疑問に思いました。

・とりあえず,レート1800に乗せたことで,「7世代没構築」入りを回避出来て安心しました。

 

成績

 

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 ここまで見て下さってありがとうございました。