Kohei's brain

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VGC2018 Report No.3 2018 International Challenge January 2位 レート1829(29-4) 「Kangaskhan+Calm Mind Cresselia+Misty Seed Celesteela」

 

 全3部構成の第3部となります。よろしければ,第1部,第2部もご覧下さい。

 




 

 全体の目次と第3部の内容は以下の通りとなります。

 

  

    No.1

  1.  再び構築にメガガルーラを採用したきっかけ
  2. 上記の構築を7世代の環境で使用する上での問題点(ガルーラ,ゲンガー,クレセリア)
  3. 2を踏まえて(S2ダブルレート最終レート2000構築)

    No.2

  4. カプ・テテフテッカグヤの可能性と最強のヒードランの誕生(第13回南白オフ優勝)
  5. 狭く深くより広く浅く(取り巻きの試行錯誤)

    No.3

  6. 逆転の発想(S6終了,VGC2018ルールの発表,USM新要素)
  7. 行動力から得られたもの(Best of 3 Cup Winter,鹿児島忘年会)
  8. 見落としていた重要な事項(2018 International Challenge January 使用構築)

 

6.逆転の発想

 S6終了後,途方に暮れていた。なぜなら,雨構築とカプ・テテフ+メタグロス構築が手を組んでしまったからである。当時の構築では,雨構築をカプ・テテフウツロイドトリトドンを絡めて睨みを利かせていたため,その天敵であるメタグロスは全くどうしようもなかった。裏からテッカグヤを投げて態勢を整えようにも,異なるベクトルの高火力の技に宿木の種ごときの誤魔化しは当然通用しなかった。仮に,他の3体で頑張ってテッカグヤ詰めが実行できる状況を作っても,ニョロトノに滅びの歌が搭載されていた時点で試合終了である。実際,その構築を使用していた人に為す術無く簡単に敗北してしまった。皮肉なことに,その対戦は相手のレート2000のチャレンジであった。いつも対戦で敗北したときに,すぐ反省点を挙げる等の悔しさを露わにするが,そのときは全くその気が起きなかった。「もう駄目かもしれないな・・・,来年も普通に予選落ちかな。」と,当時は本気で考えていた。

 そんな窮地に立たされた自分を救ってくださったのは,S6でレート2000を達成したマッスルさんと凛さんのガルーラスタンの構築記事だった。マッスルさんの記事からは,瞑想型クレセリアリザードン軸に強いこと,凛さんからの記事からは,ミストシード持ちアクロバット搭載テッカグヤが雨構築に強いことを学び,さらに,2人の記事に共通して記述されてあったカプ・レヒレの個別解説を見た瞬間,自分の考察力の甘さを痛感し(詳しくは後述),この瞬間,トリトドンに別れを告げることとなった。

 また,S6終盤にVGC2018ルールの発表があり,7世代産のポケモンのみが参加できるルールであると判明した。それは,ガルーラのグロウパンチやサンダーの特性の静電気,ウルガモスの虫の抵抗等の使用を禁じることを意味した。「7世代で弱体化されたメガガルーラグロウパンチまでも奪われて泣きっ面に蜂状態のガルーラを使用する意味はあるのか」としばらく考えたが,やはり,弱体化されてもなお,猫騙しを覚える単体性能が非常に高いポケモンのため,続投を決意した。

 

7.行動力から得られたもの

 偶然にも1週間程の休暇を取ることができ,このような機会は滅多にないと考え,ひいあさん主催のBest of 3 Cup Winterに参加した。初めての関東のオフであったため,レートやオンラインの対戦会で知り合いになった人や2016年のワールドカップで大変お世話になったジュニオさんに会うことが出来たり等,対戦面以外でも充実した大会となった。対戦面に関しては,しっかりと準備をしてきたつもりではあったが,結果3勝3敗と勝敗をタイに持ち込むだけで精一杯で自分の力不足を痛感した。しかし,改善点をいくつか見つけることが出来たので,遠方から参加した甲斐があった。

 また,年末の鹿児島で行われた忘年会で,宮崎から来てくださったましゅまろ。さんと対戦して,このときに今までガルーラスタンに有効であると考えていたゲンガーが実は有効ではないと,その数日前のジュニオさんとのフレ戦での内容も加わって思い知らされ,この構築でのゲンガーの存在意義が完全に消えたので,ゲンガーは2017年で見納めとなった。

 

8.見落としていた重要な事項

 しかし,ゲンガーを構築から外したということは,同時にゲンガーが任されていた相手の特性の影踏みから逃げられる手段を無くしてしまった。この構築には鋼タイプのヒードランテッカグヤが既に2体いるので,汎用性が高いギルガルドはすぐに候補から外れてしまった。

 次の候補として考えたのは,自分がVGC2017ルールで最も憎んでいたアローラガラガラだった。皮肉なことに,この構築が辛かったほとんどのポケモンに有利であり,新たに教え技で蹴手繰りを覚えたことで,さらに手を焼く存在になってしまっていた。サン・ムーンの初期の頃から全国ダブルでの可能性について考察してはいたが,特殊耐久の低さやフレアドライブの反動ダメージにより,貴重な炎タイプであるがゆえに,場持ちの悪さが気になってしまい,個人的な感情を除いても採用するには至らなかった。しかし,今回はゴーストタイプでの採用で,ヒードランと同じ構築に組み込まれるので採用するに至った(プライドを捨ててまでも勝ちたかった)。

 1週間程アローラガラガラを使用した感想として,活躍する場は大いにはあったが,素早さの低さが気になった。一応,素早さの実数値を84(S-1の最速バンギラス+1抜き)まで上げてはいたが,相手のほとんどのバンギラスギルガルドの素早さがこれより高く,当たり前のように上から攻撃されるため,役割対象であったのにもかかわらず,怖気づいて選出できないことが目立ったことやゴーストタイプでありながらメタグロスの構築にそこまで強くないことから,この構築にアローラガラガラは机上論であったと理解し,解雇した(自分のプライド的には良かったのかもしれない(?))。

 だが,この構築にゴーストタイプで採用できそうなポケモンはもう見当たらなそうだったので,影踏みから逃れられる蜻蛉帰りを覚えて,バンギラスやカプ・コケコ,ガオガエンに強く,レートやオフの使用率が1位で非常に汎用性の高い霊獣ランドロスを採用した。また,構築全体の素早さの中途半端さが気になったことやメガゲンガーテラキオンメタグロスカミツルギリザードンに強く出られることを評価して拘りスカーフを持たせた。この構築をインターネット大会のInternational Challenge(INC) Januaryへと持ち込もうとした直前のS7のWCSレートの最終日に,6世代の頃と変わらず,自分は物理型の霊獣ランドロスの扱いが下手なことを改めて思い知らされたので,急いで足を止めた。改めて考えると,この判断が本当に良かったと考える。

 自分が本当に欲しかったこの構築の6枠目の条件として,「リザードンボーマンダメタグロステラキオンを自由に動かせない」,「不安定でも良いので,カプ・コケコに対して勝てる可能性を持っている」,「拘りスカーフを持たせなくても上記2つの条件を満たせる」の3点をすべて満たすポケモンがカプ・コケコであることをINC直前で発見することができ,この発見がJCS予選突破に直結する分岐点であったと考える。

 

 以上の改良点を基に,INC Januaryで使用した構築は以下の通りです(前回と同じポケモンの変更点は青色で記載,前回と重複する内容は省略)。

 

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ガルーラ@ガルーラナイト 性格:陽気 特性:肝っ玉→親子愛

努力値:4-252-0-x-0-252 実数値:181-147-100-x-100-156→181-177-120-x-120-167

技:捨て身タックル 蹴手繰り 不意打ち 猫騙

 

  グロウパンチの代わりとなる格闘技として,ドレインパンチと蹴手繰りがありますが,威嚇に誤魔化されずにガルーラやヒードランバンギラスを大きく削りたいこと,自分の性格上,遅いガルーラを使用したくないことから蹴手繰りの搭載を決めました。

 性格については,ゲンガーを構築に採用していた頃,7世代のメガシンカの素早さの仕様で合法的にガルーラに猫騙しを打つ動きをしていた時に,猫騙しのダメージを加えれば蹴手繰りでメガガルーラを落とせることを今更ながら発見したため(たとえ,メガガルーラの攻撃のみで落とせなくても,威嚇が入っていなければ,クレセリアサイコショックとダブルダメージ補正の凍える風を重ねることで,意味不明な耐久調整をしていない限りは落とせます),ゲンガーが構築から抜けても陽気で使用しています(特性が威嚇の霊獣ランドロスの後投げをクレセリアの凍える風で抑制しているのが大きいです)。

 

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ヒードラン@ジメンZ 性格:控え目 特性:貰い火

努力値76-x-0-244-0-188 実数値:176-x-126-199-126-121

技:熱風 大地の力 身代わり 守る

 

 マッスルさんの記事のヒードランのS実数値を参考にして,S-1の最速110族抜きの120+1に設定(自分のカプ・レヒレ+1かつマッスルさんの記事に感化されて同じことを考えている人に対する意識かつJCS予選であることから,S-1のメガルカリオも抜いた方がよいと考えました)することで,今まで重かったカミツルギへの対抗策が完成しました(相手も凍える風1回でまさか抜かれることはないだろうと考えて欲しい)。偶然にも,H176B126でA216霊獣ランドロスのダブルダメージ岩雪崩を身代わりが確定で耐えるギリギリのラインという美しい配分となりました。C実数値をこれ以上下げるとH167D170のギルガルドへの大地の力Zの乱数がズレてしまうので,199で止めました。

 

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クレセリア@ウイの実 性格:図太い 特性:浮遊

努力値:196-x-156-0-0-156 実数値:220-x-176-95-150-125

技:サイコショック 凍える風 瞑想 月の光

 

  多種多様の技を覚え,相手に的を絞らせにくいVGC2018ルール最強のポケモンメガメタグロスに怯まされるのが不快なこととBest of 3 Cup Winterの反省からS実数値を最速バンギラス抜きの125に設定しました。また,マッスルさんの記事から瞑想型のクレセリアの物理耐久の重要さを学んだので,性格を図太いにして実数値を11nに設定しています。

 サイコショックは瞑想型のカプ・レヒレや蝶の舞型のウルガモスに刺し,凍える風はこの構築の中途半端な素早さに対する不安を解消し,瞑想と月の光は特殊攻撃(特にリザードン)に対する受け出しを持ち物のウイの実と合わせて容易にして,素早さをコントロールするのに重宝しました。

 

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カプ・コケコ@デンキZ 性格:臆病 特性:エレキメーカー

努力値:28-x-4-212-12-252 実数値:149-x-106-142-97-200

技:10万ボルト めざめるパワー氷 挑発 守る

 

 他の5体では,苦しい立ち回りを強いられていたポケモンや並びをまとめて1体で片付けられるとても頼もしいポケモン。配分はパメラさんの記事を参考にしました。この配分のお蔭で,INC JanuaryでHP1で耐える場面があった(最高乱数引かれました)ので,感謝しています。

 Best of 3 Cup Winterで対戦したウォルフォンさんの挑発搭載デンキZ持ちカプ・コケコの強さを間近で拝見したこと,自分の構築にカプ・レヒレがいるので,わざわざ火力アップの持ち物無しのダブルダメージ補正のマジカルシャインが必要な場面があるとは思えなかったこと(テッカグヤクレセリアも共にジャラランガに強いのも要因),使用率1位の霊獣ランドロスに対して隙を見せたくなかったことから以上の技構成に落ち着きました。

 

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カプ・レヒレ@拘り眼鏡 性格:控え目 特性:ミストメーカー

努力値:148-x-0-244-0-116 実数値:164-x-135-160-150-120

技:ムーンフォース 濁流 冷凍ビーム トリック

 

  今まで,カプ・レヒレについて,他のカプ系との殴り合いに負けること,C+2ムーンフォースで無振りのメガガルーラでさえも落とせないこと,良い耐久はしているが回復技を覚えないので場持ちが悪いことの3点からカプ・レヒレは弱いと決めつけていました。しかし,カプ・レヒレの役割は,相手のHPを程よく削り他の3体のポケモンの攻撃の圏内に入れることの手助けをすることで,こちらが役割対象を勝手に見誤っただけでした。雨構築に関しては,テッカグヤの持ち物であるミストシードの引き金役だけではなく,相手の降らした雨を利用しての水技は当然強く,腐りにくいので,トリトドンより優秀であると考えました。

 配分については,S-1のカミツルギメガメタグロスを抜きたかったこと,性格が控えめのペリッパーを抜きたかったことからS実数値を120に設定しました。

 持ち物に関しては,マッスルさんと凛さんの記事を参考にして,瞬間火力が欲しかったことから拘り眼鏡を選択しました。これにより,合法的に冷凍ビームを搭載することができました。個人的にメインウエポンはムーンフォースと上記の理由より命中率は気になりますが,濁流しか選択しないだろうと考えたため,最後の枠に積み技をリセットする黒い霧を一時期搭載していましたが,黒い霧を選択すると,次のターンに交代しなければ置物になることに違和感を覚えていました。

 2017年11月にウルトラサン・ウルトラムーンが発売し,新UBやミミッキュZ,ジャラランガZで盛り上がっている中,7世代のポケモンが新たに覚える教え技をすぐにチェックしました。カプ・レヒレの覚える教え技の欄に「トリック」という文字を発見した瞬間,今まで頭の中で離れ離れだった歯車がやっと噛み合った感じがしました。トリックならば,成功すれば次のターンは別の技を選択することができること,相手の補助技を固定させるまたは実質封じて単体性能を急激に低下させることができることからすぐに搭載に踏み切りました。黒い霧と違い,腹太鼓使用後のカビゴンは止めることはできませんが,ガルーラの猫騙しやヒードランの身代わり等を駆使してなんとかトリックルームのターンやカビゴンのHPを削っていき,強引に処理するという判断を下しました。

 

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テッカグヤ@ミストシード 性格:慎重 特性:ビーストブースト

努力値228-4-44-x-228-4 実数値:201-122-129-x-165-82

技:ヘビーボンバー 宿り木の種 クロバット 守る

 

 凛さんの記事と異なる箇所は2つです。

 1つ目は,配分についてです。特殊攻撃に対しての受けを確固たるものにしたかったため,特殊耐久をグレードアップしました(雨補正のC156ルンパッパのハイドロポンプZとC161ペリッパーの2倍補正の潮水をD+1でギリギリ耐えた時は,感動しました)。H201D165とH204D168の特殊耐久にあまり差はないため,残りの努力値カビゴンバンギラスツンデツンデ意識で蹴手繰りを搭載しているポケモンが増えてくると予想し,全てBに割いて実数値を130に設定すると,A194メガガルーラの蹴手繰りの乱数が変わる美しい配分になりますが,S-1の準速70族の上を取りたかったため,実数値が129になってしまいました・・・。

 2つ目は,技構成についてです。Best of 3 Cup Winterでは,凛さんの記事通り,ヘビーボンバーをワイドガードで使用していました。しかし,この当時の自分はワイドガードの搭載理由についてあまり深く考えてはおらず,なんとなく搭載していました。この怠惰が響き,ウォルフォンさんとの3戦目のこちらカプ・レヒレテッカグヤ,ウォルフォンさんカプ・コケコとガオガエントリックルーム下かつガオガエン猫騙しを使用できる互いに残数2体の盤面で,カプ・コケコの体力的にヘビーボンバーなら倒せたところをアクロバットしか使用することができずに負けてしまった悔しい対戦がありました(そもそも,1戦目で選出時間が切れて間違ってゲンガーを選出してしまい,簡単に負けてしまった行動も愚かですが・・・)。この対戦後すぐにヘビーボンバーに変更したところ,カプ・コケコはもちろんのこと,他のカプ系やウツロイドミミッキュバンギラス,小さくなる搭載のラッキー等に強く出られるようになったので良かったです(自分の構築にはワイドガードは必要ないという意味で,ワイドガードの方が良い構築も勿論あると思います)。

 

基本選出1

先発

ガルーラ クレセリア

後発

相手の構築に応じて2体

 

ガルーラの猫騙しとクレセリアの耐久の高さを生かして積極的に瞑想を積んでいく選出。当時,ほとんどの人がサイドチェンジに気を取られていたため,簡単にクレセリアを要塞化することができました。

 

基本選出2

先発

ガルーラ カプ・コケコ

後発

カプ・レヒレ+@

 

リザードン構築やゴチルゼル構築に対する選出。相手のカプ・コケコが重いので,初手からカプ・コケコに不意打ちとデンキZを重ねる行動(ズル)をすることもありました(同速負けや守られたら萎えます)。

 

基本選出3

先発

ガルーラ カプ・レヒレ

後発

テッカグヤ+@

 

メタグロス構築やバンギラス+ドリュウズ+ボーマンダ構築に対しての選出。サンダーはミストシードテッカグヤで勝てます(支離滅裂な思考・発言,実際にレート1802のときに勝った)。

 

感想

 

  •  リザードンの構築には有利であると思っていましたが,取り巻きにナットレイとミズZ持ちカプ・レヒレがいる構築に苦手意識を抱いたので,立ち回りを再構築する必要性を感じました(構築自体はこれで1つの結論だと考えています)。

 

成績

 全体,日本内共に2位でポケモンジャパンチャンピオンシップス2018(PJCS2018)の出場権を獲得しました!

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○○○××|○○○×○|○○×○○|○○○○○|○○○○○|○○○○○(1802)|○(1814)○(1824)○(1829)

 

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ボーダーについての話

 自分はレート1810台+1勝だと予想していて,レート1824になったときに数人の知り合いに聞いてみたところ,あと1勝(レート1830~1840)は欲しいという意見が多かったため,2時間程考えた結果,勇気を出して潜ってみました。すると,40~50秒かかって(この時の自分の精神状態が安定していなかったため,多少盛っている可能性あり)マッチングしたのは,レート1541のやや苦手な雨ハッサム構築でした。この時ものすごく心拍数が上がりましたが,何とか勝利してレート1829まで上げることができました。

 仮に,レート1829が圏外なら,多くの時間を要してのこのレート差マッチングは流石にイジメだと考えたため,知り合いの忠告を無視して保存する形を取りました。

 結果的に,2週間後の結果を待たずに予選抜けを確信する程の成績を収めることができたのは良かったです。

 

最後に

 今大会で敗北数を4に抑えられた要因として,濁流や熱風といった命中不安な技や瞑想型のクレセリアや宿木の種搭載のテッカグヤといった試行回数を稼がれやすいポケモンガルーラの構築の「補完」として採用したことだと考えます。もちろん,技外しや何回も急所や追加効果を貰う可能性は存在しますが,前回の記事でも記述したとおり,VGC2018ルールの環境は広くメタをはっておかないと,最終的に技の命中率以下の結果に収束するのではないかと考えています。

 また,エースのガルーラに上記のような型や技を採用している訳ではないので,リザードンクチート等をエースにしている構築を使用している人と異なる価値観を持つことになります(自分の相手の思考を読む力の乏しさを命中不安な全体技や時間を要する詰め方で補っている感じです)。

 

 これで第3部,並びに全3部構成の記事は終わりとなりますが,その後のPJCS2018やWCS2018の対戦レポートの記事も勿論あります。よろしければ,引き続きそちらの記事の方もご覧下さい。

 

 最後に,記事を見て分からないことや疑問に思ったことがあれば,自分のTwitter(@keima1212ab)に気軽にリプを下さい。

 

 ここまで見て下さってありがとうございました。