Kohei's brain

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VGC2018 Report No.4 PJCS2018 ベスト16 「パワープレーガルーラスタン」 対戦レポート有り

 

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 PJCS2018でベスト16という成績を収めることができた構築を紹介します。emolgame様のサイトでも載せてあります。



構築経緯

  1.  2018 International Challenge January(以下,1月INC)で2位という成績を収めることができたガルーラ,ヒードランクレセリア,カプ・コケコ,カプ・レヒレテッカグヤの6体から考察を開始。


  2.  1月INCの構築は,相手のカプ・コケコに対して,瞑想クレセリアやこちらのカプ・コケコで強引に打開しようと考えており,非常に不安定であった。それに加え,3月上旬に威嚇ガオガエンがVGC2018環境に参戦した影響で,苦手としていた影踏みゴチルゼルや腹太鼓カビゴンメガライボルト等の使用率が減少したのと引き換えに,今まで特にメタグロス構築に有効であったミストシードテッカグヤや瞑想クレセリアの活躍がし辛くなってしまった。また,カプ・コケコは,瞑想ではないデンキZ持ちだったため,猫騙しで隣のポケモンのパフォーマンスを最大限に引き立てるガルーラ構築であるが故,デンキZを消費した後の制圧力の無さが1月INC後に気になり始めた。そこで,多くの勝利を積み上げることができた「強力な電気打点」,「S操作」,「トリックルーム構築と雨構築への耐性」の3つの要素は出来るだけ残しつつ,以上の課題の解決に数ヶ月間試行錯誤していた。

  3.  そんなある日,夕立さんの構築記事を拝見して,今までカプ・コケコとクレセリアの2体で行っていた役割をサンダー1体でまとめられることを発見。しかも,サンダーは熱風を覚えることができるため,ヒードランをあまり刺さっていない構築に対して,炎打点欲しさにわざわざ選出する必要がなくなった。さらに,余った1枠に拘りスカーフ持ちの特殊型の霊獣ランドロスを採用することで,カプ・コケコやゲンガー,ガオガエンメタグロス等の処理に余裕が生まれ,また,特性の威嚇により,特にガルーラやカプ・レヒレの行動保障の確保にも繋がることができた。

  4.  最後に,テッカグヤの枠だが,トリックルーム構築と雨構築への耐性」の両方を満たせるポケモンを発見することはなかなか難しく,PJCS2018の1週間前まではテッカグヤで臨もうと考えていた。そんな中,ガルーラ,サンダー,霊獣ランドロスヒードランを好んで使用していたましゅまろ。さんと去年の12月にフレ戦したときに,その構築に採用していた身代わりギルガルドに為す術なく負けてしまったことを思い出し,試しにテッカグヤの代わりに採用して試運転をしてみたところ,全ての歯車が噛み合ったので,以上の構築でPJCS2018に臨んだ。

 

以下,PJCS2018で使用した構築とその解説です。

 

 

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ガルーラ

性格:陽気

実数値:181-147-100-x-100-156→181-177-120-x-120-167

努力値:4-252-0-0-0-252

特性:肝っ玉→親子愛

持ち物:ガルーラナイト

技構成:捨て身タックル 蹴手繰り 不意打ち 猫騙

 

A:捨て身タックルを採用していることと火力を削りたくないため,振り切り。

S:カプ・テテフメガバシャーモ,霊獣ランドロスに抜かれたくないこととメガリザードンに同速勝負を仕掛けられることを評価して最速。

 

ガルーラナイト:ガルーラがメガシンカするために必要。

 

肝っ玉:メガシンカする前にゲンガーやミミッキュ等のゴーストタイプの行動を猫騙しで止めたり,捨て身タックルでダメージを与えたりできるため。

 

捨て身タックル:恩返し(八つ当たり)だとメガバシャーモに耐えられてしまうため。

蹴手繰り:ドレインパンチだと役割対象のガルーラやバンギラスカビゴン等に入るダメージがあまり期待できない。裏を返せば,これらのポケモンに大きなダメージを与えることがこのポケモンの役割でもある。

不意打ち:メタグロスやゲンガー等に。アイアンヘッドや岩雪崩等による怯みのケアにもなる。

猫騙し:このポケモンの最大の採用理由。

 

 VGC2018ルールにおいて,メガ・非メガを問わず,猫騙しを覚える汎用性の高いポケモンは沢山いますが,7世代で弱体化を受けてもなお,私がメガシンカ枠を使用してまでガルーラを使い続けている理由は,役割が猫騙しだけで止まらないからです。

 

 耐久無振りでもZ技や一致弱点技以外で1撃で倒されることはあまりなく,耐久無振りのポケモンを高い素早さから1撃で倒せる程の火力を兼ね備えているのは,他の猫騙しを覚えるポケモンでは到底達成することのできない単体性能を持っています。

 

 つまり,威嚇等で役割が小さくなっても,ある程度の耐久があるため,大体の攻撃に受け出し可能なので,一旦引っ込めても再展開しやすいことや,素早さの遅いガオガエンとは違い,残りHPが少なくても,猫騙し以外の選択肢が存在することがガルーラの大きな強みです。 

 

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サンダー

性格:臆病

実数値:167-x-105-176-110-167

努力値:12-0-0-244-0-252

特性:プレッシャー

持ち物:デンキZ

技構成:10万ボルト 熱風 めざめるパワー(氷) 追い風

 

配分の理由
千夜ちゃんぽけさんの配分を拝借しました。ありがとうございました。

B:A177メガガルーラの捨て身タックルを約84.48%で耐える。

D:C211メガリザードンYの晴れ補正の火炎放射を13/16で耐える。

C:めざめるパワー(氷)でH165D100の霊獣ランドロスを13/16で1発。

S:カプ・テテフメガバシャーモ,霊獣ランドロスに抜かれたくないこととメガリザードンに同速勝負を仕掛けられることを評価して最速。こちらのメガガルーラと同速になってしまうのが懸念材料であるが,それよりも上記のことを最優先に考えた。

 

デンキZ:メガリザードンYカプ・レヒレを1撃で倒すため。ガルーラやメタグロス,サンダー等を大きく削り,後続(特にガルーラ)の圏内に入れるため。

 

プレッシャー:この特性しか使用できないため。霊獣ランドロスカプ・テテフカプ・ブルル等の持ち物の判別やボーマンダの配分の判別ができる可能性がある。

 

10まんボルト:命中安定技。貴重な電気打点のため,外す可能性のある雷は論外。

熱風:カミツルギメタグロスカプ・ブルル等に打つ技。

めざめるパワー(氷):この枠は見切り(守る)でも良かったが,ギルガルドを採用したことで霊獣ランドロスに見せてしまった隙を埋めるため。PJCS2018のファイナリストが共にメガボーマンダを使用していたので,ますます切れない技になってしまった。

追い風:このポケモンの最大の採用理由。

 

 6世代や7世代におけるガルーラ+サンダー構築は,少なくとも一方が耐久に振っているイメージを私を含め,皆さんは抱いているかと思われます。しかし,構築経緯から理解して頂けるとは思いますが,サンダーはカプコケコとクレセリアが担っていた役割を引き継いでいるため,最速型の3ウエポンでの運用となっています。相手の固定概念を逆手に取って,数的有利や両縛りの関係をいとも簡単に作れた時は,とても快感でした。

 

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ヒードラン

性格:控えめ

実数値:168-x-127-198-127-129

努力値:12-0-4-236-4-252

特性:貰い火

持ち物:シュカの実(PJCS2018で使用)→ジメンZ(第36回がにゅーオフで使用) 

技構成:熱風 大地の力 身代わり 守る

 

配分の理由

H:身代わりのHPが1でも欲しいため,違和感を覚えるが4nを採用。

B:A197メガメタグロスの地団駄のダメージが減るため。

C:11n。刺さっている構築に出したいため,火力は出来るだけ欲しい。

S:最速ペリッパー+1。個人的に拘りスカーフを持っていない性格が臆病のヒードランは机上論だと考えている。

 

シュカの実:相手の地面技に対して行動保証を持つため。しかし,あまりにも耐久を削りすぎて,少し削られただけでも地面技で縛られてしまうのは本末転倒であることを今更ながら理解したため,素早さが速ければ良いものではないと実感した。

 

貰い火:この特性しか使用できないため。リザードンの攻撃に躊躇なく受け出しできるのが強み。

 

熱風:この枠は普通火炎放射だが,PJCS2018参加者の全てのメタグロスは耐久型だと決めつけていたので,結局耐えられるのならば,範囲技を打って総合的に上回るダメージを与えた方が良いという判断を下した。

大地の力:ミラーや熱風が入らない相手に打つ優秀なサブウエポン。

身代わり:ガルーラの猫騙しに合わせたり,ヒードランに有効打がない相手に対して非常に有効な技。

守る:縛られやすいポケモンであるため。

 

 この枠は,PJCS2018の前日までウルガモスと悩んでいましたが,ウルガモスの扱い方に自信がなかったこと,リザードンに負けるのは嫌だったことからヒードランを選択しました。

 

 結果的には,予選のスイスドローで対戦したキヌガワさんと決勝トーナメント1回戦で対戦したれもん(ナカジマ)さんの構築にヒードランが刺さっていたので,変更しなくて良かったです(リザードンには当たりませんでしたが)。

 

 しかし,PJCS2018でガルーラを使用していた数人のプレイヤーと直接話す機会があり,どの人もヒードランの現環境での立ち位置に疑問視されていらっしゃったので,この構築をベースにWCS2018に臨むならば,まずこの枠を変更する必要があると今のところ考えています。

 

 第36回がにゅーオフではゲンガー+ガオガエン構築を特に意識して,再びジメンZを持たせました。本当は,PJCS2018でも今まで信頼してきたジメンZを持たせたかったのですが,3Z構築になってしまうことがあまりにも不安だったことと,仮にベスト8に進んだときのPT公開でヒードランのジメンZを公にバラしたくないことから諦めました。

 

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ランドロス(霊獣フォルム)

性格:おっとり

実数値:165-166-99-171-101-143

努力値:4-4-0-244-4-252

特性:威嚇

持ち物:拘りスカーフ

技構成:大地の力 ヘドロ爆弾 馬鹿力 めざめるパワー(氷)

 

配分の理由

てるるんさんの配分を拝借しました。ありがとうございました。

D:C172霊獣ランドロスのめざめるパワー(氷)を7/16で耐える。

C:めざめるパワー(氷)でH164D101(C182カプ・テテフのサイコフィールド補正サイコキネシス確定耐え)の霊獣ランドロスを11/16で1発。

S:ミラー意識。

 

おっとり:馬鹿力の火力が欲しかったことと霊獣ランドロスをどのポケモンと並べてもダウンロードでAが上がるようにしたかったため。この性格をおすすめして下さったジュニオさんには多大なる感謝の意を表します。

 

拘りスカーフ:カプ・コケコやメガゲンガー,拘りスカーフを持ったカプ・ブルル等に対して先制したいため。

 

威嚇:この特性しか使用できないため。霊獣ランドロスカプ・テテフの持ち物の判別ができる可能性がある。

 

大地の力:メインウエポン。地震と違って「味方を巻き込まない」,「威嚇で誤魔化されない」,「グラスフィールドで誤魔化されない」の以上3点が大変優秀。

ヘドロ爆弾:主にフェアリータイプに対して。相手のカプ・ブルルへの安易な交代を許さない。

馬鹿力:メガガルーラポリゴン2バンギラス等に対しての最高打点。

めざめるパワー(氷):ミラーやメガボーマンダに対して。

 

 私は,今までガルーラ構築での霊獣ランドロスを上手く扱うことができなかったので,相手の電気アタッカーや物理アタッカーにやや受け身のプレイングをせざるを得ませんでしたが,それは物理型だったからであって,特殊型ならば上手く扱えると3月下旬に特殊型の霊獣ランドロスが流行して以降,考えていました。

 

 特殊型の霊獣ランドロスの欠点であるメガリザードンYへの打点は最速サンダーと最速ガルーラ,耐性はヒードランが担っているため,迷わず岩技の不採用に踏み切ることができました。

 

 相手の保守的な行動が読める時や霊獣ランドロスを大事にしたい時に使う蜻蛉帰りも欲しいですが,どの技も切れないので,悩んでいるところです。

 

 最後に,この個体を提供して下さったさきえさんには多大なる感謝の意を表します。このランドロスは通称「ケンタランドロス」とも呼んでいます。

 

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ギルガルド

性格:控えめ

実数値:157-63-170-110-170-93 (シールドフォルム)

    157-153-70-220-70-93  (ブレードフォルム)

努力値:172-0-0-236-0-100

特性:バトルスイッチ

持ち物:ゴーストZ

技構成:シャドーボール 聖なる剣(PJCS2018で使用)→毒々(第36回がにゅーオフで使用) 身代わり キングシールド

 

配分の理由

H:4n+1。

C:11n。ギルガルドの攻撃に受け出しするポケモン(ガオガエンカプ・レヒレ,サンダー等)に出来るだけダメージを入れて受けを崩壊させるため。

S:追い風込み最速メガメタグロス抜き調整(90)+3

 

 

控えめ:確かに聖なる剣の火力は欲しいが,耐久に性格の下降補正をかけてしまうと,身代わりを残せる可能性が減ってしまうため。

 

ゴーストZ:この構築で厄介な瞑想カプ・レヒレやサンダー,メガラグラージメガボーマンダ等に大きなダメージを与えることができるため。元々単体性能が高いポケモンであるため,Z技を守られたり,半減で受け出しされたりしてもその後のプレイング次第で巻き返せることがある。

 

バトルスイッチ:この特性しか使用できないため。

 

シャドーボール:Zのベース技。元々の特殊攻撃が高いのでZクリスタルを消費せずとも,かなりのダメージが期待できる。

聖なる剣:ガオガエンキリキザンを意識した技。この枠は毒々と迷ったが,PJCS2018は1戦15分のため,毒々では倒しきれないと判断した。

身代わり:Z技の大きな圧力や高耐久により,身代わりを残しやすく,ギルガルドの行動回数を跳ね上げることができる技。また,キングシールドで防ぐことが出来ない補助技も守ることができ,ギルガルドとはとても相性が良い。

キングシールド:追加効果のAランクを2段階下げることが優秀で,メガメタグロスの地団駄やガオガエンフレアドライブバンギラスの噛み砕く等のギルガルドが受けたくない接触技の選択を相手に躊躇わせることができる。

 

 この構築のMVP。ガルーラの猫騙しや有利対面で積極的に身代わりを残し,PJCS2018で勝った対戦は,全て身代わりギルガルドによる崩しからでした。以前までこの構築が手を焼いていたカミツルギやゲンガー,ゴチルゼルに余裕を持ったプレイングを行うことができたのはとても大きかったです。

 

 第36回がにゅーオフでは,汎用性が高い毒々を搭載させました。同大会でバルドルさんも偶然ながら,同じ持ち物と技のギルガルドを使用していたので,その強さは言うまでもないでしょう。

 

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カプ・レヒレ

性格:控えめ

実数値:146-x-136-160-151-137(PJCS2018で使用)→146-x-135-161-150-137(第36回がにゅーオフで使用)

努力値:4-0-4-244-4-252(PJCS2018で使用)→4-0-0-252-0-252(第36回がにゅーオフで使用)

特性:ミストメーカー

持ち物:拘りメガネ

技構成:ムーンフォース 濁流 黒い霧 トリック

 

配分の理由
C:H177D150カプ・レヒレムーンフォースで高乱数で2発(91.4%)。C161なら98.4%で2発なので,C161の方が良い。
S:耐久サンダーの上を確実に取りたいため,準速を選択。これより速いサンダーと分かったら,ガルーラの攻撃で押していけば良い。

 

拘りメガネ:個人的にカプ・レヒレの攻撃はC+1の状態で初めて役割が持てると考えている。しかし,私は瞑想型の扱いに自信がないため,消去法で拘りメガネを選択。このことにより,黒い霧とトリックを違和感を覚えることなく,採用することができる。

 

ミストメーカー:この特性しか使用できないため。サンダーや霊獣ランドロスカプ・ブルルバンギラス等の持ち物や配分の判別の手がかりとなる。

 

ムーンフォース:追加効果も狙える優秀なメインウエポン。この構築でマジカルシャインを選択したいポケモンは,濁流で事足りているため,不採用。

濁流:命中不安が気になるが,VGC2018ルールで熱湯を選択している余裕はないと個人的に考えている。

黒い霧:腹太鼓カビゴンマリルリ,不意の能力上昇への対応。ガルーラの猫騙しによるサポートが非常に頼もしい。

トリック:テッカグヤクレセリア,ラッキー等の時間をかけて詰めていくポケモンに対して。

 

 実際にPJCS2018では,ヒコウZトゲキッス+怒りのツボワルビアル構築と対戦して,カプ・レヒレの黒い霧のお蔭で何とか勝利することができました。残念ながら,今回は準速が生きた対戦はありませんでしたが,多くのPJCS2018参加者の構築記事を拝見してみたところ,準速で臨んで良かったと考えています。

 

 第36回がにゅーオフでは,PJCS2018の反省を生かして配分を少し変更しました。

 

基本選出1

先発 ガルーラ+サンダー

後発 カプ・レヒレ+(相手のPTに応じて1体)

 

 序盤に,相手の固定概念を利用して数的有利を取ったり,追い風で両縛りを作ったりします。追い風が決まってガルーラの役割が小さくなったと感じたら,カプ・レヒレやもう1体のポケモンに交代して上から高火力の技を押し付けていきます。

 

基本選出2

先発 ガルーラ+カプ・レヒレorヒードランorギルガルド

後発 (状況に応じて2体)

 

 メタグロス構築やカプ・テテフ+アギルダー構築等のカプ・レヒレヒードランギルガルドの攻撃が通りやすい構築への選出。メタグロスアイアンヘッドの怯みは勘弁して下さい・・・。

 

基本選出3

先発 霊獣ランドロス+ガルーラorサンダー

後発 カプ・レヒレ+(状況に応じて1体)

 

 カプ・コケコが先発に繰り出されそうな構築に対しての選出。ガオガエン等の猫騙しを覚えるポケモンがいたらガルーラで,それ以外ならサンダーを選出します。霊獣ランドロスが相手の構築にどれ程の負担をかけるかが勝敗を左右します。

 

対戦レポート

 

予選スイスドロー7回戦

Round1 vs さいどさん 勝ち

ゲンガー,トゲキッスルカリオアローラゴローニャワルビアルムシャーナ

 

選出(相手)

先発:ゲンガー,トゲキッス

後発:ワルビアルムシャーナ

選出(自分)

先発:ガルーラ,ギルガルド

後発:霊獣ランドロスカプ・レヒレ

 

 記念すべき初めての全国大会初戦,立ちはだかったのはまさかの怒りのツボワルビアルの構築。このような系統の構築を使用する強い人とは対戦した経験があまりなかったため,カプ・レヒレが黒い霧を簡単に通してもらえないと考え,試行回数やターン数を稼ぎやすいガルーラ+ギルガルドを先発に置き,黒い霧を搭載させたカプ・レヒレと相手の構築全体に刺さっている霊獣ランドロスを後発に置いた。

 試合は,ゲンガーのサイドチェンジや呪いで上手く退場されてA+6のワルビアル爆誕させてしまったが,カプ・レヒレの黒い霧でワルビアルの能力ランクのリセットとミストメイカーでムシャーナの催眠術をケアしつつ,最後のサイドチェンジの択に勝って辛うじて勝利。

 試合後,「強い人が怒りのツボワルビアルの構築を使うのはズルいでしょ・・・」と無限に言ってた。

 

Round2 vs キヌガワさん 勝ち

ガルーラ,クチートカプ・ブルルヒードランゴチルゼルガオガエン

 

選出(相手)

先発:ガルーラ,ゴチルゼル

後発:カプ・ブルルガオガエン

選出(自分)

先発:ガルーラ,ギルガルド

後発:ヒードランカプ・レヒレ

 

 2戦目の相手は,あのキヌガワさん。過去の対戦成績は1勝2敗で苦手意識を抱いていて不安ではあったが,構築を見てギルガルドが明らかに刺さっていることが分かったので,身代わりのサポートができるガルーラと共に先発に置き,ガオガエンを意識してヒードランカプ・レヒレを後発に置いた。

 試合は,序盤にギルガルドゴチルゼルに全く仕事をさせずに倒すことに成功して勝利をほぼ確信したところで,ヒードランの熱風がHPが半分程のカプ・ブルルに外れてしまい,馬鹿力Zで返り討ちに遭ってしまう。その時は,冷や汗をかいたが,拘りメガネ持ちのカプ・レヒレムーンフォースでHPが6割程のカプ・ブルルを削りきることに成功。ギルガルドと不意打ちしか有効打がないガルーラの1対1の対面ができ,HPの残量で分があったため,こちらはキングシールドだけをこのターン以降選択し,3ターン後にTOD狙いであるとキヌガワさんが悟って降参を貰い,勝利。

 ちなみに,ゴチルゼルの特性が勝ち気であることは全く気づいていない。

 

Round3 vs モブキャラさん 負け

オオスバメミミッキュコータスカメックス,霊獣ボルトロスカプ・ブルル

 

選出(相手)

先発:ミミッキュカメックス

後発:?

選出(自分)

先発:ガルーラ,サンダー

後発:ヒードランカプ・レヒレ

 

 対戦前に2番卓であったため,スタッフの人が1番卓の人たちに配信の交渉のやりとりが聞こえた。その後,1番卓の人が断ったため自分たちのところにスタッフが来たが,「断って大丈夫なんだ」という知識を得てしまったため,もちろん断った。

 2連勝と勢いに乗りかけている中,3戦目の相手は,モブキャラさん。本名と顔から誰かは推測できなかったが,TNが分かった瞬間,HNと同じだったためオオスバメの人だと一瞬で分かった。モブキャラさんの構築を見たとき,本当にオオスバメを使っていることに驚いたが,ガルーラ+サンダーならどの並びでも対応できると考え,この2体を先発に置いて,全体的に刺さりの良いヒードランカプ・レヒレを後発に置いた。

 試合は,1ターン目にガルーラはミミッキュに,カメックスメガシンカしてサンダーに猫騙しを打ち合い,2ターン目に自分の勝手な思い込みで10万ボルトZでミミッキュが落ちるかつカメックスが守るを持っていない読みの行動をしてしまったことが裏目に出てしまい,メガガルーラの捨て身タックルをカメックスに守られて,ミミッキュに10万ボルトZを耐えられてトリックルームを決められてしまい,為す術なく負け。

 結果論ではあるが,ミミッキュに肝っ玉捨て身タックルと10万ボルトZを重ねていたとしても,霊獣ボルトロスが辛いので,ヒードランの代わりにギルガルドを後発に選出すべきだった。

 

Round4 vs westさん 勝ち

バンギラス,真昼ルガルガンカプ・テテフメタグロスボーマンダトリトドン

 

選出(相手)

先発:メタグロス,真昼ルガルガン

後発:バンギラストリトドン

選出(自分)

先発:霊獣ランドロスギルガルド

後発:ガルーラ,カプ・レヒレ

 

 気持ちを切り替えて,4戦目の相手はwestさん。ハリボーグのぬいぐるみで一瞬で分かった。1番卓がある列の最後の対戦卓ではあったが,皆さんが配信を断り続けて自分たちのところまで来たのは面白かった(もちろん,断った)。来年からはもしかしたら配信は断れないかもしれない。

 westさんの構築は,バンギラス+真昼ルガルガンカプ・テテフ+メタグロスを合わせた非常に前のめりな構築。バンギラス以外はギルガルドが非常に刺さっているので,バンギラスに強く,威嚇でルガルガンメタグロスの圧力を小さくできる霊獣ランドロスギルガルドと共に先発に置いて,トリドドンに強いガルーラとカプ・レヒレを後発に置いた。

 試合は,1ターン目にメタグロスバンギラスへの交換は読めてはいたが,ルガルガンの行動保障を減らすために,ルガルガンに馬鹿力,ギルガルドは身代わりを選択。ギルガルドルガルガンの岩雪崩の怯みに屈さずに身代わりを残せたのが大きく,周りのサポートを受けながらギルガルドが暴れて勝ち。

 これで3勝1敗。念願のWCS出場まであと1勝のところで,現実はそんなに甘くないことを知る。

 

Round5 vs ベテさん 負け

カプ・コケコ,ゴチルゼルボーマンダガオガエンカミツルギカビゴン

 

選出(相手)

先発:ゴチルゼルボーマンダ

後発:カプ・コケコ,カビゴン

選出(自分)

先発:ガルーラ,ギルガルド

後発:霊獣ランドロスカプ・レヒレ

 

 WCS行きを賭けた試合になる5戦目の相手は,前日に一緒に寿司を食べにいったベテさん。過去の対戦で1度も勝ったことがない人なので,絶対に当たりたくなかった・・・。しかし,ベテさんの構築を見てギルガルドが非常に有効であるとすぐに分かったので,ギルガルドを一番サポートできるガルーラをギルガルドと共に先発に置いて,全体的に刺さりの良い霊獣ランドロスカプ・レヒレを後発に置いた。

 試合は,序盤にギルガルドの身代わりを残すことができ,優勢に進めることができると思ったが,メガボーマンダの火力が予想以上に高く,カプ・コケコを縛っていた霊獣ランドロスが倒れてしまう。それと引き換えに何とかギルガルドボーマンダを倒し,こちら側がガルーラ+ギルガルド,ベテさん側がゴチルゼル+デンキZ未使用のカプ・コケコの対面(フィールドはミストフィールド猫騙しは使用済み)。カプ・コケコにメガガルーラの不意打ちとギルガルドシャドーボールを重ねて倒すべきではあったが,それでは落ちないと勝手に思い込んでしまい,捨て身タックルを選択する痛恨のミス(もちろん,不意打ち+シャドーボールで倒せていた)。これが響き,ギルガルドが毒々を搭載していないこともあり,カビゴンを倒せず,TODで負け。

 3戦目に引き続きダメージ感覚のなさを露呈して「1月INCで予選抜けして沢山時間があったのに何やっているんだ。」と自分で自分を責めていた。

 

Round6 vs ユウキさん 負け

ゲンガー,ガオガエンジャラランガカプ・ブルルポリゴンZ,ピッピ

 

選出(相手)

先発:ゲンガー,ガオガエン

後発:ピッピ,カプ・ブルル

選出(自分)

先発:ガルーラ,ギルガルド

後発:霊獣ランドロスカプ・レヒレ

 

 6戦目の相手は,ユウキさん。ヒートロトムのぬいぐるみでゲンガー+ジャラランガ構築でPJCS予選を抜けた方だと分かった。ユウキさんの構築は,予選の時と同じくゲンガー+ジャラランガ。大体の人はこの構築を見て先発はゲンガー+ガオガエンで繰り出してくるので,ギルガルドでゲンガーに圧力をかけられるように,ガルーラをギルガルドと共に先発に置いて,全体的に刺さりの良い霊獣ランドロスを後発に置くまではすぐに決まったが,最後の1体をヒードランカプ・レヒレにするか非常に迷ったが(BO1またはBO3の1戦目で強いプレイヤーはこの構築にジャラランガは選出してこない),ポリゴンZを出される可能性もあったのでカプ・レヒレを選択した。

 試合は,ユウキさんの先発が予想通りゲンガー+ガオガエンメガゲンガーの構築は,ゲンガーが序盤に倒されたら一気に劣勢になるので,ゲンガーは保守的な行動を取ることが多いという6世代の頃からの経験則を基に,ガルーラはガオガエン猫騙し,ギルガルドは身代わりを迷わず選択。試運転や今日の対戦でもギルガルドの身代わりを読んでくる人はいなかったため,正直これでWCS行きは決まったと思った。しかし,ゲンガーは守っておらず,ギルガルドシャドーボールを打っており,ギルガルドの残りHPが1/4未満になったため,身代わりを残すことができず,これが大きく響き,ゲンガーを倒すことができずに負け。

 対戦後,ユウキさんにそのことを聞いてみたら,ギルガルドの身代わりを読んでいたらしい。BO1でその行動できるの凄すぎるでしょ・・・。

 

Round7 vs シャロンさん 勝ち

カプ・テテフアギルダー,ゲンガー,ガオガエン,霊獣ランドロス(?),霊獣ボルトロス(?) (すみません,曖昧で覚えていないです)

 

選出(相手)

先発:ゲンガー,アギルダー

後発:カプ・テテフガオガエン

選出(自分)

先発:ガルーラ,ギルガルド

後発:霊獣ランドロスカプ・レヒレ

 

 3勝3敗。遂に追い込まれてしまった。しかも,プレミでの負けと6戦目の負けは自分にとって非常に精神的に大ダメージだった。しかも,最終戦の対戦相手は世界大会常連のシャロンさん。半ば勝つことを諦めかけていたが,会場やTwitterで応援して下さった人たちのために悔いのない対戦をしようと気持ちを切り替える。

 シャロンさんの構築はカプ・テテフ+アギルダーメガゲンガーが入った珍しい構築。6戦目の嫌な光景が蘇るが,ギルガルドを大事にすれば勝機はあるので,ガルーラをギルガルドと共に先発に置き,フィールドを変えられるカプ・レヒレ,ゲンガーを上から縛れる霊獣ランドロスを後発に置いた。

 試合は,6戦目の経験から1ターン目からメガゲンガーギルガルドシャドーボールZを選択するが,守られてしまい諦めかけていたが,厄介なアギルダーは霊獣ランドロスと共に命懸けで散って,カプ・テテフの持ち物が拘りスカーフ一点読みで動いたら,拘りスカーフだったため何とか捲って勝利。

 今日一番の緊張感のある試合で,強い相手に対して勝利をもぎ取ることができて良かった。この瞬間,念願のWCS出場権を獲得する。余談だが,先日ニコ生のWCSのタイムシフトを見ていたら,シャロンさんがPJCS2018のスイスドロー終戦の対戦相手は自分なのにwestさんと間違えていた(kazuki君にもゴリケン教官と間違えられた)。

 

 上位50人には入ることができたが,決勝トーナメントに進むことができるのは上位32人までで4勝3敗の人は高いオポネントが求められる。序盤の2連勝と自分が負けた3人が上位50位であったのが幸いしてオポネントが高く,上位32人に滑り込むことができた。ボードに張り出された結果用紙からそのことを確認できた瞬間,人目をはばからずにガッツポーズをしてしまう程,とても嬉しかった。そして,限定のTシャツと帽子を貰えたのも嬉しかった(これでオフに着ていって自慢できる)。

 決勝トーナメントからは対戦形式がスイスドロー予選のBO1からBO3に変わる。当初の目標は,最低でもWCS出場権獲得であったため,PJCS2018までBO1の練習を主にやってきたことから,少し不安ではあったが,ここまで来たからには目標をWCSDay2出場権獲得,欲を言えば,トラベルアワード(TA)獲得に気持ちを切り替えて対戦に臨んだ。

 

決勝トーナメント

Top32 vs れもんさん 勝ち(○○-)

ガルーラ,クチートカプ・ブルルヒードランゴチルゼルガオガエン

 

 決勝トーナメント1回戦の相手は,1月INCで抜けて2年連続WCS出場権を獲得したれもんさん。対戦する人は全員強者であるのは分かってはいるが,息をつく暇は一瞬たりともないことを実感する。

 しかし,見せ合いの時にれもんさんの構築に既視感を覚える。スイスドロー予選の2戦目で対戦したキヌガワさんと同じ6体であった。全く同じ型であるとは限らないが,ギルガルドヒードランより速いこと,カプ・ブルルがカクトウZであることといった有力な情報を得ているうえで,キヌガワさんと対戦した時と同じ選出で1戦目に臨んだ。

 

1戦目

 

選出(相手)

先発:ガオガエンゴチルゼル

後発:カプ・ブルルヒードラン

選出(自分)

先発:ガルーラ,ギルガルド

後発:ヒードランカプ・レヒレ

 

 ギルガルドの身代わりが確実に残りやすい先発に思えたので,1ターン目にガルーラはガオガエン猫騙し,ギルガルドは身代わりを迷わず選択したが,まさかのゴチルゼルから地面タイプのめざめるパワーがギルガルドの身代わりにヒットし,身代わりが消えてしまう(そもそも,ゴチルゼルの特性が勝ち気だと気づいていないため,カミツルギ意識の炎だと勘違いしていた)。ギルガルドを早々に失うのはもったいない気もしたが,ゴチルゼルの影踏み(気づいていない)が厄介なので,ギルガルドシャドーボールZでゴチルゼルを倒すのと引き替えにガオガエンフレアドライブギルガルドが倒されてしまう。しかし,ゴチルゼルが場を離れたことで,威嚇が入ったガルーラを戻すことができ(気づいていない),ヒードランの熱風回避や,カプ・レヒレの濁流による命中ダウン(これが影響したことはなかったが,強気な選択を躊躇う原因を作ったのは確かなので)というズルも加わり,火力で押し切って勝利。

 

2戦目

 

選出(相手)

先発:ガオガエンゴチルゼル

後発:カプ・ブルルヒードラン

選出(自分)

先発:ガルーラ,ギルガルド

後発:ヒードランカプ・レヒレ

 

 序盤にギルガルドで暴れられたら勝てると考え,1戦目と同じ選出。ギルガルドシャドーボールZをゴチルゼルに守られても,その後のシャドーボールで倒すことができ,1戦目の経験から,ギルガルドを失っても構築相性の良さから捲りやすいと考えたため,1ターン目からゴチルゼルギルガルドシャドーボールZを選択すると,これが通ったため,後は1戦目と同様に上から高火力を押しつけ続けてそのまま勝利。


 ストレート勝ちでかつ試合時間も短かったので,一息つける時間ができたのは良かった。試合直後にれもんさんと話す機会があり,この構築のギルガルドに身代わりが搭載されていることは読まれやすいらしいとおっしゃっていた。強者相手には,凡人の考えた付け焼刃の戦法は通用しないことを大変痛感したひとときであった。

 とはいえ,これでベスト16に進出。次勝てばベスト8でWCSDay2出場権を獲得できることを意味するので,再び対戦に向けて集中する。

 

Top16 vs みずみさん 負け(××-)

ゲンガー,ガオガエンアシレーヌカミツルギ,ピッピ,ジャラランガ

 

 決勝トーナメント2回戦の相手は,みずみさん。過去に1度も対戦したことはないが,誰も考えないような強い型のポケモンを使用して安定した成績を残している方という印象を持っている。

 みずみさんの構築は,本日3回目のゲンガー+ガオガエン構築。BO3なので,スイスドロー予選の時と同様の選出をしてまずは相手の出方を伺う。

 

1戦目

 

選出(相手)

先発:ゲンガー,ガオガエン

後発:アシレーヌカミツルギ

選出(自分)

先発:ガルーラ,ギルガルド

後発:霊獣ランドロスカプ・レヒレ

 

 みずみさんの構築は守り寄りの構築であると考えたため,1戦目は逆に攻めの立ち回りを行い,2戦目以降で本来の守りの立ち回りでBO3を制すのではないかと判断。それに加えて,スイスドロー予選での経験とれもんさんの話を総合して1ターン目からギルガルドシャドーボールZがゲンガーに直撃するのではないかと考え,1ターン目からガルーラはメガシンカしてガオガエン猫騙し,ギルガルドはゲンガーにシャドーボールZを選択する強気の行動に出る。しかし,ゲンガーは守っており,頭を抱える。

 2ターン目,1ターン目でギルガルドガオガエンより速いことが分かったため,ゲンガーを引いてくるのではと考え,ガルーラはゲンガーに万が一動かれたこともケアして不意打ちを選択しながら,ギルガルドは身代わりを選択する。しかし,ゲンガーは居座っており,不意打ちも不発に終わり,ガオガエンフレアドライブギルガルドの身代わりを破壊した後にゲンガーはトリックルームを選択。

 3ターン目,1・2ターン目共に読まれているとはいえ,トリックルームを選択したことでギルガルドがゲンガーを縛っている現状は変わらない。ゲンガー+ガオガエン構築のガオガエンの火力を考えると,残りHP75%のギルガルドでも落とせないだろうし,ゲンガーの守るでこのターンのギルガルドの攻撃をやり過ごされたとしても,A-1とはいっても,メガガルーラの捨て身タックルのダメージは無視できないだろうと考え,ガルーラはガオガエンに捨て身タックル,ギルガルドはゲンガーにシャドーボールを選択する。ゲンガーは守っておらず,ゲンガーをギルガルドで処理できると思った矢先,ガオガエンフレアドライブギルガルドが急所ではないのに倒れてしまう予想外の出来事が起こる(後からダメージ計算してみると,A154のガオガエンフレアドライブギルガルドに75%以上入るので完全にプレミでした)。このことでゲンガーを処理できずにこの構築で辛いアシレーヌに滅びの歌を上手く決められてしまい,負け。

 

2戦目

 

選出(相手)

先発:ゲンガー,ガオガエン

後発:アシレーヌカミツルギ

選出(自分)

先発:ガルーラ,ギルガルド

後発:サンダー,カプ・レヒレ

 

 アシレーヌカミツルギの組み合わせが辛かったので,刺さっていなさそうな霊獣ランドロスの代わりにサンダーを後発に置く。

 1戦目のガオガエンの高火力(気づいていない)とギルガルドシャドーボールZを見て,2戦目はゲンガーを大事に扱ってくるだろうと考え,特性の肝っ玉を残すために,ガルーラはメガシンカせずにガオガエン猫騙しを1戦目と同様に選択し,今度はギルガルドに身代わりを選択するが,ゲンガーはギルガルドシャドーボールを選択しており,ギルガルドの残りHPが1/4未満になったため,身代わりを残すことができずに天を仰ぐ。これが響き,終盤にネタバラシとしてガオガエンフレアドライブZ(気づいていないから1戦目でギルガルドが倒された原因を勘違いしている)でサンダーが倒されて降参を選択。

 

 試合直後にみずみさんと話す機会があり,やはり,自分の考えは全て読まれていらっしゃった。ここまで勉強不足であると,高みを目指すのには,自分は全然ふさわしくないと痛感したひとときであった。ジメンZヒードランを素直に使用していれば勝てたのではと考えたこともあったが,一矢報いることはあったとしても恐らく勝てなかったと考えている。

 

 自分のPJCS2018は,ギルガルドの大活躍に終わった反面,過度なギルガルドへの信頼に対する危惧が大きな収穫であり,この経験がWCS2018の構築作成の手助けになっていく。

 

感想

1月INCで予選を抜けてPJCS2018まで多くの時間があったにもかかわらず,負けた対戦はプレイングミスやダメージ感覚の欠如が主な原因で,WCS2018Day1の権利は獲得することはできましたが,実力不足を痛感する悔しい結果に終わりました。

 

最後に,調整に付き合って下さった方,現地やTwitterで応援して下さった方にこの場を借りて多大なる感謝の意を表します。

 

ここまで読んで下さり,ありがとうございました。