US・UMリーグ シーズン8 スペシャル(マーク不問かつ1体のみ全解禁のシングルバトル) 6位(レート1863) 「Hippowdon + Xerneas Final」
US・UMリーグのシーズン8のスペシャルで使用した構築を紹介します。
構築経緯
- 2017年の10月に第3回ポケモン竜王戦のルールが発表され,シーズン2のスペシャルで大変優秀な成績を収めた上記の構築を軸に挑もうと決意。
- シーズン2のスペシャルとは違い,ゼルネアスを使用する上で最も障害となるポケモンである黄昏の鬣フォルムのネクロズマ(以下,日食ネクロズマと記載)とミミッキュの専用Z技(ぽかぼかフレンドタイム)がウルトラサン・ウルトラムーンの新要素として追加されてしまった。それに加えミミッキュについては,シーズン2では開拓されていなかった呪い搭載型が今では多くの人が認知し,使用されていてもおかしくはない程常識化したため,積み構築の課題となった。
- また上の構築では,拘りスカーフ持ちカイオーガ+ミミッキュが大変辛く,ウルトラバーストしたネクロズマ(以下,ウルトラネクロズマと記載)の影響でレックウザやボーマンダの使用率が低くなると予想し,マンムーを構築から外し,あまり目立った活躍ができなかったルカリオと化身ボルトロスも構築から外した。最初に,ウルトラネクロズマやメガゲンガー,メガボーマンダ,メガレックウザに強い拘りスカーフ持ちのカプ・テテフを拘りスカーフ持ちカイオーガの対抗策として考えたが,結局根源の波動が外れる(15%)という圧倒的な不利なお祈りをしているだけだと感じ,候補から外した。拘りスカーフ持ちカイオーガ限定の対策であれば候補はいくらでもいるが,上記のように汎用性の高さを重視していたため,これに該当するポケモンをなかなか発見できずに,頭を抱えていた。そんな時,竜王戦の考察を一緒に行っていたWCS2017ベスト16のたきさん(@takitaki_20)からのがむしゃら搭載のマンムーの提案をヒントに,がむしゃらを覚えるポケモンで汎用性の高いポケモンを探したところ,がむしゃらの他に追い風やアンコール,置土産等のゼルネアスやボーマンダの積みのサポートができることに加え,特性の悪戯心により,優先度+1の技に変化できる自然の力を覚えるエルフーンに辿り着くことができた。また,ミミッキュ対策としてHD振りのテッカグヤを考えていたが,剣の舞とミミッキュZでテッカグヤは半減でありながらも強引に削られてしまい,対策として出てきたにもかかわらず,ほぼ1:1交換またはシャドークローの急所も考えると最悪突破されかねない悲惨な事態になってしまうことに違和感を覚えた。このことに関して,たきさんはAS振りのボディパージ搭載ハガネZ持ちテッカグヤを提案し打開を図ろうとされていた。正直初めは疑心暗鬼ではあったが,話を聞いてみると,非常に強い型である(詳しくは後述)ことを理解し,採用に至った。このやり取りがなければ,今回の優秀な結果はおろか,この記事を書くことすらもなかったと考えているので,たきさんには非常に感謝している。
- 最後の1枠について,まず,ゼルネアスに大きな圧力をかけることができたり,使用率が高いと予想されるミミッキュやネクロズマ,グラードン,ナットレイ,クチート,メタグロス,ギルガルド等に対して特性の影踏みを生かしての道連れや高火力のゴースト技によって高確率で相打ち以上の結果を残せるゲンガーを考えた。しかし,不可能ではあるが,メガボーマンダとメガゲンガーを同じ対戦で選出したいと考えることが目立ったため,強引ではあるが,メガシンカ前の特性の威嚇により,Zワザ以外のミミッキュの攻撃が致命傷にならないボーマンダの方に軍配が上がり,ゲンガーは候補から外れた。最後の1枠を再び探す前に,竜王戦やシーズン2のスペシャルの環境を軽く振り返ってみたところ,グラードンやネクロズマの影響で炎,水,岩,鋼,格闘タイプのポケモンが少ない印象を抱いており,上記のタイプで環境に存在するポケモンは,トリックルームを絡めた低速のポケモンであると判断した。このようなタイプを苦手としており,上を取ってさえいれば相性を逆転できる可能性を秘めているポケモンといえば・・・
コイツですね。 - 以上より,ポケモン竜王戦の予選で使用した構築は以下の通りである。
結構自信のある構築であったが,単刀直入に言うと,結果はサブロムで最高レート1742,最終レート1710くらいの惨敗だった。レート1742vsレート1760台の対戦のラス1オニゴーリvsミミッキュ対面でミミッキュZ読みの守るを読まれて剣の舞を選択されてしまい,敗北してしまった。読み勝っていれば,予選抜けの可能性があったが,その前の同様の対面で,初手からミミッキュZ使用されたから無理(キレ)。このように,最も警戒していた「はず」だったミミッキュに崩されて敗北した対戦が目立った。理由としては,エルフーンがゴーストタイプに対してほぼ無力であり,置土産でゼルネアスやテッカグヤ等に繋いでも,化けの皮が残っているため,剣の舞や呪いで簡単に切り返されてしまうからである。他にも毒菱展開や滅びの歌搭載のメガゲンガーには為す術もなかった。また,止めを刺すように初見でエルフーンと対面したゲンシグラードンに大地の力を選択したプレイヤーが現れた時,「誰かが自分の構築を晒している」と被害妄想に陥る程,負ける度にシーズン2のスペシャル5位のプレッシャーが重くのしかかり,同時に一緒に考察していた方々に申し訳ない気持ちで一杯だった。 - Twitterでポケモン竜王戦の本戦に出場する人がフレ戦を募集しており,このルールが自分にとって不完全燃焼であることから,対戦の意欲は大いにあったが,FF外から多少環境が違うシーズン2のスペシャル5位の成績を掲げて申し込むのに違和感を覚えたため,リプを送ることができなかった(でも,フォロワーのSNOWさんとは対戦させて頂いた(負けた))。そんな自分にあるチャンスが訪れた。ポケモン竜王戦で準優勝されたナインさんが仲間大会を開催したのである。もちろん,自分はこの大会に参加し,3位という結果でこのルールを締めくくることができた(JCSでもそうだが,毎度予選が終わってから構築が完成するのは何なんだ?)。
ミミッキュに強い憎しみを持ってボーマンダの代わりにギャラドスを入れたが,強いとは思わなかった(ミミッキュに負けたため)。 - ポケモン竜王戦の本戦も終わり,一息ついたところにシーズン8のスペシャルバトルの内容がPGLから発表され,その内容がいわゆるシーズン2のスペシャルバトルのウルトラサン・ウルトラムーン版だった。このルールで1ページ目を取ることができれば,ポケモン竜王戦の雪辱を果たすことができると考え,再び考察を初めて見たところ,この構築のエルフーンとギャラドスに疑問を持ち始めた。エルフーンについては,上記より言うまでもないが,ギャラドスについては,そもそもS種族値がミミッキュより下回っている時点で,特性が型破りであってもミミッキュに強いとは言えないのではないかと考えた。また,ポケモン竜王戦の本戦の結果からバシャーモやレックウザ,イベルタルの使用率が上がること,命の珠持ちA189アルセウスのA+2神速を耐えられないのは辛いと考えたため,再びボーマンダを採用した。そして,上記の3体とミミッキュ,そして拘りスカーフ持ちカイオーガに対する切り返し,欲を言えば,カバルドン展開を阻害してくるゲッコウガやカプ系に対して強い裏選出の先発要員としてのポケモンを探していたところ,ナインさんがポケモン竜王戦の本戦で使用した拘りスカーフ持ちアーゴヨンが上記のほとんどを満たしていたので,ようやく最後のピースが埋まった。
以下,使用した構築とその解説です(上記の記事と重複する内容は省略)。
オニゴーリ 性格:臆病
努力値:172-x-0-0-84-252 実数値:177-x-100-100-111-145
ゼルネアスに釣られて出てきたポケモン(クチート,ナットレイ,テッカグヤ等)は,基本オニゴーリで起点にできるので,ゼルネアスとの相性は抜群です。ミミッキュとゲンガー,バシャーモ以外のオニゴーリの天敵は,環境に全く刺さっていないので,オニゴーリを使用している側にとって追い風でした。
ボーマンダ 性格:陽気
努力値:4-252-0-x-0-252 実数値:171-187-100-x-100-167→171-197-150-x-110-189
シーズン8のスペシャルでは,欲張って積むことはせずに,ゼルネアスやオニゴーリのために相手のポケモンの頭数を減らすことを念頭に置いて動かしていました。メガレックウザの上を取ることができる重要さを改めて理解しました。
カバルドン 性格:慎重
努力値:252-0-0-x-252-4 実数値:215-132-138-x-136-68
シーズン2のスペシャルよりは動かし辛かったですが,起点作り要因として申し分ない活躍をしてくれました。努力値をHDに振り切っているお蔭で,カプ・コケコに不意の草結びを打たれてもゲームプランが崩れることはなく,むしろ,拘り眼鏡だった場合は,ボーマンダやテッカグヤの積みの起点になるのでカモでした。シーズン8のスペシャルでは,拘りスカーフが1位の癖に,全プレイヤーのカプ・テテフが挑発を打ってきたので,今後,PGLのデータは信用しないでしょう。
ゼルネアス 性格:控えめ
努力値:156-x-28-228-12-84 実数値:221-x-119-198-120-130
特に語ることはない最強のポケモン。上記の記事でも記述していますが,C+2のムーンフォース2回でほとんどのポケモンが倒せることを意識して動かしていました。あと,特に意識していたわけではないのですが,フェアリーオーラ補正のA156ミミッキュZを確定耐えするみたいです。
テッカグヤ 性格:意地っ張り
努力値:4-252-0-x-0-252 実数値:173-168-123-x-121-112
何度も窮地を救ってくれたこの構築のMVP。たきさんには頭が上がりません。カプ・テテフや化けの皮をはがしたミミッキュと対面させてボディパージからの全抜きを狙います。A+1ヘビーボンバーZで耐久無振りのメガレックウザやウルトラネクロズマ(ウルトラバーストを促すために,余裕があれば,死に出し前のポケモンをあえて地震や火炎放射で倒していました)を余裕で落とすことができます。一生分の超絶螺旋連撃のエフェクトを見たと言って良いほど,読まれませんでした。ありがとう,テッカグヤ。
アーゴヨン@拘りスカーフ 性格:控えめ 特性:ビーストブースト
努力値:4-x-0-252-0-252 実数値:149-x-93-196-93-173
技:流星群 ヘドロウェーブ 火炎放射 蜻蛉帰り
ナインさんがポケモン竜王戦で使用したそのままの技構成と配分です。臆病でない理由は,C-1の流星群で耐久無振りのメガボーマンダを落とせる等のビーストブーストの恩恵を受けたいためです。ドラゴンZを持たせたい場面もありましたが,ゲッコウガやカプ・コケコ,フェローチェ,拘りスカーフ持ちのカイオーガへの対抗策が失われてしまうため諦めました(恐らくオニゴーリの代わりに上記のポケモンに強いポケモンを採用すれば良いと思いますが,見つけられませんでした)。
困ったらこの選出。数値が高いので,多少の運要素は跳ね返せる可能性があります。
基本選出2
カバルドン+テッカグヤ+ゼルネアス
基本選出3
アーゴヨン+(ゼルネアス,ボーマンダ,オニゴーリから2体)
主にグラードン構築に対して。
特殊グラードン+呪いミミッキュ
気合の襷持ちゲッコウガ(分かっていたらカバルドンでなんとかなります)
キノガッサ
メガジュペッタ(高確率で相打ちにされるので切るポケモンを間違えないことが重要です)
成績
S8スペシャル6位でした! pic.twitter.com/Je4Noi5YBl
— コウヘイ (@keima1212ab) 2018年3月13日
48時間以内に1ページ目達成
恐らく1ページ目だと思います。
— コウヘイ (@keima1212ab) 2018年3月12日
潜る時間が2日しかなく大変でした。
ゼルネアスが強いことを改めて証明できて良かったです。
S8お疲れ様でした。 pic.twitter.com/YF9zdtfduT
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ここまで見て下さってありがとうございました。
インターネット大会(バトルオブシンオウ) 序盤20連勝(23-2) 最終レート1721(49位) 「Choice Band Crobat + Jolly Belly Drum Azumarill」
先日行われたインターネット大会のバトルオブシンオウで使用した構築を紹介します。
構築経緯
- この大会はメガストーンとZクリスタルの使用が禁じられているため,真っ先に2017年に行われた「アローラフレンドリー」と「カントー×アローラ」で優秀な成績を収めた「毒菱(毒々等の定数ダメージ技も含む)+オニゴーリ」に注目。肝心な毒菱を始めとした定数ダメージ要因としてグライオン,ラッキー,ロズレイド(毒菱持ちで最も汎用性が高い),ポリゴン2が頭に浮かんだ。
- この大会が「アローラフレンドリー」と「カントー×アローラ」で最も異なることは,ハッサムが非常に猛威を奮っていることである。「ポケットモンスターダイヤモンド・パール」で遊んだことがある方はご存じのことかと思われるが,この作品の炎タイプ使いの四天王のオーバの手持ちが「ギャロップ・ミミロップ・ハガネール・フワライド・ゴウカザル」というほど炎タイプが少ないのである(そもそもフワライドの炎要素が鬼火って何だ?)。ポケットモンスタープラチナからヘルガーやブースター,ブーバーン,ヒートロトムが新たにシンオウ図鑑として加わったが,汎用性を考えると低耐久のゴウカザルしか実質存在しないことになる(ヒートロトムは,今大会使用率が高いと予想されるガブリアスやマリルリを考えるとウォッシュロトムの方が優位なのではと考えた)。なので,叩き落とすにより,耐久を持ち物に依存しているラッキーとポリゴン2は役割が薄くなってしまうと考え,候補から外した。また,同時に強力な鋼耐性とトリックの通りの良さを評価して,上記よりウォッシュロトムを6世代のシングルで愛用していた型で採用し,ロズレイドには気合いの襷を持たせ,かつ,めざめるパワー炎を搭載させた。
- 上記の記事から先発のガブリアスの技をウォッシュロトムのトリックで固定させて後続のポケモンで積む展開が強いと考えたため,マリルリとピクシーを考えた。マリルリの強さは言わずもがな,ピクシーは特性の天然で積んだマリルリやガブリアス等のストッパーになる他,アッキの実が発動すれば,強引ではあるがハッサムのバレットパンチのダメージが月の光の回復量を下回る。しかし,この環境主流の叩き落とすやトリック,毒々等の多数のベクトルからの自然とピクシーは対抗策を取られているのではないかと怖くなり,採用を断念した。結果論ではあるが,ピクシーを採用していたら勝てた試合もあったので,非常に後悔している(詳しくは後述)。
- ここまでで素早さの速いポケモンが,拘りスカーフを持たせたウォッシュロトムしかいなかったので,ウォッシュロトムとは違うベクトルから上から圧力をかけることができるポケモンが必要であると考えた。具体的には,気合いの襷を持っていると予想されるマニューラやゴウカザル,ゲンガーの上を取ることができ,ウォッシュロトムの苦手な草タイプに強いポケモンを所望していた。早速この大会の素早さ種族値一覧表を見ていたところ,クロバットが目に入り,2015年に行われた「トリック・オア・トリート!?」で猛威を奮っていた拘り鉢巻き持ちのクロバットを思い出し,当て逃げできる蜻蛉返り,グライオンやオニゴーリの身代わりや,リフレクターを無視できる特性のすり抜けや起点にさせない毒タイプ特有の必中の毒々,超高火力のブレイブバードを覚えることから採用するに至った。
- これで6体は決定したが,ハッサムに対してまだ薄いこととポリゴンZが重いと感じたため,オニゴーリは断念して,命の珠持ちA+2バレットパンチで余程耐久に振っていないポリゴンZは確定で倒せるハッサムをこちらも採用し,同時にロズレイドの毒菱もヘドロ爆弾に変更した。また,本番1週間前に行われたバトルオブシンオウの仲間大会の結果から,マリルリが倒されたポケモンの1位がハッサムだったこと,腹太鼓読みで火炎玉持ちの特性が不思議な鱗のミロカロスをドヤ顔で後投げされて黒い霧を使用されるのが不快だったこと,願望込みではあるが素早さに努力値を少ししか振っていないウォッシュロトムの上を取れることからマリルリの素早さを最速に設定して,この大会に臨んだ。
以下,使用した構築とその解説です。
クロバット 性格:陽気
努力値:0-252-0-x-4-252 実数値:160-142-100-x-101-200
この構築のMVP。火力を甘く見ていた相手が多く,このポケモンで3タテする試合もありました。拘りスカーフ持ちの霊獣ランドロスがブレイブバードを打っていると考えれば,納得できると思います(わざわざ空を飛ぶを入れてまでも,霊獣ランドロスやカイリューにヒコウZを持たせたい理由がよく分かりました)。しかし,クロスポイズンでマリルリやカットロトムを1撃で倒せないのを見て,「やっぱりクロバットなんだなぁ。」とも感じました。
マリルリ 性格:陽気
努力値:4-252-0-x-0-252 実数値:176-102-100-x-100-112
ミロカロスやハッサムには,素晴らしい活躍をしましたが,願いは叶わずウォッシュロトムの上はあまり取れませんでした(S無振りグライオンを意識していたと解釈しています)。腹太鼓読みで後投げしてくるゲンガーを始めとした気合いの襷持ちのポケモンや水耐性のあるポケモンを逆に読んでじゃれつくやアクアブレイクを選択したり,アクアジェット圏内のポケモンの交代を読んで腹太鼓を選択したり等,心の強さが問われるポケモンでした。
ハッサム 性格:意地っ張り
努力値:172-236-4-x-12-84 実数値:167-198-121-x-102-96
時間がなかったので,上記の構築の配分を流用しました。少し耐久が足りないと感じたので,反省しています。マリルリと同様に心の強さが問われるポケモンでした。
ロズレイド 性格:臆病
努力値:0-x-4-252-0-252 実数値:135-x-86-177-125-156
リーフストーム使用後の積みの起点の防止のため,毒々を搭載しています。このポケモンも毒タイプなので,外す心配がないのも偉いです。相手の構築にハッサムがいて,ウォッシュロトムと対面した場合はノータイムでめざめるパワー炎を選択していました。
グライオン 性格:慎重
努力値:212-0-44-x-252-0 実数値:177-115-151-x-139-115
火力アイテムなしのウォッシュロトムのハイドロポンプ(7/8で耐える)や不意のめざめるパワー氷を強引に受けるために特殊耐久に振り切っています(H179D139でも乱数は同じ)。なのに,1/2くらいの確率で倒されたので運負けですね。
ウォッシュロトム 性格:控え目
努力値:12-x-4-252-20-220 実数値:127-x-128-172-130-134
6世代のシングル程の活躍はできませんでしたが,後続のマリルリやハッサム,グライオンを動きやすくさせるのに貢献しました。ミラーの拘りスカーフ持ちの判定のため,あえて素早さを落としています。
基本選出1
基本選出2
基本選出3
ロズレイド+(状況に応じて2体)
成績
- 20連勝達成(都合の良いように切り貼りしているのではないかという疑惑を打ち消すために,あえてトレーナーを被らせて切り貼りしています)
- 最終レート1721
- 証拠はないですが,最高レート1791(23-2)
感想
- 多くの人が特性がダウンロードの速いポリゴン2や特性がマジックガードのピクシーを使用していたので,特性が天然のピクシーをあまり選出しなかったロズレイドと変更すれば,良かったと思います。
- 構築は強かったですが,使用者が弱かったという残念な結果に終わってしまったので,この悔しさを力に変えてまた頑張っていきたいと思います。
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ここまで見て下さってありがとうございました。
VGC2017 Tapu Koko + Raichu-Alola & Rain Final 【Bo3 Cup Final Best8】
前回のVGC2017の記事の続きです。
構築の経緯
1.JCSでのアローラガラガラの予想外の多さに自分の計画が破壊されてイライラしたので,アローラガラガラに最高に殺意を持ったカプ・コケコ+アローラライチュウの構築を組もうと考えたのがきっかけ。
2.アローラガラガラを簡単に黙らせることが出来る構築として,始めに考えたのは「雨」構築だった(前回の記事で,雨構築は自分の考えに当てはまらないと記述していたが,アローラガラガラを殺すためには多少考えが歪んでも仕方がない)。また,JCSでは,トリックルーム後のポリゴン2+ギガイアスにも為すがままにやられていたので(前回の記事では,フェローチェとアローラライチュウを先発に繰り出して意地でもトリックルームを使用させない構えを取っていた。しかし,先発ウインディとカプ・レヒレまたはカプ・テテフを繰り出して,初手の選択で,フェローチェに攻撃を集中して意地でも倒しに来て後発にポリゴン2とギガイアスを忍ばせてトリックルームを安全に使用し無双するプレイヤーが現れたり,そもそもフェローチェという存在が使用する側,使用される側双方にとって択の塊であり安定行動がなかったので,択を外したときのショックが大きかった(飛び膝蹴りを4回くらい外した)。),その対抗策として,黒い鉄球持ちのオニシズクモをJCS前に考えていた(1度は使用したいと思っていた)。しかし,ギガイアスの物理耐久は高く,持ち物無しのアクアブレイクを確定で耐えられるので,前回の構築では,持たせる意味が無く,断念してしまったが,今回は雨を取り入れているので,持たせる意味は大いにあると感じ,採用した。
3.最後に,カプ・コケコ+アローラライチュウの構築を今まで使ってみて,相手のカプ・コケコが面倒だと感じたので,アローラライチュウと相性が良く,カプ・コケコが処理を手間取るカプ・テテフに拘りスカーフを持たせ,水タイプを3体構築に入れたことで,相手のカプ・コケコに見せてしまった隙を埋める形にした。
以下,使用した構築とその解説です。
※INC May終了後からアローラライチュウのアンコールを猫騙し,オニシズクモの吸血を虫食いに変更
アローラライチュウ 性格:臆病
努力値:0-0-4-252-0-252 実数値:135-94-71-147-105-178 (6V個体)
VGC2017ルールにおいて,このポケモンには誰にも負けない思い入れがあるので,記述したいことはたくさんありますが,要点を絞って紹介します(それでも,結構記述していますが・・・)。まず,猫騙しを搭載していることから,今回は6V個体での採用です。技構成については,10万ボルトとサイコキネシスは確定として,ボルトチェンジは,素早さと縛り性能が高いが耐久が脆いのが悩みどころのアローラライチュウを出来るだけ生かしておきたいために当て逃げとして使用したり,エレキフィールド上では,攻撃の順番がアローラライチュウ→カプ・コケコになるので,アローラライチュウのボルトチェンジからペリッパーを出し,ペリッパーの特性の雨降らしにより,天候を雨に変更して,カプ・コケコの雷を必中で当てるというプレイングが出来ます(特性の砂起こしによる特殊耐久の付与の恩恵で胡座をかいているギガイアスに一泡吹かせることも可能です)。そして,猫騙しについては,カプ・コケコ+アローラライチュウ先発で苦手なカミツルギやギガイアスを含めた先発を相手が選択していたとき,出し負けをやや優勢に変えることが出来ることを期待して採用しました。実際,猫騙しのお蔭で助かった試合もたまにあったので,アンコールよりも優先すべき技だと感じました(ゴルダックにアンコールを搭載させているということも要因)。
最後に,皆さんが気になっていると思われる持ち物について記述していきます。前回の記事の構築をJCSやその前のレートで使用していたときに,相手のカプ・コケコがエレキフィールド上のアローラライチュウを目の前にして,やたらと突っ張ってきたとことに非常に違和感を覚えました。なぜなら,CS個体だとアローラライチュウのサイコキネシスZで倒されてしまうからです。なので,持ち物をエスパーZにしたのが最初の動機で,実際,エスパーZを採用することによって,DJパやドレディア+コータス始動の構築,単体では,カプ・コケコの他にガブリアスやカプ・ブルルにも強く出られるのが優秀過ぎました。自分の中での評価は,エスパーZ>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>アロライZと言っても過言ではない程,アロライZは弱いと思っています。
ゴルダック 性格:臆病
努力値:0-x-4-252-0-252 実数値:155-x-99-147-100-150
特に説明する必要は無いテンプレのポケモン。火力を削るのは痛いですが,最速フワライド対策に最速にしました。お蔭で,カプテテフ+フワライド始動の構築に対しての勝率が跳ね上がりました。アンコールは読まれやすいですが,フワライドを置物にしたり,平気でゴルダックの前で変化技や猫騙しをたまに打たれたりするので,必須技だと思います。
ペリッパー 性格:控えめ
努力値:0-x-4-252-0-252 実数値:135-x-121-161-90-117
この構築の軸となるポケモン。余程のことが無い限り,選出に組み込んでいました。ミラー対面だと先攻するのに50%以下のお祈りになってしまいますが,潮水や暴風の火力は絶対に削ることは出来ないため,性格は控えめでの採用となっています。このポケモンは気合いの襷を持っていることから,守るの必要性をあまり感じなく,試しにワイドガードを代わりに搭載してみたところ,この技が強すぎました。面白いように引っかかってくれたので,楽しかったです。
オニシズクモ 性格:勇敢
努力値:252-252-0-x-4-0 実数値:175-134-113-x-154-42 (パワーレンズ込みでS実数値21)
一度は使用してみたかったポケモン。ペリッパーと組み合わせることで,課題であった火力不足を解消できるのが非常に大きかったです。ゲームフリークが「このポケモンに黒い鉄球を持たせて下さい」と言っているかのような露骨なS種族値(黒い鉄球込みで最遅20族-1)をしているのがとても有り難かったです。持ち物はパワーレンズを持たせており,黒い鉄球より相手の思考を5秒程妨害できると思います(物理型ということもあるので)。姑息な手段ではありますが,1ターンの選択時間が45秒のルールにおいては,1秒でも相手の思考を妨害できる戦術はとても有効であると思います。技構成については,アクアブレイクと守るは確定として,雨+アクアブレイクで倒せない,または,乱数で耐えられる回復木の実持ちがメジャーなポケモン(カビゴン,アローラベトベトン,カプ・レヒレ等)を意識して虫食い,あるだけで安心するワイドガードを搭載しました。ワイドガードをあまり使用しなかったこと,虫食いによる回復のシナジーを考えての身代わりやこの構築は,カプ・ブルル+トリックルームの構築に苦戦を強いられるため,ピンポイントではありますが,毒突きを搭載するのも良いかと思われます(確定では倒せないので注意)。
カプ・コケコ 性格:控えめ
努力値:4-x-0-252-0-252 実数値:146-x-105-161-95-182
ペリッパー+ゴルダックの組み合わせは火力がやや心もとないため,最初は拘り眼鏡で採用していましたが,守るを使用したい場面が結構あったため,命の珠での採用となりました。性格については,フィールド補正無しでH177D150のカプ・レヒレへの雷が中乱数(7/16)から高乱数(7/8)に変わるのを大きく評価して控えめにしました(この構築で強引に処理していきたいカビゴンやアローラベトベトンに出来るだけダメージを与えたいのも要因)。技構成については,マジカルシャインと守る,上述と雨との相性の良さから雷も確定として,ボルトチェンジについては,前回の記事にも記述した通り,エレキフィールドが最も維持しにくいフィールドであるので,当て逃げして再展開を狙ったり,カプ・コケコが受けたくない技(地面技やカプ・テテフのサイコフィールド補正のサイコキネシス等)をペリッパーやカプ・テテフが受けて被害を最小限に止めたり,先発でこちらのカプ・コケコとアローラライチュウのエレキフィールド展開を妨害するポケモン(特に,カプ・ブルル)を相手が繰り出してきたとき,カプ・コケコのボルトチェンジからカプ・テテフに交代して,アローラライチュウのサイコフィールド補正のサイコキネシスZで吹き飛ばしたり等,プレイングの幅が大きくなるので搭載しました。あと,たまに初手からカプ・レヒレに素雷(70%)を打つ場合があります。あちらも平気で濁流を両当て前提で打ってくる(72.25%)ので,文句は言えないでしょう。
カプ・テテフ 性格:控えめ
努力値:0-x-4-252-0-252 実数値:145-x-96-200-135-147
そういえば,この構築の6体全ての努力値配分が振り切りですね。小学生かな?
構築経緯で記述した通り,ここまでの5体でカプ・コケコに隙を見せているので,拘りスカーフを持たせました。副産物として,カミツルギやウツロイドの処理に余裕が生まれたのも大きかったです。準速だと最速フェローチェや拘りスカーフ持ちの耐久に振っているガブリアスの上を取ることは出来ませんが,その2体はペリッパー+ゴルダックとカプ・コケコ+アローラライチュウで何とかなるので,火力を求めて性格を控え目にしました。技構成については,サイコキネシスとムーンフォース,マジカルシャインは確定として,4枠目の技について,非常に悩みました。カプ・コケコとアローラライチュウがいるのに10万ボルトは微妙ですし,シャドーボールは範囲は優秀ですが,威力80という火力が足を引っ張りかねないですし,気合い玉は命中不安な上に,当てたいポケモン(カビゴンやポリゴン2等)は1撃では倒れません。そのような中,雨とエレキフィード展開はどちらともトリトドンが重いし,最近,蓄えるZ型のトリトドンが注目されてきたから軽視はできないと感じたため,エナジーボールを搭載することを決めました。超ピンポイントな技ではありますが,そもそも4枠目の技を使うことが滅多にないこと,遊び半分で搭載して実際そのお蔭で蓄えるZ型のトリトドンに勝てたこと,ミストフィールド上のカプ・レヒレに対する最高打点であることから採用して正解だったと思っています。
また,努力値については,ウツロイドのヘドロ爆弾に対してどうしても受け出さないといけなかったり,ガブリアスのダブルダメージの地震を2耐えする必要性を感じたりする場面があったので,変更する必要がありますが,良い配分が思いつかないこと,拘りスカーフ持ちのカプ・テテフに隙を見せたくないこと,あまり火力を削りたくないことの3点からCS振り切りのままで使用しています。何か良い配分があれば教えて下さい。
基本選出1
先発
カプ・コケコ アローラライチュウ
後発
基本選出2
先発
後発
カプ・コケコ カプ・テテフ
トリックルームに対しての選出1
先発
カプ・コケコ アローラライチュウ
後発
トリックルームに対しての選出2
先発
後発
この構築で辛いポケモン,並び
突撃チョッキ持ちメタグロス
拘りスカーフ持ち耐久振りカミツルギ
蓄える搭載カビゴン
成績
・ひいあさん主催の「Bo3 Cup Final」で予選スイスドロー4-2の8位抜け,決勝トーナメント1回戦落ちのベスト8。
・S4のWCSレート最高2位(レート1925)
感想
・JCSが終了後,自分と同じくカプ・コケコ+アローラライチュウ軸の構築を考えていたTwitterのフォロワーさんがペリッパーを構築に組み込んでいたことを思い出したことがこの構築を生み出せたきっかけでもあるので,感謝しています。
・3年連続JCSが終了後に構築が完成するという計画性が全く無い自分ではありますが,JCS期間中に「カプ・コケコ+アローラライチュウは全然勝てないから弱い,終わった」と一瞬でも考えた自分を見返すような構築が出来て,満足してVGC2017を終えられそうです。来年こそは・・・
最後に、記事を見て分からないことや疑問に思ったことがあれば、自分のTwitter(@keima1212ab)に気軽にリプを下さい。
ここまで見て下さってありがとうございました。
インターネット大会(シャドースチール) 62位(1747) 「HBテッカグヤ+ジメンZジガルデ」
先日行われたインターネット大会のシャドースチールで使用した構築を紹介します。
構築経緯
1.このルールが発表されてから,自分も含め,皆さんが真っ先に考えたのが拘りスカーフ持ちスカイフォルムのシェイミの特性の天の恵みを生かしたエアスラッシュの怯みによる展開だと考えた。他の記事で何度も記述しているが,自分は同速勝負が嫌いなため,使用するとしたら怯みによる展開の他にトリック等の奇襲も仕掛けられるジラーチの方が自分の精神的にも良いと判断した。
2.シェイミ,ジラーチ,デオキシスが今大会の幻枠3強だと考察初期は考えていた(マーシャドーはシェイミとジラーチの怯みに屈すると考え,軽視していた)ので,この3体に強いテッカグヤがこの環境を支配することに真っ先に気付くことが出来た。これにより,S1のスペシャルレートの経験からテッカグヤに圧倒的に強い身代わり搭載のジガルデ,また,テッカグヤに強く,特性の加速により高速低耐久のポケモンに上からダメージを入れられる可能性が高いバシャーモを採用し,デオキシスと同じ構築に組み込まれやすいカプ・テテフを完全に抜き去りたいため,最速でバシャーモナイトを持たせた。
3.相手のデオキシスにやや受け身になっていたので,こちらも最低限の仕事が出来る気合いの襷持ちのアタックフォルムのデオキシスと拘りスカーフ持ちのシェイミ対策として,拘りスカーフ持ちのフェローチェを採用して,最後にジラーチを入れて完成だと思ったが,不意のオニゴーリ等による積み展開の阻止(後投げしてもこちらの技が当たればそれで十分)やデオキシス対面では有利であることを評価してジラーチの代わりにマーシャドーを採用し,以上の6体で今大会に臨んだ。
以下,使用した構築とその解説です。
バシャーモ 性格:陽気
努力値:0-252-0-x-4-252 実数値:301-339-176-x-177-284→301-388-196-x-197-328
持ち前の単体性能は維持しながら,テッカグヤとジガルデのお膳立ても出来る優秀なポケモン。上述より性格は陽気で,ジラーチに同速勝負を仕掛けるために努力値はASに振り切りました。技構成については,格闘技が必要だと思う場面が全くイメージ出来なかったため,フレアドライブワンウエポンで使用しました。実際に,格闘技が必要だと思った場面が無かったのでこの選択については正解でした。
デオキシス 性格:無邪気
努力値:0-4-0-252-0-252 実数値:241-397-76-459-68-438
なんでコイツは使えるのかと皆さんが突っ込みを入れたくなるほど、雑に扱っても強いポケモン。技構成については,冷凍ビームはジガルデ,10万ボルトはテッカグヤ意識で残りの技は説明するまでも無いと思います。赤いゲノセクト(神速持ち)の特性のダウンロード意識で性格を無邪気にしましたが,ゲノセクトは,火炎放射や冷凍ビームも覚えるので,デオキシスが気合いの襷を持っていることから性格をせっかちにした方が良かったのかもしれません。
ジガルデ 性格:意地っ張り
努力値:12-244-0-x-0-252 実数値:360-326-278-x-226-289 (50%フォルム) →576-326-278-x-226-269 (パーフェクトフォルム)
今大会最強と考えているテッカグヤに圧倒的に強いポケモン。まさかこのポケモンを再び使用するとは考えてもいませんでした(ジガルデセル・コアを真面目に集めました)。火力が足りないため性格は意地っ張りで,少しHPに努力値を振っている理由は身代わり2回でパーフェクトフォルムになることが出来るからです。ジガルデミラーを出来るだけ制したい(積み技がとぐろを巻くなので)ためSは振り切っているのでAに振り切れなかったのは少し違和感がありました(HP個体値30にすればHP実数値が356(4n)になります)。技構成のとぐろを巻くについては,素早さのランク上昇はバシャーモのバトン展開から受けられることと物理攻撃に対して身代わりを残せる可能性が高くなることとジガルデミラーに強く出られることの3点から竜の舞より優秀であると判断しました。
持ち物については,パーフェクトフォルムになっても何故かA実数値が上がらないので,処理速度の遅さ(=被弾回数の多さ)が気になりました。そこで,試しにジメンZを持たせてダメージ計算をしてみたところ,仮想敵(ジガルデ,カプ・レヒレ,マギアナ,サウザンアローを受けたテッカグヤ等)に上手い具合のダメージだったので,採用することに決めました。
フェローチェ 性格:やんちゃ
努力値:0-252-0-4-0-252 実数値:283-410-110-311-99-401
対拘りスカーフ持ちシェイミ特化型。しかし,シェイミにあまりマッチングしなく全然選出しませんでした。そこまでいなかったのなら,自分もシェイミを使えば良かった・・・。
テッカグヤ 性格:腕白
努力値:252-0-252-x-0-4 実数値:398-238-335-x-238-159
今大会最強だと考えたポケモン。たとえ不利な相手でも,身代わりを残すまたは宿り木の種を蒔いて対面してしまえば,相性を逆転できるスペックを持っているのは,使っている自分からしても壊れていると感じました。努力値を振らなくても良い火力が出る,バシャーモの剣の舞の恩恵,使用可能な特別のポケモンの重さが軽いことや低耐久なことの3点から物理型を選択しました。Bに努力値を振り切っている理由は,ジガルデやマーシャドー,メガボーマンダ等を意識していたからです。
マーシャドー 性格:陽気
努力値:0-252-4-x-0-252 実数値:321-349-197-x-216-383
自分のテッカグヤと相手のジガルデが対面してしまい,身代わりから起点にされて無双されたり,とぐろを巻くや竜の舞を積んだジガルデのサウザンアローでこちらのジガルデが急所に当たって負けてしまったり等の保険のため採用しました。上述より気合いの襷を持たせることは確定で,ミラーは絶対多発すると考えていたので努力値をASに振り切りました。技構成の冷凍パンチは,ジガルデ意識です。神速を無効に出来るゴーストタイプなのが強すぎました。
基本選出
デオキシスで序盤場を荒らしてから後続に任せるか,序盤からテッカグヤやジガルデで場を荒らしていくかの戦い方が多かったと思います。デオキシスとジガルデとマーシャドのうち2体が同じ構築にいる構築に関しては,先発をマーシャドーにしたり,テッカグヤにしたりする措置をとります。
成績
感想
・中途半端な成績ですが,その理由は,冗談抜きでとにかく運が悪かっただけなので,構築自体はとても強いこと(マッチング当時のレート1824には勝っています),今大会は過疎っていたため,レートが微妙な割には順位が思ったより高かったことからこの記事を書くのに至りました(威張るマーシャドーマジで許さないからな)。
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インターネット大会(ポケモン危機一髪!) 5位 レート1869(36-6) 「光と影」構築
先日行われたインターネット大会のポケモン危機一髪!で使用した構築を紹介します。
構築経緯
1.この環境は,持ち物が弱点を半減する木の実と弱点保険のみであることから,素早さ種族値が高い,かつ,技範囲の広さまたは優秀なサポート技を覚えるプテラとマニューラとゲッコウガの3強が支配していると考え,真っ先に構築に組み込もうとした。しかし,この3体を使うということは,まず,「同速勝負」という4文字が脳裏に浮かび,それに加え,たまに外す岩雪崩や氷柱落とし,ダストシュートをメインウエポンに据えているので,安定しないと考え,この3体に関して,最初は一歩引いて考えてみることにした。
2.3強に有利な並びとして,ルガルガン+ギガイアス(バンギラス)が「下のレート」で多いと予想した。ここで,改めて3強をそのまま構築に組み込んで,レート差マッチで「プテラの同速勝負に負けて岩雪崩で怯んだのが致命傷になって負けた」や「ゲッコウガのダストシュートをトゲキッスに外したため,追い風を決められて負けた」等が起きて,レートを20以上吸われたと考えるとメンタルも破壊されるので,コンボが決まりやすい下のレートでほとんどのポケモンを1撃で倒せるエルフーン+テラキオンを採用した方が良いと考えた。
3.エルフーンをテラキオンと並べることで,エルフーンがサポートに徹する型(ムーンフォースを持っていても,C無振りで確定数を少しズラす程度の火力しかない)と思い込ませられるので,カプ・ブルルを採用することによって一致技(1.5倍)とフィールド(1.5倍)で強化された自然の力(エナジーボール)を特性の悪戯心により,優先度+1で叩き込むことで,3強と砂下のルガルガン,トリックルームを使用されてもヤドランやギガイアス,ドサイドン等に対して有利に展開できることを期待した。
4.エルフーンの追い風展開や相手が見えないアンコールに怯えて,エルフーンの前では守らずに積極的に動いてくることが多いと予想し,エルフーンの攻撃を通しやすくするために,この環境最速の猫騙し持ちであり,3強の1角であるマニューラを採用した。また,3強とルガルガン+ギガイアス(バンギラス),テラキオン等のトップメタに大きな圧力をかけることができ,遅いポケモンには催眠で拓を誤魔化す器用さも兼ね備えているキノガッサ,相手の袋叩き展開を封殺し,追い風やこの指とまれといった味方のサポートと特性の天の恵み+エアスラッシュによる拓の誤魔化しができるトゲキッスを採用し,メインロムは以上の6体で臨んだ。
メインロム 全37戦 30勝7敗 レート1801
5.メインロムでの反省は2つあり,1つ目は,相手のグラスフィールド補正の草技に受け身になっていたこと(カプ・ブルルやダダリンを始めとした草タイプへの有効打の少なさ)。2つ目は,「エルフーンにアンコールがあれば・・・」と思う試合が結構あったこと。1つ目に関しては,インターネット大会に挑む前には想定もしていなかったダダリンやアブリボンに強く,トリックルーム始動要因に大きな圧力をかけられるシャンデラをカプ・ブルルの代わりに採用。2つ目に関しては,カプ・ブルルを構築から外したことにより,エルフーンの自然の力をアンコールに変更した(予想していた砂下のルガルガン展開にあまりマッチングしなかったのも要因)。
以下,サブロムで使用した構築とその解説です。
キノガッサ 性格:意地っ張り
努力値:0-252-4-x-0-252 実数値:135-200-101-x-80-122
1ダメージでも多くのダメージを与えたかったので,最速を諦めましたが,そのことによって困ったことはありませんでした(記憶上,ミラー対面は無かったはず)。上のレート帯になると,当然対策されているので,選出率は低めでしたが,それでも見せ合いでの圧力として貢献してくれたと信じています。
持ち物は,エルフーンの前でも1回は動けるロゼルの実を採用しました。強いエルフーン使いに当たらなかったため,メイン・サブ合わせて1回しか発動しませんでしたが・・・。
マニューラ 性格:陽気
努力値:0-252-4-x-0-252 実数値:145-172-86-x-105-194
3強のうちの1角。特性が緊張感のプテラのダブルダメージ岩雪崩を耐える(こんな火力だからプテラを使いたくはありませんでした)ので,「怯まなければ」このポケモンが最強と言っても過言ではありません。
持ち物は,ヨロギの実を持たせました。そのお蔭で目の前の岩タイプ(テラキオンやギガイアス,バンギラス)を放置するプレイングも選択肢に組み事が出来たので,正解だったと思います。
トゲキッス 性格:控え目
努力値:116-x-36-156-4-196 実数値:175-x-120-176-136-125
なんでもできる便利屋。調整は最速マンムーの氷柱落とし確定耐え,最速バンギラス抜きです。技構成の波動弾は,マニューラ意識です。優秀なポケモンでしたが,耐久や火力,素早さについて常に疑問を抱きながらバトルしていたので,もっと良い調整があるはずです。良い耐久をしており,持ち物の弱点保険とも非常にマッチしていました。
エルフーン 性格:臆病
努力値:0-0-0-252-4-252 実数値:135-64-105-129-96-184 (A0個体)
この構築の影のMVP。相手の注目をテラキオン(光)に集め,ふと気付いたら,相手は数的不利か両縛りの状況をいとも簡単に作ることができるこの環境で最強の仕事人でした。
持ち物は,マニューラ意識のヤチェの実を持たせました。
上のレート帯では,袋叩き展開は無理だと分かっていましたが,下のレート帯でも,袋叩き展開をすることがあまりなかったため,ワンチャン掴める自然の力(フィールド無しならトライアタック)を代わりに入れても良かったかもしれません。メインでレート1750くらいの人のプテラに劣勢の状況からトライアタックを打って1発で凍らせて逆転勝ちした犯罪をしました。前の試合で岩雪崩を両外しして負けたので許して下さい。
シャンデラ 性格:臆病
努力値:0-x-4-252-0-252 実数値:135-x-111-197-110-145
大会3日目の17時から孵化して急いで育成した個体。その労力に見合った活躍を見事にしてくれたので,頑張った甲斐がありました。メインロムでは草タイプの猛攻や意地でもトリックルームを使用してくる構築に苦しめられましたが,シャンデラを入れたサブロムではその不安を大いに解消することができました。
持ち物は,マニューラ意識のナモの実を持たせました。
テラキオン 性格:陽気
努力値:20-236-0-x-0-252 実数値:169-179-110-x-110-176
この構築でエルフーンを最強にした意味ではMVP。しかし,敵(ゲッコウガ,アブリボン,ラティオス等)が多すぎて選出した時は,針の穴に糸を通す気持ちで頭を働かせていました。少しHPに努力値を振っている理由は,テッカニンの命がけ意識で,実際にはマッチングしませんでしたが,ラティオスの草結びをHP1で耐えてテンションが上がり,「意味を見出した!」と思ったのに岩雪崩を外したので,DSを投げました。
技構成の電光石火は,知る人ぞ知る優先度+1の岩雪崩をやってみたかったからです。しかし,エルフーンの個別解説でも記述した通り,袋叩き展開の機会すらあまり無く,そのことについては机上論だと反省しましたが,電光石火のお蔭でメイン・サブ合わせて4戦の負けを勝ちに変えた(メインでは,相手が追い風の状況で,残りHP3割くらいのラティオスをエルフーンのトライアタックと合わせて倒す珍プレイングもしましたw)ので,結果的に大正解でした。
持ち物は,ミラーやキノガッサ,マニューラ意識のヨプの実を持たせました。この構築では,全てのポケモンにマニューラを意識させることで,相手のマニューラとの同速に負けても巻き返せる可能性を残しています。プールが狭い環境ならではの運負けを減らす戦略です。
基本選出は,先発がエルフーンとマニューラで後発がトゲキッスとテラキオンの選出が多かったです。テラキオンが置物になると予測される構築や格闘・炎の通りが良い構築には,キノガッサやシャンデラを代わりに選出に組み込んでいました。
成績
お疲れ様でした。 pic.twitter.com/r3DCkThlF7
— コウヘイ (@keima1212ab) 2017年7月30日
感想
・今回の構築は,あまり自信がなく,岩雪崩の怯みや技外し連発の闇を経験しながらもメインでレート1800台に乗せて,サブは失うものはないという覚悟で臨めたことが一番大きかったと思います(TLでレート1800台から大幅に溶かした人を知って怖くなったので)。
・セジュンが最終レート1890台であることを知り,サブで20戦残してレート1800に到達したので,セジュンを超そうと頑張りました。しかし,先制技を駆使して自分の展開に持っていく構築なので,それを封殺するアマージョ(ハギギシリに対しては,ナモの実を所持していても,マニューラの叩き落とす+エルフーンのムーンフォースで落とせるので,そこまで苦労はしませんでした)に5戦程マッチングしてしまい,その中の2戦を落としたり,怯んではいけないところで怯んだり等でその可能性が無くなり,加えて,直近の2戦を運で劣勢の状況を優勢に変えたので,残り3戦でその報いが来るのではないかという怖さで保存する形を取りました。
最後に,記事を見て分からないことや疑問に思ったことがあれば,自分のTwitter(@keima1212ab)に気軽にリプを下さい。
ここまで見て下さってありがとうございました。
インターネット大会(プリティプリマ) 3位 レート1875(36-5) 「Meパ改良」
先日行われたインターネット大会のプリティプリマで使用した構築を紹介します。
構築経緯
1.この環境は,コータスを絡めたトリックルームの始動の構築が多く存在すると考え,雨乞いを覚えるポケモンと怒りの粉またはこの指とまれを無視することができるフリーフォールを覚えるルチャブルから考察を始めた。
2.考察が進んでいくうちに,モロバレルの処理速度が遅いことが気になった。1の構築でモロバレルを脅す大切な駒であるルチャブルは,不意の拘りスカーフ持ちのポケモンに1撃で倒されてしまう不安があったため,コータスの不毛な同速ゲーを仕方なく受け入れることにした。
3.1と2に結構な時間を使ってしまった。とりあえず環境調査のため,MeさんがSDで1位になった構築で試運転をしてみたところ,非常に自分のプレイングスタイルに合致している構築であると感じたため,この構築の使用を決意し,試運転中に少し気になったところを修正して本番に臨んだ。
以下の構築が原案です。
プリティプリマ満足したんで構築公開
— MΣ (@kuronoboss) 2017年6月9日
アグノムの大爆発はシャンデラのトリルやポリゴンZの守ると合わせて使うことが多い。
前者は退場後にコータスを出して暴れて、後者は退場後にモロバレルを出してZテクスチャーを積む流れになる。
モロバレルはコータスやシャンデラの前で突っ張れるオッカ。 pic.twitter.com/QKLBc9KsXq
以下,使用した構築とその解説です。
マリルリ 性格:意地っ張り
努力値:228-252-4-x-20-4 実数値:204-112-101-x-103-71
本家との違いは腹太鼓を入れたことです。理由は,ポリゴン2(トレースでシャンデラの貰い火をコピーされることを考慮)の処理が手間取ると感じたためです。また,単純にマリルリ+モロバレルの強力な並びから,安心して腹太鼓を積んで下のレートとの対戦を落とさないためのカードを何枚か持っていた方が当然良いとも考えました。モロバレルがいる構築には,基本,選出しないので,4つ目の技は積まなくても良い火力が出力できるじゃれつくを採用しました。
コータス 性格:冷静
努力値:236-x-0-252-20-0 実数値:175-x-160-150-93-22 (S0個体)
この構築のエース。トリックルームの状態で脳筋で噴火しているだけでゲームが終了することもありました。持ち物は防塵ゴーグルでは無く,本家と同じく木炭を持たせました。恐らくMeさんは,以下の2つを理由に挙げていると個人的に解釈しました。1つ目は,トリックルームの状態はもたもたしているとすぐ切れてしまう大事なターンなので,火力強化アイテムを持たせて出来るだけ刈り残し(防塵ゴーグルを持っていると,晴れHPMAXダブルダメージの噴火で耐久無振りのポリゴンZにまでも耐えられることがあるのは流石に弱すぎる)を減らしたいためです。2つ目は,トリックルーム始動役がシャンデラなので,トリックルームを使用しなくても上からモロバレルに高火力を打てるポケモンがいるコータスに依存していない構築だからです。オッカの実を持っていた場合は択になりますが,モロバレルもコータス,シャンデラに有効打が無いため,プレイングでなんとかなることがありました。
技構成については,本家と違うのは火炎放射をソーラービームに変えたことです。後述のモロバレルが草の攻撃技を搭載していないこと,同じ炎タイプのシャンデラもこの構築に組み込んでいること,そして何より読まれにくいことの3点から変更に至りました。この選択は大正解で,プレイングの幅が広がり,安定行動で試合を運ぶことが格段に増加しました。
ポリゴンZ 性格:臆病
努力値:4-x-0-252-0-252 実数値:161-x-90-187-95-156
本家そのままの個体を使用しました。ドリュウズやシャンデラを上から殴りたいための臆病であると個人的に解釈しましたが,ドリュウズ相手にポリゴンZを繰り出すことは少なかった,もうひと押しの火力が欲しかったので,耐久振りの控えめ個体の方が良かったのかも知れません。自分の考察不足を露呈する形になってしまいました・・・。
アグノム 性格:意地っ張り
努力値:4-252-0-x-0-252 実数値:151-194-90-x-90-167
ふざけているように見えますが,至って真剣に考えた個体です。本家通り,最速での運用では,ダブルダメージの大爆発でH212B96のアローラベトベトンやH157B126のFCロトムにギリギリで耐えられることがあり,回復木の実で縛りを緩和させてきます。こういうこともあり,アグノムの採用を諦めた人もいるかと思われます。また,それと同時に気づいたのは,この環境のS100族からS115族のポケモンで脅威に感じるポケモンがカミツルギくらいしかいなかったことです。当然,カミツルギとアグノムの対面はカミツルギ側が警戒しますし,基本選出がアグノムの隣にシャンデラがいるので,S実数値を落とすことに意外と抵抗はありませんでした。このことから,A特化の個体の採用に踏み切ることができ,上記の2体のポケモンに対して確1の火力が出力されます。実際,本番で当たった20体程のアローラベトベトンのうち1体(なんで耐えるねん・・・),10体程のFCロトムのうち2体(耐久振りのサポート型でしょう)には耐えられましたが,それ以外は吹き飛んだので,相手は何も知らずに運負けだと思っているのでしょう。そして,何も考えずに素早さにも振り切りましたが,小さいパンプジン(S99族)の上を取ることができたので,準速で良かったと思います。
技構成については,蜻蛉返りが欲しい場面がありましたが,炎のパンチと思念の頭突きのどちらとも優秀な技(叩き落とすは大爆発と共に既に確定技)なので,このポケモンだけ技5つあっても文句は言われないと思います(暴論)。
ちなみに,この個体はプラチナから連れてきました。7世代から王冠により性格さえ合っていれば大丈夫なので,7世代が始まる前に準・禁伝配信限定ポケモン等を整理していたところ,この個体を見つけた時は「当時の自分,なにやっているんだ・・・」と当たり前の反応でスルーしていましたが,どうやらその時の自分は,遠い約8年後の未来を予知していたみたいです。そう考えると怖いですねw
モロバレル 性格:生意気
努力値:236-x-36-0-236-0 実数値:219-x-95-105-143-31 (S0個体)
本家の配分と持ち物はそのままで使用しました。とにかくオッカの実が強すぎて,このポケモンを中心にして有利に試合を展開することができたので,この構築のMVPです。
攻撃技については,コータスがソーラービームを持っていること,モロバレルやマリルリ(草食もケア)の処理に手間取らないことを評価してヘドロ爆弾を搭載しました。しかし,相手の鋼タイプに対して無力(カミツルギは絶望級)なので,守るを切ってめざめるパワー炎を搭載しようと考えましたが,守るがないと勝てない試合も結構あったので,守るのままで良かったと思います。
シャンデラ 性格:冷静
努力値:252-x-0-252-4-0 実数値:167-x-110-216-111-76 (S0個体)
本家そのままの個体を採用しました。HPに極振りしていることから,ある程度の耐久があり,アグノムやモロバレルのサポートもあってトリックルームを使用しやすいポケモンではありましたが,最遅であることに疑問を抱きながら常に対戦していました。結局,正解のS実数値は最後まで分からなかったので,これも考察不足ですね・・・。
基本選出は,Meさんのツイート通りで,アグノムの大爆発+シャンデラのトリックルームからコータスに繋ぎ,晴れ下のコータスの噴火とシャンデラの熱風のゴリ押しで2ターンでゲームを終わらせたり,モロバレルの怒りの粉のサポートにより,安心してポリゴンZやマリルリが積むことができて無双します。
また,意地でもトリックルームを阻止してくる相手には,こちらも先発にシャンデラとモロバレルを繰り出して,意地でもトリックルームを使用する構えを取ることもあります。
成績
終わります。
— コウヘイ (@keima1212ab) 2017年6月25日
36-5です。 pic.twitter.com/4TG6TcT0hn
感想
・30-3でレート1854に到達したとき,保存しようと考えましたが,この前のインターネット大会「カントー×アローラ」の苦い経験(メインを1ページ目で保存して,サブで1位を狙おうとしたが爆死してレート1800にも到達できない酷い有様)が脳裏を過り,今回は後悔したくないと再び潜ることを決意しました。途中で2連敗をしてしまい,「やってしまった・・・」と思いましたが,めげずに勝っていき,最高の結果で終わることができました。
・5敗のうち2敗がエルフーン始動の構築で,自分の択の弱さで為すすべなく負けたので,自分の準備不足を痛感させられる大会でした。
・この構築のベースを築いて下さったMeさんには大変感謝しています。ありがとうございました。
最後に,記事を見て分からないことや疑問に思ったことがあれば,自分のTwitter(@keima1212ab)に気軽にリプを下さい。
ここまで見て下さってありがとうございました。
カプ・コケコ+アローラライチュウ軸の構築と共に歩んだVGC2017
VGC2017ルール発表から今まで使用してきたカプ・コケコ+アローラライチュウ軸の構築を紹介します。
去年のVGC2016の記事と同様,長めです(反省していない)。
構築の経緯
1.サン・ムーンが発売された当初,自分はゆっくりストーリーを進めていたため,ニコ生等で既にレートに潜っている人の放送を見ながら,育成や考察を行っていた。この時に,流行していた構築の1つにカプ・コケコ+アローラライチュウ構築があり,エレキフィールドや素のS種族値を利用しての超高速攻撃に加え,アローラライチュウのサイコキネシスZでKP上位のカプ・コケコを1撃で倒せることや猫騙し,アンコールといった優秀な技を覚えることに大変魅力を感じ,考察を始めることにした。
2.今までも雨や砂といった天候を利用して素早さを格段に上げる構築は存在していたが,自分はそのような構築に見向きもしなかった(6世代の最後に使用したバンギラス+ドリュウズ構築は使っていた人の気持ちを知りたかったため,使用していただけで本気の構築ではない)。その理由は2つ。1つ目は,天候を奪われた後の単体性能の著しい低下。2つ目は,火力がもうひと押し足りない(バンギラス+ドリュウズ構築は威嚇が障害で,ニョロトノ+ルンパッパまたはキングドラは雨補正が乗っても火力が足りない始末で,かつ,ボルトロスの電磁波に怯えながら戦うことが多かった)。よって,フィールドが奪われても,カプ・コケコとアローラライチュウの両者が高速ポケモンであることに変わりがないので,ペリッパー+ゴルダック構築,コータス+ドレディア構築,ギガイアス+ムーランド(ルガルガンは諸説あり)構築の使用は自分の考えには当てはまらない。また,場に繰り出した時にフィールドを変えてくるポケモンは全てフェアリータイプのため,中間択をしてもそこまでディスアドにならない点も優秀である。
3.2の2つ目の理由の「火力がもうひと押し足りない」について,7世代からZ技の概念が誕生し,拘り鉢巻や眼鏡を凌駕する火力や劇的な効果の変化技を1度だけ出力できるようになった。しかし,このZ技を持ってしてもカプ・コケコとアローラライチュウの両者が苦手なガブリアス(拘りスカーフ持ちを想定)やアローラベトベトン(当然混乱実持ちを想定),十中八九トリックルームを搭載しているポリゴン2を集中しても倒せずに簡単に返り討ちに遭うので,「この構築は諦めるか・・・」と思った矢先,フォロワーの人のふとした「エレキボール」というツイートが自分とこの構築を救ってくれた。そのツイートは,カプ・コケコに対しての(恐らくネタ的な)言及であり,最速でS実数値50以下,準速でS実数値45以下に威力150が出力され,現在はカビゴンに大きな圧力をかける技で拘り眼鏡持ちの準速カプ・コケコに搭載される技の1つとして有名になりつつはあるが,その時(2016年の12月末)は,非常に範囲の狭い上さらに拘ってしまうという汎用性が低く机上論に近い技だと第一印象では受け取ってはいたが,そのツイートを見た2日後に「アローラライチュウのサーフテールを汎用性の高い特性に出来ないものか」と考えた瞬間,「エレキボール」という単語が脳裏を過ぎった。サーフテール発動中は最速でS実数値89以下に威力150,S実数値118(準速ペリッパー+1)以下に威力120が出力される非常に汎用性の高い技に変貌し,拘り眼鏡を持たせることでH212D120のアローラベトベトンを余裕を持って確1,ポリゴン2はどの型も冷凍ビームでH183D106のガブリアスを確定で倒せる調整をしているはずなので,C161のカプ・コケコの10万ボルトと合わせてほとんどの確率で落とすことが出来る(このことからカプ・コケコの性格は控え目であることが確定)。さらに,副産物としてめざめるパワー氷でH183D106のガブリアスを余裕を持って確1なので拘りスカーフ持ちのケアも万全であり(拘りスカーフ持ちのカプ・テテフやミラーの関係もあり拘りスカーフ持ちのガブリアスは最速AS型以外は机上論であると断定),仮に耐えられてもカプ・コケコのマジカルシャインと合わせることで確実に倒せるため(ガブリアスはどの型も最速しか想定していない),この構築におけるガブリアスへの苦手意識は完全に払拭した(カプ・テテフまたはカプ・レヒレ+拘りスカーフ持ちガブリアスの場合については後述)。またアローラライチュウの性格については,エレキフィールドはカプ・コケコの素早さがカプ系統で最も速いことから,最も持続することが難しいフィールドで,エレキフィールドに常に頼るわけにはいかないので,フィールドを奪われても役割を遂行できる最速型,つまり,臆病以外あり得ない。これで,カプ・コケコ+アローラライチュウ軸の構築の基礎が完成したので,これから残りの4体の模索が始まった。
4.カプ・コケコ+アローラライチュウ軸の構築を使用する上で当時最も障害であったポケモンがアローラガラガラだった。この問題の解決策として,サイコフィールド上の拘り眼鏡持ちアローラライチュウのサイコキネシスでエスパーZを使用しなくてもH167D100のアローラガラガラやH145D95のカプ・コケコを確1に出来たり,猫騙しに妨害されずに役割を確実に遂行出来たり等非常にアローラライチュウとの相性が良いカプ・テテフを採用した。さらに,先程のアローラガラガラに加え,KP上位のウインディやガブリアス,カプ・コケコ+アローラライチュウ構築ミラーを意識して,基本,後投げでの繰り出しを考えていたので,最速の突撃チョッキ持ちガブリアスを採用した。そして意地でもトリックルームを使用してくる相手に対してトリックルーム状態での上からの全体技の連打で壊滅してしまわないようにワイドガードを覚えかつ地面と炎の耐性を持つオニシズクモを採用した。オニシズクモのS種族値はアローラガラガラより低いため,アローラガラガラを使用する側としては,トリックルーム状態では見た目上動かし辛く,それ以外では隣のポケモンの攻撃と合わせて強気に動こうと考えるので,オニシズクモのS実数値を72(ついでにアローラベトベトンも意識)にまで伸ばし,出来るだけ隙を見せないようにした(カプ・コケコの放電の追加効果である麻痺とも相性が良いS実数値)。そして,構築の中に1体はガブリアスに絶対的に強いポケモンがいた方が良いと考えたため,テッカグヤを採用して以上の6体をがにゅーオフ直前まで使用した。
5.がにゅーオフではカプ・テテフの枠を変更した。理由はメンタルハーブ持ちのヤレユータンやミミッキュの常識化でどうしてもトリックルームを使用され,やりたい放題されてレートが伸び悩んだ時期があったからである。そこで,挑発でトリックルームを止めるのではなくて圧倒的な火力でトリックルームを使用するポケモンを破壊するという考え方に変更し,Z技の火力が凄まじく,カプ系統やアローラライチュウを牽制出来,特に環境に増え始めたギガイアスに非常に強いカミツルギを採用した。がにゅーオフ当日は,予選計6戦でギガイアスに1度も当たらず,アローラガラガラを使用していたバルドルさんに負けたり(世界大会経験者がアローラガラガラ使うのは流石に想定していない),欲張った行動をして1ターン目でカプ・コケコ+アローラライチュウが吹き飛んで負けたりして,前半1勝2敗で萎えていたところからギリギリの勝負を繰り返して何とか4勝2敗で終わってオポネントに望みを繋ぐもスイスドロー17位で死。その後に4人の方とフレ戦をしたところ全員がギガイアスを構築に組み込んでいたので,泣きたくなった。予選を抜けられなかったのは,そういった運も確かにはあったが,このがにゅーオフを通して致命的な1つの反省点が見つかった。それは,テッカグヤとカミツルギというウインディに全く勝つ気がないポケモンを同じ構築に組み込んでいるため,ウインディの先発での繰り出しや後投げを強く誘い,特性の威嚇によりカミツルギの攻撃を大きく妨害してしまうことだった。よって,カミツルギの枠を変えざるを得ないとがにゅーオフ終了後に考えた。
6.5から威嚇をもらってもトリックルームを使用するポケモンを破壊するためには,弱点で,かつ,かなりの高火力のZ技を放つ必要があると考え,その中で上からカプ系統,カミツルギ,ガブリアス,ウインディ,ポリゴン2,ギガイアス,カビゴン等のKP上位のポケモンに大きな圧力をかけることが出来るフェローチェを採用した。この採用は大正解で,このポケモンのお蔭でINCでレート1800を達成することが出来,現在の構築に至った。
以下,使用した構築とその解説です。
アローラライチュウ 性格:臆病
努力値:0-0-4-252-0-252 実数値:135-81-71-147-105-178 (めざめるパワー氷,つまり,31-0-30-31-31-31個体)
※王冠必須の個体であるため,Lv.100にする必要がある
この構築の核となるポケモンその1。Bに4振ることで拘り鉢巻持ちのA178ウインディの神速が確定耐えに変わり,最速は勿論のこと,めざめるパワー氷も必要なので,必ずLv.100にして王冠を使う必要があります。また,B種族値が悲惨なのでタイプ一致イカサマの乱数をズラすために,猫騙しを使用しないのならAの個体値を0にしましょう(それでも,B種族値が低すぎて一撃で落ちる可能性がありますw)。
火力方面や素早さ,持ち物に関しては上記の構築経緯の3で既に述べているので省略しますが,使った人にしか分からない快感を味わうことが出来ます(ガブリアスやアローラベトベトン,砂下のギガイアスを1撃で飛ばす等)。自分が最初にVGC2017ルールでエレキボールを使い始めたプレイヤーであることを信じたいです(2016年の12月末から使用)。
他の人のアローラライチュウの記事やレートで対戦した時の技構成を見ていると,10万ボルトの代わりにボルトチェンジを採用しているのを見かけますが,この構築では,エレキフィールドや拘り眼鏡を駆使しても,10万ボルトでないと耐えられるケースがあり,削り残しを逃げた先のポケモン(大抵ガブリアスやテッカグヤ)に託すことはあまりしたくないため,火力を優先する形で10万ボルトを選択しました。
ガブリアス 性格:陽気
努力値:12-236-4-x-4-252 実数値:185-180-116-x-106-169
「とりあえず,強いから入れた」という理由でも納得されるくらい,この環境でとても強いポケモン。配分は第2回関東リージョナルで勝海さんが使用したガブリアスの配分を拝借しました。勝海さんはジメンZ持ちでの採用でしたが,後でダメージ計算をしてみたところ,この配分は突撃チョッキを持たせても非常に効率の良い配分(C133アローラキュウコンのダブルダメージ吹雪+霰のダメージを高乱数で耐えたり,命の珠持ちのC147カプ・コケコのダブルダメージマジカルシャインの乱数がズレたり等)でしたので,勝海さんには感謝しています。この構築に対して強引に押してくるウインディやアローラガラガラ,トゲデマル,ギガイアスに強いとても頼もしいポケモンでした。
オニシズクモ 性格:意地っ張り
努力値:172-252-4-x-4-76 実数値:165-134-113-x-153-72
地面耐性と特性による炎,火傷耐性,水技の威力2倍でワイドガードを覚える等,非常に高いスペックを持っているポケモンでしたが,ウインディがワイルドボルトを覚えたり,ギガイアスが増えた関係であまり選出出来なかった印象がありました。しかし,この構築で暴れられかねないトリックルーム状態でのコータスやミミッキュに対しての駒として,なくてはならない存在であったので,採用して正解だったと信じています。持ち物については,食べ残しやバンジの実,ソクノの実と色々試しましたが,最終的に瞬間的に膨大な火力が欲しかったこと(トリックルーム状態でのミミッキュに対して放つことを意識しています)からミズZに落ち着きました。
カプ・コケコ 性格:控えめ
努力値:4-x-4-252-20-228 実数値:146-x-106-161-98-179
この構築の核となるポケモンその2。正直,カプ・コケコというポケモンを最初はあまり評価していなく,「アローラライチュウが非常に強いから仕方なく採用した」という気持ちでしたが,いざ,使ってみると単純に多くのポケモンの上を取って攻撃出来るのが余計な択を増やさないのでとても有り難く,素早さという能力がとても重要であることを気付かされました。性格と火力については,構築経緯の3で述べているため省略します。耐久は命の珠持ちC147カプ・コケコのダブルダメージマジカルシャインをS実数値179(最速110族+1)を確保した上で一番受けるダメージを減らすことが出来る調整(77.3%で2耐え)です。
技構成の放電については,相手の特性が避雷針持ちのポケモンを無視して隣のポケモンに電気技を打ちたい場面が多かったり,追加効果により形勢逆転出来る強さを持っている技なので,ボルトチェンジより優先しました(ガブリアスの岩雪崩や速いオニシズクモとテッカグヤとの相性も抜群)。
持ち物については,通常の1.3倍(命の珠)や1.5倍(拘り眼鏡)で1回攻撃するより,通常の攻撃で2回攻撃する方が火力が高いのは自明であるため,気合いの襷を持たせました。この持ち物のお蔭で,先発のカプ・テテフまたはカプ・レヒレ+拘りスカーフ持ちガブリアスに対して有利に試合を進めることが出来たり,カプ・コケコの気合いの襷が読まれにくいことから,相手の追い風やトリックルーム使用後等でカプ・コケコを上から縛っている場合,カプ・コケコに1回だけ攻撃し満足して隣のポケモンを攻撃するため,気合いの襷により生き残って削りを入れることが出来たり,守るを挟むことで追い風やトリックルームのターンを稼ぐことが出来たので,この判断は正解だったと信じています。この持ち物以外のカプ・コケコ+アローラライチュウの構築に95%程マッチングしているので,その人は先発フィールド変化+拘りスカーフ持ちガブリアスや先発ペリッパー+ゴルダック(守る+追い風とミズZ+追い風の択(勿論アロライZ以外の話ですが,自分はアロライZ持ちの型を全く評価していないです)),先発コータス+ドレディアをどのように対処しているのか非常に興味深いので,良かったら,TwitterでリプやDMを下さい。
フェローチェ 性格:意地っ張り
努力値:4-204-60-x-4-236 実数値:147-201-65-x-58-201
破壊兵器かつこの構築のMVP。ここまで相手のカプ・コケコやカミツルギの上を取り,大ダメージを与えることが出来るポケモンがアローラライチュウしかおらず,特に上記の2体の攻撃にやや受け身で対応せざるを得ない状態でしたが,このポケモンを採用したことにより,この構築が対応出来る構築の範囲が広がりました。特に,DJパ(ウインディ,ポリゴン2,ギガイアス,トゲデマル,カプ・レヒレ,カミツルギ)やガブリアス,ミミッキュ以外のトリックルームを覚えるポケモンに強く,特にカプ系統の影響で格闘耐性を軽視しているDJパに対しては,このポケモンのお蔭で高い勝率を叩き出しました。調整の意図は,拘り鉢巻持ちA178ウインディの神速を確定耐え,A182ガブリアスのドラゴンクローを13/16で耐え(HP実数値が偶数でも構わないのなら,HとDの努力値をBに回すことで7/8の乱数に変わる),S実数値201(最速130族+1)を確保した上で特性のビーストブーストでAが上昇するようにA実数値が201です。ビーストブーストの裏効果(実数値が同値の場合,能力上昇の優先順位は,A>B>C>D>S)を利用しました。この微々たる耐久調整のお蔭で耐久無振りなら確実に倒されていた場面も耐えることが出来,自分としては,自慢出来る調整に仕上がったと考えています。
持ち物は確実に格闘技を当てたい場面やウインディの選出を強く促している構築のため,実質威嚇をリセット出来る(飛び膝蹴りの威力が130で飛び膝蹴りZの威力がベースの技の1.5倍の195であるため)カクトウZを持たせました。威嚇が嫌なら外し考慮なしで特殊型を採用すれば良いと思う方もいるかもしれませんが,カプ系統に刺さる毒突きと当て逃げ出来る蜻蛉帰りの2つの技が試合展開を有利に運ぶため,どうしても必要だったので,物理型での採用となりました。また,ガブリアスに強いと言っておきながら,冷凍ビームを採用していないのかという質問については,自分がフェローチェを先発に繰り出した時,なぜかガブリアスと対面しないことが多かったり,相手側も冷凍ビームを嫌って強気に動かせなかったり,また,最終手段として飛び膝蹴りZで落とせば良いと考えていたり等,様々な要因が相まって冷凍ビームを切ることにしました。そのお蔭で,特殊技の被ダメージが減って(やんちゃ→意地っ張り)勝ったことがあったので,良い判断であったと思います。
テッカグヤ 性格:陽気
努力値:228-12-0-4-12-252 実数値:201-123-123-115-123-124
この構築の大黒柱。非常に高いスペックを持っており,説明しなくても大体のことは,皆さんも理解しているだろうと思っていますが,唯一気になっているかと思われる最速で,かつ,ビーストブーストでSが上昇する型を採用した理由について説明したいと思います。まず,ビーストブーストでSが上昇することで最速117族(エンニュート)抜きまでの速さになる点に注目しました。これにより,対面ではテッカグヤが有利なカプ・テテフやガブリアス,カミツルギ,ウツロイド,アローラキュウコン等の攻撃を受ける前に先に攻撃出来るため,隣のポケモンと合わせて強引に突破されたり,急所や追加効果で負け筋を作ってしまったり等の心配をする必要は全くありません。カプ・コケコに関しては,最速は抜くことが出来ませんが,最速と分かれば,こちらのカプ・コケコやガブリアスが強く動くことが出来たり,準速と分かれば,上からヘビーボンバーを打つことが出来るので,あまり苦労はしないと考えていましたが,現実は厳しく,相手のカプ・コケコがとても辛かったです。また,ここまでS実数値を上げたことで,素でカプ・レヒレやトリックルーム搭載型のミミッキュやフワライドまたはバルジーナの追い風に素早さを依存しているカプ・テテフの上からヘビーボンバーを叩き込むことが出来たのはとても優秀でした。しかし,このポケモンは,後投げでの繰り出しが多かったので,素早さより耐久が欲しい場面も同等にあり,非常にHP管理が難しかったです。
技構成については,テンプレで炎技については,カミツルギやテッカグヤミラー(数か月前,相手のニトロチャージ搭載型のA+2テッカグヤと自分の火炎放射搭載型テッカグヤが対戦して勝ったため,それを機に,ニトロチャージを全く評価しなくなった)を意識してニトロチャージではなく,火炎放射にしました(ニトロチャージにするなら,ビーストブーストでSが上昇する調整は流石に意味が分かりませんが・・・)。
SDテキスト
Tapu Koko @ Focus Sash
Ability: Electric Surge
Level: 50
EVs: 4 HP / 4 Def / 252 SpA / 20 SpD / 228 Spe
Modest Nature
IVs: 0 Atk
- Discharge
- Dazzling Gleam
- Protect
- Thunderbolt
Raichu-Alola (F) @ Choice Specs
Ability: Surge Surfer
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 4 Def / 252 SpA / 252 Spe
Timid Nature
IVs: 0 Atk
- Psychic
- Electro Ball
- Thunderbolt
- Hidden Power [Ice]
Araquanid @ Waterium Z
Ability: Water Bubble
Level: 50
Shiny: Yes
Happiness: 0
EVs: 172 HP / 252 Atk / 4 Def / 4 SpD / 76 Spe
Adamant Nature
- Liquidation
- Toxic
- Wide Guard
- Protect
Garchomp @ Assault Vest
Ability: Rough Skin
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 12 HP / 236 Atk / 4 Def / 4 SpD / 252 Spe
Jolly Nature
- Earthquake
- Rock Slide
- Dragon Claw
- Poison Jab
Celesteela @ Leftovers
Ability: Beast Boost
Level: 50
EVs: 228 HP / 12 Atk / 4 SpA / 12 SpD / 252 Spe
Jolly Nature
- Heavy Slam
- Flamethrower
- Leech Seed
- Protect
Pheromosa @ Fightinium Z
Ability: Beast Boost
Level: 50
EVs: 4 HP / 204 Atk / 60 Def / 4 SpD / 236 Spe
Adamant Nature
- High Jump Kick
- U-turn
- Poison Jab
- Protect
基本選出1
先発
カプ・コケコ+アローラライチュウ
後発
カプ・コケコとアローラライチュウのエレキフィールドによる超高速&超火力で数的有利を取り,裏のガブリアスとテッカグヤ(オニシズクモ)で詰めていき,余裕があれば,終盤にエレキフィールドを再展開してアローラライチュウで止めを刺す流れが理想的です。
基本選出2
先発
後発
状況に応じて2体
相手のカプ・コケコやカミツルギ,ミミッキュ以外のトリックルーム始動ポケモンが面倒に感じた時に選出。A-1飛び膝蹴りZ(=飛び膝蹴り)をテンプレ型のポリゴン2でも普通に耐えてきますので注意しましょう(コイツ,バケモノか・・・?)。
その他の選出1
先発
後発
状況に応じて2体
その他の選出2
先発
後発
テッカグヤ+(状況に応じて1体)
辛いポケモンまたは並び
(カプ・コケコ+アローラライチュウ構築を使用していた人は以下のポケモンや並びをどうしていたかを良かったら教えてください)
アローラガラガラ+ミミッキュ or テッカグヤ or トリトドン
カプ・コケコ+ミミッキュ
終盤に繰り出されるアローラキュウコン
気合いの襷持ちミミッキュ
S実数値125以上のミミッキュ
突撃チョッキ持ちウインディ
気合いの襷持ちアローラサンドパン
拘りスカーフ持ちバイバニラ
その他思いついたら更新します。
成績
JCSの感想
・上記に挙げられているポケモンやその並びにマッチングし過ぎたり(他の人の放送や情報を見てもそこまでいなかったのに,自分に関しては,特にアローラガラガラとトリトドンとミミッキュは全日程を通してかなりマッチングしている),ガブリアスやアローラライチュウの同速に9割ほどの確率で負けたり等,運が悪い部分もある中,上記の2つにメンタルをやられてしまっている状態のままで潜ってしまい,つまらないプレイングミスをしてしまったことも予選敗退の原因のうちの1つだと考えているため,萎えた試合の後は,飲み物を飲んだり,しばらくベッドに横たわったりして心を落ち着けるということが,この短期決戦では大変重要なことだと改めて実感することが出来ました。
・JCS本戦やWCS,オフ等では上記で挙げたポケモンやその並びの多くは,KPが確実に減ると思うので,カプ・コケコ+アローラライチュウの構築はそのような高いレベルのステージで輝く構築であるのだと思いました。
最後に、記事を見て分からないことや疑問に思ったことがあれば、自分のTwitter(@keima1212ab)に気軽にリプを下さい。
ここまで見て下さってありがとうございました。