Kohei's brain

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インターネット大会(プリティプリマ) 3位 レート1875(36-5) 「Meパ改良」

 

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 先日行われたインターネット大会のプリティプリマで使用した構築を紹介します。

 

構築経緯

1.この環境は,コータスを絡めたトリックルームの始動の構築が多く存在すると考え,雨乞いを覚えるポケモンと怒りの粉またはこの指とまれを無視することができるフリーフォールを覚えるルチャブルから考察を始めた。

 

2.考察が進んでいくうちに,モロバレルの処理速度が遅いことが気になった。1の構築でモロバレルを脅す大切な駒であるルチャブルは,不意の拘りスカーフ持ちのポケモンに1撃で倒されてしまう不安があったため,コータスの不毛な同速ゲーを仕方なく受け入れることにした。

 

3.1と2に結構な時間を使ってしまった。とりあえず環境調査のため,MeさんがSDで1位になった構築で試運転をしてみたところ,非常に自分のプレイングスタイルに合致している構築であると感じたため,この構築の使用を決意し,試運転中に少し気になったところを修正して本番に臨んだ。

 

 以下の構築が原案です。

 

 以下,使用した構築とその解説です。

 

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マリルリ 性格:意地っ張り

努力値:228-252-4-x-20-4 実数値:204-112-101-x-103-71

 

 本家との違いは腹太鼓を入れたことです。理由は,ポリゴン2(トレースでシャンデラの貰い火をコピーされることを考慮)の処理が手間取ると感じたためです。また,単純にマリルリ+モロバレルの強力な並びから,安心して腹太鼓を積んで下のレートとの対戦を落とさないためのカードを何枚か持っていた方が当然良いとも考えました。モロバレルがいる構築には,基本,選出しないので,4つ目の技は積まなくても良い火力が出力できるじゃれつくを採用しました。

 

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コータス 性格:冷静

努力値:236-x-0-252-20-0 実数値:175-x-160-150-93-22 (S0個体)

 

 この構築のエース。トリックルームの状態で脳筋で噴火しているだけでゲームが終了することもありました。持ち物は防塵ゴーグルでは無く,本家と同じく木炭を持たせました。恐らくMeさんは,以下の2つを理由に挙げていると個人的に解釈しました。1つ目は,トリックルームの状態はもたもたしているとすぐ切れてしまう大事なターンなので,火力強化アイテムを持たせて出来るだけ刈り残し(防塵ゴーグルを持っていると,晴れHPMAXダブルダメージの噴火で耐久無振りのポリゴンZにまでも耐えられることがあるのは流石に弱すぎる)を減らしたいためです。2つ目は,トリックルーム始動役がシャンデラなので,トリックルームを使用しなくても上からモロバレルに高火力を打てるポケモンがいるコータスに依存していない構築だからです。オッカの実を持っていた場合は択になりますが,モロバレルコータスシャンデラに有効打が無いため,プレイングでなんとかなることがありました。

 技構成については,本家と違うのは火炎放射をソーラービームに変えたことです。後述のモロバレルが草の攻撃技を搭載していないこと,同じ炎タイプのシャンデラもこの構築に組み込んでいること,そして何より読まれにくいことの3点から変更に至りました。この選択は大正解で,プレイングの幅が広がり,安定行動で試合を運ぶことが格段に増加しました。

 

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ポリゴンZ 性格:臆病

努力値:4-x-0-252-0-252 実数値:161-x-90-187-95-156

 

 本家そのままの個体を使用しました。ドリュウズシャンデラを上から殴りたいための臆病であると個人的に解釈しましたが,ドリュウズ相手にポリゴンZを繰り出すことは少なかった,もうひと押しの火力が欲しかったので,耐久振りの控えめ個体の方が良かったのかも知れません。自分の考察不足を露呈する形になってしまいました・・・。

 

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アグノム 性格:意地っ張り

努力値:4-252-0-x-0-252 実数値:151-194-90-x-90-167

 

 ふざけているように見えますが,至って真剣に考えた個体です。本家通り,最速での運用では,ダブルダメージの大爆発でH212B96のアローラベトベトンやH157B126のFCロトムにギリギリで耐えられることがあり,回復木の実で縛りを緩和させてきます。こういうこともあり,アグノムの採用を諦めた人もいるかと思われます。また,それと同時に気づいたのは,この環境のS100族からS115族のポケモンで脅威に感じるポケモンカミツルギくらいしかいなかったことです。当然,カミツルギアグノムの対面はカミツルギ側が警戒しますし,基本選出がアグノムの隣にシャンデラがいるので,S実数値を落とすことに意外と抵抗はありませんでした。このことから,A特化の個体の採用に踏み切ることができ,上記の2体のポケモンに対して確1の火力が出力されます。実際,本番で当たった20体程のアローラベトベトンのうち1体(なんで耐えるねん・・・),10体程のFCロトムのうち2体(耐久振りのサポート型でしょう)には耐えられましたが,それ以外は吹き飛んだので,相手は何も知らずに運負けだと思っているのでしょう。そして,何も考えずに素早さにも振り切りましたが,小さいパンプジン(S99族)の上を取ることができたので,準速で良かったと思います。

 技構成については,蜻蛉返りが欲しい場面がありましたが,炎のパンチと思念の頭突きのどちらとも優秀な技(叩き落とすは大爆発と共に既に確定技)なので,このポケモンだけ技5つあっても文句は言われないと思います(暴論)。

 ちなみに,この個体はプラチナから連れてきました。7世代から王冠により性格さえ合っていれば大丈夫なので,7世代が始まる前に準・禁伝配信限定ポケモン等を整理していたところ,この個体を見つけた時は「当時の自分,なにやっているんだ・・・」と当たり前の反応でスルーしていましたが,どうやらその時の自分は,遠い約8年後の未来を予知していたみたいです。そう考えると怖いですねw

 

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モロバレル 性格:生意気

努力値:236-x-36-0-236-0 実数値:219-x-95-105-143-31 (S0個体)

 

 本家の配分と持ち物はそのままで使用しました。とにかくオッカの実が強すぎて,このポケモンを中心にして有利に試合を展開することができたので,この構築のMVPです。

 攻撃技については,コータスソーラービームを持っていること,モロバレルマリルリ(草食もケア)の処理に手間取らないことを評価してヘドロ爆弾を搭載しました。しかし,相手の鋼タイプに対して無力(カミツルギは絶望級)なので,守るを切ってめざめるパワー炎を搭載しようと考えましたが,守るがないと勝てない試合も結構あったので,守るのままで良かったと思います。

 

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シャンデラ 性格:冷静

努力値:252-x-0-252-4-0 実数値:167-x-110-216-111-76 (S0個体)

 

 本家そのままの個体を採用しました。HPに極振りしていることから,ある程度の耐久があり,アグノムモロバレルのサポートもあってトリックルームを使用しやすいポケモンではありましたが,最遅であることに疑問を抱きながら常に対戦していました。結局,正解のS実数値は最後まで分からなかったので,これも考察不足ですね・・・。

 

 基本選出は,Meさんのツイート通りで,アグノムの大爆発+シャンデラトリックルームからコータスに繋ぎ,晴れ下のコータスの噴火とシャンデラの熱風のゴリ押しで2ターンでゲームを終わらせたり,モロバレルの怒りの粉のサポートにより,安心してポリゴンZマリルリが積むことができて無双します。

 また,意地でもトリックルームを阻止してくる相手には,こちらも先発にシャンデラモロバレルを繰り出して,意地でもトリックルームを使用する構えを取ることもあります。

 

成績

 

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感想

・30-3でレート1854に到達したとき,保存しようと考えましたが,この前のインターネット大会「カントー×アローラ」の苦い経験(メインを1ページ目で保存して,サブで1位を狙おうとしたが爆死してレート1800にも到達できない酷い有様)が脳裏を過り,今回は後悔したくないと再び潜ることを決意しました。途中で2連敗をしてしまい,「やってしまった・・・」と思いましたが,めげずに勝っていき,最高の結果で終わることができました。

・5敗のうち2敗がエルフーン始動の構築で,自分の択の弱さで為すすべなく負けたので,自分の準備不足を痛感させられる大会でした。

・この構築のベースを築いて下さったMeさんには大変感謝しています。ありがとうございました。

 

 最後に,記事を見て分からないことや疑問に思ったことがあれば,自分のTwitter(@keima1212ab)に気軽にリプを下さい。

 

 ここまで見て下さってありがとうございました。